高校受験のパターンって、大きく分けると4つあるとのことです。
先日、塾講師の先生が分類されていて、高校受験をする人が、大学受験において、いかに中学受験組に対抗できるようにしておくかという点においてアドバイスをされていました。
この内容が非常に参考になりましたので、記事で紹介しておこうと思います。
■受験情報が得やすい現代
公立中学に通っている中学生は、高校受験が必要になりますが、最近は大学受験をする学生が増えているので、大学受験を視野に入れた進学パターンを考えなければなりません。
大学受験の場合は特に、中学受験組と勝負することになりますし、さらに地域は関係なく、全国勝負となりますから、より戦略的な準備が必要となります。
私もこれまではそのような受験に関する知識が無かったので、井の中の蛙と言いますか、やはり受験は情報戦ですし、親が難関大学に行っていれば、それらの経験が非常に大きい訳です。
自分自身は、いわゆる旧帝大や早慶などに通っていたわけではないですから、様々なところから情報を得ることをしています。
今は、YouTubeやGoogleという便利なツールがあります。
情報を得ようと思えば、何かしら得ることができます。
上手く取捨選別して有益な情報を掴めば、かなり有利に進めれるような気がします。
■高校受験組の4つのパターン
今回、高校受験組の進学パターンが示されていました。
そのパターンは下記の4つです。
- いわゆる超難関私立進学校(灘や開成など)への進学
- 大学一貫校や提携校への進学
- 地元の公立トップ校への進学
- 特に志望校はなく、学力で行けるところに進学
上位の3つは目的がはっきりしている進学ですが、4つ目については、少しは考えるが基本は学力に伴った進学先を選択することになります。
大半の高校受験組は4つ目なのかもしれません。
けれども、大学進学で旧帝大や地方国立、早慶上理、MARCH、関関同立などを考える場合は、しっかりと戦術を考える必要があります。
特に、旧帝大や早慶でしょうか。
まあ、元々学力の高い人は、4つ目ではないと思いますが、1~3については特に考えずに受験・進学している人も多いと思います。
けれども、大学受験までを考えて、準備した方が良いに決まっていますし、さらに中学受験組は地盤がしっかりしている上に、6年間で受験準備ができるというアドバンテージがありますから、高校受験組は不利です。
その点はしっかりと考えて、進学先、受験対策する方が良いです。
■1つ目の学生は受験にまっしぐら
上位3つの中で、2つ目の大学一貫校や提携校に進学するという人は、大学受験を推薦枠で進むことを考えていると思いますから、特に大きな問題にはなりません。
問題は1つ目と3つ目で悩むという点です。
悩む点は、主に内申点です。
1つ目の場合は、難関私立高校ですから、中学時代の内申点はほとんど気にしなくても良いです。
受験一発勝負ですから、本番で点数が取れれば合格ですし、届かなければ不合格になるだけです。
すごくシンプルですし、受験への努力が目に見えて分かります。
また、難関私立高校ですから、受験準備ですらすでに大学受験並みの勉強をしていますから、実力が相当につきます。
もし不合格であったとしても、どこかの私立には引っかかると思いますし、3年後の大学受験で挽回すればよい訳ですから、ある意味、腹をくくって対策ができます。
問題は3つ目を目指す中学生です。
我が家も3つ目を目指している訳ですが、実は様々な落とし穴があります。
■3つ目の学生は中学の成績に甘えないこと
3つ目を目指す中学生は、公立トップ校への進学です。
公立なので、内申点が大きく影響してきます。
地域によってルールは異なりますが、本番のテストと内申点が50:50というところが多いのではないでしょうか。
さらに、内申点は副教科(実技教科)のウェートが大きいところが大半なので、中学時代は副教科にも時間を割かなければなりません。
これらが、高校受験だけの取り組みになり、大学受験の役に立たないのが問題なのです。
また、公立トップ校を狙えるということは、地元の公立中学では成績優秀な人が多いです。
実はこれも問題で、自分は賢いと勘違いしてしまうということです。
世の中は、中学受験組もいれば、先ほどの難関私立高校を目指している中学生もいるわけです。
地元中学でいくら成績が良くても、大学受験ではたいしたことないということです。
大学受験は全国レベルの戦いですから、これらのことを意識して準備しなければなりません。
まずは、公立トップ校へ合格することが第一になりますが、それだけだと大学受験では負けることになりますから、旧帝大や早慶には合格できないことになってしまいます。
それに対して必要なことは「先取り学習」しかありません。
中高一貫校や難関私立高校の生徒と勝負するには、それしか方法がないのです。
その辺も意識して、中学生活を過ごすことが大切だということです。
詳しい、先取り学習に関しては、次の記事で書きたいと思います。