週末の土曜日に、コンビニに寄ったら、近くにいた中学生か高校生の学生達が英検の話をしていました。
『明日の英検嫌やな…。無くならないかな。』っと。(笑)
まあ、気持ちは分からなくもないですが、英検は年に3回もチャンスがあります。
ただ、英検の合格を持って、推薦などを狙っている人は、緊張するかもしれませんね。
早め早めに受験して、自分の実力とテストの癖を知ることがとても大切だと思うのです。
私と違って、今の学生は英語を勉強する機会が多いです。
その分、上を、上を狙わされますし、出来る子はかなり上位級を合格するようになっていますが、いろいろな刺激を受けつつ、頑張ってほしいですね。
娘も今回は2級を受験しました。
全くテスト対策をしないで望みましたので、本来の実力でどこまで解けるかを測りたいと思っています。
その成績を見て、今年の10月(来年度)の対策を考えていきたいと思っています。
さて、本日の記事を書こうと思ったのが、ライティング関連の記事のアクセスが、金曜~日曜にかけて急激に増えているからです。
それがこの記事です。
【英検】ライティング0点では不合格である理由…ライティングを捨てては駄目! - なんでも道しるべ
ライティング試験は2017年から始まりましたが、やはりライティングが苦手な人が多いのか、どのように勉強したらいいのか分からないのか、0点だったらどうなるのか、という疑問が多いのだと思います。
■ライティングは書かないと不合格
先ほどリンクを張った過去の記事で詳しく書いていますが、ライティングは書かなくて、0点だったら、その時点で不合格です。
それは、ライティング、リーディング、リスニングの3つの要素が、1:1:1の得点割合で構成されており、ライティングが0点だった場合、他のリーディングとリスニングが満点であっても、合格基準点に到達しないからです。
ライティングの問題点は、解ける/解けない以外に、時間配分の問題点があります。
ライティングとリーディングは同じ時間に解く必要があり、リスニングの時間に入ってしまうと、もうライティングやリーディングを解く時間が無くなります。
したがって、リスニングが始まるまでに、ライティングとリーディングをやる必要があるのです。
■ライティングの問題点は構成にもある
ここで、時間配分の大きな問題点は、問題順(構成)にあります。
英検問題の冊子を見ると、リーディング問題→ライティング問題→リスニング問題の順になっています。
リーディング問題は、短文の穴埋め問題からスタートして、長文穴埋め、長文のQ&Aに進んでいきます。
そして、ライティング問題へと続きます。
良くある話だと思いますが、リーディングの問題に時間を取られ過ぎて、「ライティングに時間が足りなかった」もしくは、「全く手をつけられずに終わってしまった」ということでしょう。
それが、過去記事のライティング0点にアクセスが集まっている原因だと推測しています。
もう一度リンクを貼っておきます。
■ライティング対策では解き方の戦術も必要
ライティングに時間が足りなかったというのは、ハッキリ言って、戦術ミスです。
非常に残酷な言い方になりますが、実力があっても戦術ミスをしてしまったら、成果は得られません。
英検は学生の時に受験する人が多いと思いますが、戦術を考えるのも必要なことであり、学生の間に身に付けておくことが重要です。
何でも、当たって砕けろ!では駄目なのです。
砕けてしまっては、何も残りません。
仕事をしていたら、病気になったり、うつ病になったりします。
したがって、上手く戦術を考えて、それなりに成果を発揮できる人が、社会では生き残りやすいというわけです。
もちろん、英検はマークシートなので、最初から順番に解いていった方が、マークミスという致命的なミスは防ぐことができます。
おそらく、学校の先生などに解き方の戦術を相談しても、先生はマークミスという重大ミスを防ぐために、「前から順に解いた方がいいよ」と言うでしょう。
大人とはそういうものです。リスクを取りません。
したがって、戦術は、自分の性格やスタイル、能力を加味して、自分自身で考えなくてはいけません。
■娘(3級)の場合は長文問題の前にライティングをやる戦術
娘の場合、まだ小学生なので、私が戦術の基本を考えてあげました。
ライティングテストが導入されたのが2017年ですから、昨年の3級のテストではライティングを受けていました。
「ライティングが0点だと不合格確定」ということを知っていましたので、私の戦術は、このような方法です。
- まずは短文穴埋めをドンドンやって、分からない問題は飛ばす。
- 次にライティング問題をやる。
- そして、長文穴埋めや長文Q&A問題をやる。
- 時間が余れば、短文穴埋めに行くが、時間が無かったら、適当にマークしておく。
娘の能力は、長文問題が一番得意だったのです。
したがって、長文問題が得意だという認識が働くと、分からなくても時間をかけて解こうという意識が働くと思ったのです。
自分の得意な問題は何としても解きたいという認識は誰でも持っていると思いますから。
あえて、その得意な問題を最後に持っていきました。
短文穴埋めは最初の問題であり、分かる・分からないがハッキリ区別するので、一気にやることにしました。
そして、ライティング問題を長文問題より先にやってしまうというのがミソです。
それにより、時間を焦らずに、ライティングをしっかり書けるようになると思ったのです。
■自分自身で決めることが大切
娘には最初、このように戦術を教えましたが、今では娘は違うようにやっているようです。
本人が、ライティングにかかる時間がある程度分かるようになっているようで、時計を見ながら、「ライティングを始める時間を決めている」と言っていました。
それまでは、出来る限りリーディング問題をやるそうです。
まあ、あとは自分自身でやり易いようにすれば良いのですが、まずはライティングが書けなかった人は、時間配分の戦術を考えることをやった方が良いでしょう。
せっかく合格できる実力があるのに、全く書けずにライティング0点で不合格なのは、もったいないです。
今回失敗した人は、次こそは合格できるように時間配分の練習も必要かもしれませんね。