因縁の雇用統計は完勝で突破しました。
米国株はこの2ヵ月、雇用統計が原因で下落をしていました。
日本株の令和のブラックマンデーも、日銀の利上げが原因だと思いますが、最後のトリガーは雇用統計でした。
金曜日の雇用統計の結果がきっかけで、月曜日のブラックマンデーを引き起こしたわけです。
米国の雇用統計はそれだけの爆発力があります。
そして、昨日の雇用統計はその爆発力が良い方向に働きました。
失業率は予想よりも低く、求人件数は予想よりも良かったわけです。
利上げ局面ではバッドニュースはグッドニュースになっていたわけですが、今はグッドニュースがグッドニュースになります。
なので、失業率の低下はリセッション懸念を払拭するための材料、求人件数の増加は米国経済は強いという証拠になったわけです。
この結果を市場は好意的に受け取りました。
発表直後、株価のプレは上昇で反応し、ドル円も上昇で反応したわけです。
日本人の米国株投資家にとっては、株高円安というのは最高の結果なわけですから、これはかなり嬉しく思った人が多いでしょうね。
米国株は7月から下落が始まったわけですが、この10月までかなり投資に対して後ろ向きな人が増えた印象があります。
私のブログのアクセス数を見ていたら分かるのですが、投資関連で検索してヒットしてくれる人がかなり減っています。
以前に書いた教育系の記事の方が見られているんですよね。
なので、投資から身を引いた人が多いんだと思っています。
実際、インフルエンサーも令和のブラックマンデーで損した人がいますからね。
素人の中でも損した人も多いでしょうし、それを見ていた人も近づきたくなくなる状況だと思うんですよ。
だからこそ、今回の雇用統計の通過、そして、株高、円安という良い状況は、もう一度投資家を読み込む状況になっているのではないでしょうか。
■7月の最高値更新を目指してほしい
投資信託の収益は、前日からあまり変わりませんでした。
月曜日の更新が楽しみですね。
ひさびさに楽しみな日を迎えることになりそうで嬉しいです。
株高と円安でおおよそ2%は上がると思っていますし、特にFANG+は3%近くあがりそうな気配なので、平均的にはもう少し上がるかもしれません。
けれども、これで気を抜いたらダメなんですよね。
実際、7月上旬の最高値の時からは、まだマイナスになっています。
あの時の資産最高値を更新するために、私は持ち続けているという気持ちがあります。
あの最高値から二度ほど大きな下げがありましたが、ポジションをあまり小さくしないで、新NISA枠だと買い増しするような気持ちで望んでいるのは、やはりもう一度あの最高値を更新したいと思っているからだと思います。
相場って、上がりすぎたら下がりますし、下がりすぎたら上がる傾向があります。
平均回帰という言い方がされますが、それが株価の長期トレンドなので仕方ないですよね。
今のところ、長期目線でチャートを眺めると、かなり高めみたいなので、長期的にも調整が起きるというのは心に留めておきたいと思います。
■次の雇用統計はFOMCの前
雇用統計が無事に通過しましたが、次のFOMCって11月なんですよね。
11月の雇用統計発表は次のFOMC前にあるので、もう一度雇用統計の発表が重要になってきます。
ここでの失業率の上昇は利下げ幅に影響を与えると思いますし、もし失業率が低下するようなことがあれば、利下げは行わないという可能性だって出てくるので、ここは注目したいところですね。
なんか、今の米国株のPERが歴史的に見ても高いということを聞いて、これはちょっと無視できないなと思っています。
やはり株価って徐々に上がる方が良いんでしょうね。
一気に駆け上がると、必ずどこかで水を差すことがあります。
徐々に調整しながら上がっていくと、それは継続性があるというか、逆に安心感があるというか。
次に急激に上がった時には、喜ぶのではなく、一旦利確というのも視野に入れておく必要があると思っています。