いま緊急でブログを書いているんですけど、2024年も終盤に差し掛かり、9月が終わろうとしています。株式市場にとって、9月は歴史的に最もパフォーマンスが悪い月とされていますが、無事に乗り切ることができたようです。とはいえ、依然として市場は不安定であり、10月から年末にかけての動向には注意が必要です。
特に今年は大統領選挙の年ということで、10月も例年に増して市場が荒れる可能性があります。選挙前後の政治的な不透明感や政策の変更が市場に影響を与え、ボラティリティが高まることは過去の傾向からもわかります。そのため、私としては短期的な市場の変動に一喜一憂せず、慎重なスタンスで臨むつもりです。
「下がったら買う」スタンスを貫く
私の投資戦略は、「下がったら買う」という明確なスタンスを取ることです。市場が下がるタイミングを見計らって買い増しを行うことで、リスクを抑えつつも資産を増やしていく狙いです。このために、ある程度の現金を確保しており、いつでも市場が下落した際に追加投資できるよう準備を整えています。
もちろん、市場がこのまま上昇し続け、機会損失になる可能性もあります。しかし、持たざるリスク(投資しないことによる利益を逃すリスク)で焦って買いに走るつもりはありません。むしろ、そういった状況に備えて現金を保持し、適切なタイミングを待つ方が、リスク管理の観点からも健全だと考えています。
大統領選後に期待する年末ラリーとAIブーム
私が最も注目しているのは、11月の米国大統領選挙が終わった後の市場動向です。選挙が終わると、政治的な不透明感が一気に解消され、株式市場にとって好材料となることが多いです。特に、年末に向けては「年末ラリー」と呼ばれる株価の上昇が期待されることが多く、今回もその流れを期待しています。
さらに、AI(人工知能)ブームが再び訪れると見込んでいます。2023年から始まったAI関連銘柄の急騰は、依然として市場の中心にあり、今後も成長が見込まれる分野です。AI技術の進化と普及が、企業の業績を押し上げる要因となり、再び投資家の関心を集めることでしょう。このAIブームをしっかりと捉えた投資戦略を練ることで、資産を効率的に増やしていきたいと考えています。
雇用統計に注目する理由
一方で、リスク要因として注目しているのが米国の雇用統計です。特に失業率の動向には注意を払っています。現在、失業率は低水準にありますが、ここから悪化してくるとリセッション(景気後退)の懸念が強まり、市場が大きく下落する可能性があります。
雇用統計は、米国経済全体の健全性を示す指標として非常に重要です。企業の業績や消費者の購買意欲に直接影響を与えるため、失業率の上昇は市場全体の不安感を煽る要因となります。特に、リセッションが現実のものとなれば、株式市場は大幅な調整を余儀なくされるでしょう。このため、雇用統計の発表日には注意を払い、適切な投資判断を下すことが重要だと考えています。
機会損失を恐れず、冷静な判断を
ここで強調したいのは、機会損失を恐れない姿勢です。たとえ現金を持ったままで市場が上昇し、機会を逃したとしても、それは一時的なものです。焦って投資することで、高値で掴んでしまうリスクの方が大きいと考えています。そのため、私は市場が下がるのを待つという冷静なスタンスを崩さずに、適切なタイミングで投資を再開する予定です。
株式市場は常に上下動を繰り返すものであり、投資のタイミングを見極めることは容易ではありません。しかし、長期的な視点に立てば、過度に楽観的になることなく、適切なリスク管理を行うことが成功への鍵だと信じています。
2024年も終盤に差し掛かり、米国大統領選挙や雇用統計、年末ラリー、そしてAIブームなど、投資家にとって注目すべきイベントが多く控えています。私は「下がったら買う」スタンスを貫き、持たざるリスクに焦らず、冷静にチャンスを待つ戦略を取っています。
市場は不確実性に満ちていますが、適切なタイミングで投資を行うことで、資産を着実に増やすことができると信じています。今後も慎重に市場を見守りながら、年末のラリーやAIブームに向けた準備を進めていきます。