なんでも道しるべ

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【FANG+銘柄入替の真実】FANG+最強伝説!組入基準が不明で大炎上することもあったがスッキリ解決!

いま緊急でブログを書いているんですけど、FANG+インデックスの今回の銘柄入替の物議が解決しました。

テスラが除外されて、なんでだ?って話が至るところで勃発していたのですが、トランプ前大統領とイーロン・マスク氏が仲良くしているから外れたのではなく、スノーフレイクがバフェット銘柄で無くなったから外されたのではなく、サービスナウやクラウドストライクが何か積んで採用してもらったわけではなく、きちんとしたルールに乗っ取って入替されていたということが明確になったわけです。

先に自分の意見を言わせてもらうと、このルールをきちんと説明してこなった大和アセットが悪いですね。

私もFANG+インデックスを買うとき、買った後、大和アセットのホームページなどの資料を読みましたが、どこにも明確なルールが説明されていなかったのです。

FANG+インデックスを劇押ししているユーチューバーの風丸さんですら、このルールを理解していなかったので、なんでテスラが外れたのか?ってメンバー動画が出ていたくらいですからね。

これまでも、FANG+の選定基準は分からないとか、適当に選んでいるとか、インデックスではなくアクティブだろとか、そのような意見が多かったのですが、今回の銘柄入替説明資料できちんと説明されていたので、これでこのような話はもう一切なくなりますね。

良いことだとは思いますが、これによって、銘柄入替の先読みができるようになったので、先回りをする輩が増えそうですし、それをネタにした動画が増えそうな予感です。

今回も、新規採用銘柄は採用後に利確に押されています。

採用プレイ的に、採用前に仕込んで、採用されたら利確していく、そんな流れが出ているような気がします。

この辺りは有名かつ人気のファンドになってしまったから仕方ない部分があるのかもしれませんし、他の主要なインデックスファンドでも同じようなことがあるみたいなので、仕方ないことなのかもしれませんね。

■4つの項目の順位を加重平均して総合順位を算出

FANG+インデックスって面白いファンドで、10銘柄均等割、主要6銘柄(メタ、アップル、アマゾン、ネットフリックス、マイクロソフト、アルファベット)は原則固定というファンドです。

そして、他の4銘柄は、あるルールに基づいて採用するということになっています。

そのルールというのが、採用セクターが決まっていて、そのセクターに所属する銘柄から、時価総額(35%)、1日平均売買高(35%)、直近12ヵ月株価売上高倍率(15%)、直近12ヵ月株価売上高成長率(15%)で、これらから総合順位を出すというものでした。

ここで誤解があったのが、この総合順位の出し方ですが、時価総額であれば、テスラが大きいですし、1日平均売買高もテスラが多いので、これらが各35%も比率を占めているのに、なぜ外れるんだ?って話だったんです。

けれども、実際のルールは違って、4つの指標は、それぞれで順位をつけて、その順位を加重平均して総合順位を出すということでして、順位で判断するってことなんですよね。

だから、1位に近い方が順位が上がるってことです。

時価総額が大きい方が有利とか、売買高が高い方が有利とか、そんな実際の値で勝負しているわけではなく、あくまで順位だということなんです。

これがFANG+の採用ルールのミソであり、日本人のほとんどの人が分かっていなかったルールだったと思います。

それで、今回、銘柄入替になった順位表が下記になります。

(引用:FANG+指数銘柄入替えのお知らせ/大和アセット)

確かに、クラウドストライクが総合3位で、サービスナウが総合4位なので、採用で、テスラは11位で、スノーフレイクが14位なので、外れることになりました。

各項目で順位付けして、その順位を加重平均して総合順位にしているなんて、それは不意を突かれましたね。

■総合11位以下にならないと除外されません

一点注意事項としては、除外される基準なのですが、これはあくまで11位以下に落ちないと外れません。

そして、外れた銘柄がないと、新しい銘柄は採用されないので、10位以内に留まると残留されるってことです。

下記が前回6月の総合順位です。

(引用:FANG+指数銘柄入替えのお知らせ/大和アセット)

スノーフレイクが6位、テスラが9位ですので、ルール上は残留することになります。

いくら、他の銘柄が総合順位で上に来ても、11位以下にならない限り外れないので、これはなかなか外れるのも相当下げないといけませんね。

実際、テスラは収益が下がっていましたし、スノーフレイクは株価が下落していたので、ようやく外れたという感じになるのかもしれません。

そして、採用は運にも左右されそうな気がします。

いくらイケイケ状態でも、外れる銘柄がいないといけませんし、その時に、総合順位で上位銘柄にいないといけないです。

今回の9月の総合順位を見ていると、パランティアなんて惜しいんですよね。

株価売上高倍率が4位まで上がってきているので、私的にはサービスナウよりも期待あるんじゃ?って思ってしまうのですが、これがルールなんでね。

このルールがインデックスファンドってことです。

ようやくこれでスッキリして、FANG+インデックスに追加投資できそうです。