12月中旬頃に馬渕個別の英検対策コースというものに体験したのですが、それから受講営業の連絡が全く来ないですね。
英検対策コースって、旺文社が出している英検ネットドリルというものを使って学習を進めるのですが、個別に通うことで、日々の勉強の管理をしてもらえて、通塾時にはアドバイスなどをもらえるらしいのです。
娘の場合、英検2級までは合格していますので、今は準1級をチャレンジしているのですが、なかなか準1級の勉強って自分で進めるのは難しいので、このコースをつかって勉強管理をしてもらおうかと思ったのですが、体験に行った教室では手に負えないと判断されたのかなと思います。
まあ確かに、準1級って、そこらの大学生だと持っていないものですし、そもそも2級までの実力はありますし、さらに、英語を単語や文法から勉強しないで、フィーリングで解いている娘の勉強管理というのは先生にとっては難しいのかもしれません。
連絡が来ないものはどうしようもないので、文句を言っても仕方ないので、親の私にとっては何か方法を考えなくてはいけないと考えています。
それにしても、そちらから英検対策コースの案内をしてきて、体験授業を受けて、その後に音信不通というのも考えものですね。
■娘は手に負えないと判断された?
英検対策の授業って難しいんだと思います。
昔、娘が2級の二次試験対策をしてもらえるところを探したことがあります。
二次試験なので、基本的にはスピーキングの対策になるのですが、かなり断られた経験があります。
その時は小学5年生だったので、5年生で英検2級、それも二次試験となると、そこらの英語教室では断りたくなるみたいです。
最終的には、個人経営でやっている英会話教室で、ネイティブの日本人教師が付いてくれました。
やはり特訓をした成果が出て、当初、二次試験は厳しいかもしれないなと半分諦めていたのですが、余裕の点数で合格できた記憶があります。
それだけ英検対策って、それを本気でやってくれるような場所でないと厳しいです。
とりあえず英検コースを作っておいて、そこに来てくれる学生が、5級~3級に合格したらいいやという感じであれば、適当に授業をしておいても、合格をしてくれます。
ハッキリ言って、そんなに塾が頑張って指導してなくても、英検を受けるということで、過去問をやるだけで合格してくれるので、親は騙されやすいと思います。
合格が塾のおかげだと思いますからね。
今回、いきなり準1級対策をお願いしたので、先生からしたらかなり躊躇したのだろうなと想像できます。
■地域によっては中学生の準1級は珍しくない
けれども、大阪府の高校入試制度では、準1級に合格していれば当日の英語のテストは満点換算してくれるので、生徒は本気で準1級合格を狙っているはずです。
なので、大阪府に教室がある塾では、準1級対策は珍しくもなく、おそらくノウハウもあるでしょうね。
それが我が子の地域では、そもそも英検で当日の英語テストのメリットなんて全くないですし、最近では家庭格差を考慮してか、学校からも英検受験をそれほど推奨しないので、中学校在籍中に英検を全く受験しない生徒も大勢いると思います。
そのような地域なので、そこに教室をもっていても、それほど英検での問い合わせは少ないでしょうね。
だから、生徒が集まらない、先生が集まらない、ノウハウが蓄積されない、結局、準1級のような上位級は対応できない、という流れになるのだと思います。
仕方ないといえば仕方ないのですが、英語は注目されている教科ですし、大学入試の共通テストを見ていても、かなりレベルが上がってきているので、中学生の段階でしっかりと勉強しないと、英語格差がそのまま受験格差に繋がってくると思います。
最終的には、将来的に、仕事をしていても同じ同僚で英語が堪能な人と、全く英語が分からない人の二極化が起きると思います。
文科省が英語に力を入れれば入れるほど、英語の二極化が起きてくるという皮肉な状態になるということです。
■自力でやるしかないので
我が家の場合、私の苦い経験から、今後は英語が使えないとやっていけないと思い、子どもに英語をさせてきましたが、今となっては大正解だと思っています。
まあ、ここまで英語のテストが難しくなって、二極化が進むほどの難易度になるとは思っていなかったですけどね。
けれども、英語にしっかり取り組んでいる学生と、全く英語を無視している学生、これは本当に感じます。
英語って語学なので、やらなければドンドン衰えていきます。
衰える前に、まずは力を付けることが大切なのですが、英語の力を付けるのって本当に時間がかかります。
リーディングやライティングは中高6年間の勉強で何とかなる人は多いですが、リスニングは自分で模索して聴くような努力をしないと聞けないです。
スピーキングなんてもっと時間がかかるもので、リーディングが得意な人でも話せない人は大勢います。
なので、英検などの資格勉強を使って勉強していくべきだと思うんですよね。
結局、英検対策も自力でやっていかなければならないということが分かったので、私流の方法で取り組むことにしています。
リーディングの基本は単語だということで、準1級レベルの単語をスタディギアのアプリを使って勉強を進めてもらっています。
これが正しい方法なのかどうかは、英検を受験してみたら答えが分かりますからね。
何事も模索と挑戦ですね。