パウエルさん、雇用統計の結果は知らなかったの?
失業率が予想の4.1%に対して4.3%だったという結果を受けて、私が直感で思ったことです。
この結果を知っていたとしても、金利を維持したのか?
それとも、知らずに金利を維持したのか?
変な詮索をしたくなるのですが、この失業率の結果を知らなかったとしたら、それは仕方ないかもしれないので、9月の利下げはもしかしたら2段階落ちるかもしれませんね。
逆に、知っていたとしたら、FRBはあえて後手に回っているということです。
というのは、インフレの時もあったのですが、FRBは金利を上げることが後手になりました。
何度もFOMCの度に0.75%の利上げをしていたことを思い出されます。
今回ももしかしたら、何度も2段階、3段階の利下げをしなくてはいけなくなるかもしれません。
まあ、パウエルさんとしては、失業率の上昇よりも、再インフレの方が怖いのでしょうね。
失業率は金利を下げれば、遅れるけれども、下がってくる傾向はありますし、失業率の上昇がずっと維持することも過去のデータからはあまりありません。
けれども、インフレはしつこいので、なかなかインフレを抑えるのが大変になるのは2023年や2024年を見ていたら分かると思います。
だから、FRBはあえて後手に回っていると考えてもおかしくないと思っています。
■稲妻を取り逃したくないのならJKB
収益は結構下がりました。
今回の下落相場で私は特に売却を何もしていません。
そのまま持ち続けています。
いわゆるジャストキープバイイング(JKB)をし続けています。
ですから、株式市場の打撃をそのまま受けて、資産総額はかなり減りました。
けれども、旧NISAからの含み益はたっぷりあるので、ここでマイナス転落するような状況にもなっていません。
それが含み益バリアです。
相場に合わせて売買をするスイングトレードをやっている人もいますが、そのような人って、含み益バリアがそもそも薄いので、このような急落の時には耐えることができないです。
頭のなかではトータルの含み益は計算しているのかもしれませんが、スマホの画面はマイナスになっているので、それに耐えられなくなるんです。
だから、下手にトレードをしないで、しっかりと含み益が得られる時には何も考えずに含み益を持っておく方が良いってことです。
まあ、NISA枠を売買してしまうと、今年の枠が減ってしまいますし、特定口座の売買をしてしまうと、含み益の場合は税金が取られるので効率悪いですからね。
そして、もう一つの理由は、稲妻を取り逃す可能性があるということです。
これまでの歴史上、稲妻が発生する直前は大きく下落しているときが多いです。
今みたいな大きな大きな下落の直後に大きな反発の稲妻が発生していることが多いんです。
それが今回にも当てはまるのかは分かりませんが、もしかすると、FRBが緊急利下げを実行するかもしれませんが、連銀総裁などが利下げ推奨の発言をするかもしれません。
主要なビックテックの決算発表はひと段落しましたし、主要な経済指標の発表もひと段落したので、ここでの要人の発言は大きく反応するの可能性が高いです。
なので、市場に残っておくほうが、実のところ効率な運用ができている可能性があるってことですね。
■レバナスいつまで持ち続けるか問題
私の今の一番の関心事はレバナスのETFをどこまで持ち続けるかです。
NISA枠や特定口座の投信は、売却する気がないのですが、ETFでそれもレバナスなので、これはどうしようかと迷っています。
まだプラスになっていますが、買ったのは4月の調整時で、例のミサイル誤報の時に大きく買い増ししました。
そこからは全く買い増ししておらず、今は4月の水準の基準価額で持っています。
金曜日の下落を受けて、あとNASDAQ100が2~3%下げたらマイナスに転落する状況にあります。
株式相場が下値を切り上げて上昇するのであれば、今回の下落でも4月までは下落しないかもしれません。
チャートをよく眺めている人は分かると思いますが、3月~4月の上値が今のサポートラインになっているんですよね。
NYダウは少し割れていますが、NASDAQ100はちょうどサポートラインで保持されている状態、S&P500はまだ少し距離がありますが、あと一段さげたらサポートラインです。
そのような状態なので、私はチャートの崩れ方が非常に気になって見ています。
今は確実に握力が試されている段階です。
これから先、大きな資産を資産運用しようと思っているのなら、このくらいの調整レベルでビビっていた何もなりません。
相場はしっかりと眺めるが、資産の減りにも前向きに見つめなくてはいけない、そのような忍耐が試されている相場なのかなと思いますね。