なんでも道しるべ

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【数学テストで露呈】難問課題のテストで「主体的に学習に取り組む態度」が判断された理由

学校の通知表の評価観点には、「主体的に学習に取り組む態度」があります。

その名のとおりではあるのですが、評価方法が変わって、名称が変わりました。

以前は、「関心・意欲・態度」という表現だったので、そちらの方がしっくりくる親が多いかもしれません。

結局は、積極的に取り組んでいるかどうかって話ですよね。

この観点は、非常に評価が曖昧というか、テストの点数などで評価されないので、提出物や授業態度などで評価されます。

けれども、今回、テストの点数でこの評価がされることがありました。

それが夏休み明けのテストです。

なぜ、テストで主体的に学習に取り組む態度が分かるのか。

それは簡単で、テストの問題と答えがすでに配られていたからです。

入試過去問から抜粋された課題集だったので、取り組む生徒からすると、かなりの難問ぞろいで大変だったようですが、これを乗り越えれたかどうかが評価ポイントです。

問題と解答が配られているので、いくら難しくても、究極論をいれば、理解できない問題は解答丸暗記すれば高得点が取れる訳です。

それすら放棄している人は、この観点の評価を落とされても仕方ないです。

■入試過去問の課題で脱落者続出

夏休み明けテストの結果はまだ返却されていないのですが、おそらく、コロナなどで登校できない生徒がいるので、処置として追試ができるようにしているのだと思います。

でも、先生はすでに採点はほとんど終わっている状態です。

授業中に先生から言われたのが、「今回のテストで、学年の中で主体的に学習に取り組む態度がA評価になるのは7~8人しかいない」ということらしいのです。

まあ、娘は、90点台後半から100点を狙っていたので、それなりに勉強していたと思いますが、大半の人はテストの点数がボロボロだったようです。

理由は簡単です。

問題が難しすぎて、手も足も出ないから、やる気が無くなってしまったからです。

娘は、数学は得意ではなく苦手な分類ですが、定期テストでは評定5をもらっています。

苦手とはいえ、評定5をもらっていても、今回の課題は20問近くをオンライン家庭教師に相談して、解説を聞いていました。

ハッキリ言って、自力ではどうしようもできない問題が溢れていたのです。

入試問題なので、それは仕方ないですよね。

定期テストと違い、3年生最後の入試問題なわけですし、合否を競わせる問題なわけですから、簡単な訳がありません。

難しくて当たり前なのです。

■提出を求められないと取り組めない人達

難しい問題の課題が出された時に、自分で解いてみて、分からない問題を諦めるのか、それとも、学校の先生や塾の先生、もしくは、娘のように家庭教師の先生に確認するのか、そのような行動が今回のテストの結果に繋がっています。

ほとんどの生徒が、途中で解くのを諦めてしまって、夏休みの課題すら中途半端に終えています。

もちろん、先生は課題を解いたノート提出を求めていなかったので、諦める原因の一つになったのかもしれません。

けれども、逆に言うと、主体的に学習に取り組む態度というのを測る絶好の機会だったということです。

学生というのは、課題があって、提出を求められるから一生懸命取り組む人がほとんどです。

自ら自分の能力アップのために取り組む人は、ほんの一握りです。

なので、自分を縛るために、塾に通ったり、予備校に行ったり、通信教育を受けたりするわけです。

今回の夏休みの課題は、ノート提出は求められなかったけど、テストの結果により判断されたということです。

諦めてしまった人の問題なわけです。

■親ができるサポートもある

とはいえ、娘も、娘自身が、自ら課題に100%しっかり取り組んだわけではないです。

私がオンライン家庭教師というものを当てがい、それの相談課題として利用したことがきっかけです。

家庭教師の機会がなかったら、もしかすると、娘も諦めていた層に入っているかもしれません。

娘自身も、学校の先生や塾の先生に質問に行くのを基本的には嫌がります。

理由はおそらく、先生にバカにされたくないとか、それ教えたでしょと言われたくないとか、顔を気にしてしまうとか、そのような理由だと思います。

したがって、授業を受けていない人の第三者への相談ができる環境というのは非常に重要だなと感じられる話題でした。

学校の先生は、分からないなら聞きに来ればよいのにという感じだったと思います。

夏休みも開放されていましたし、夏休みの宿題の相談日もありました。

そのような機会を使わなかった人は、主体的に学習に取り組む態度の評価を落とされても仕方ないのかなと思ってしまいます。

実際、娘は、今回かなり苦労して課題をやった自負があるようで、計算が速くなったと言っていますし、自分自身はカテキョの先生に教えてもらって理解しようと努めたと感じているようです。

先生はこのような状況になっているので、救済処置を考えているようですが、それはそれで娘は不服そうでしたね。

人の評価はどうでもいいんです。

結局は自分はどうするのか、何をしていくのか、そこが肝心なのですから。