一昨日の爆上げから、昨日は小休止するかな?と思っていたのですが、蓋を開けてみれば上昇ということで、これは相場の状況としては良い傾向です。
ただし、一番気になるのは、ヒンデンブルグオーメンの点灯がまた起きたということです。
これで、9月は3回のヒンデンブルグオーメンの点灯であり、これは何か良くない兆候なのかもしれません。
有効期間は1ヶ月、確率は80%で、5%以上の下落が起きると言われているのがヒンデンブルグオーメンの点灯となります。
4つの指標から点灯を決めるようですが、市場がいびつになっていると起きやすいので、今の市場はいびつなのでしょうね。
まあ、俯瞰して見れば、それは納得できるはずです。
そもそも、7月中旬からビックテック相場崩れ、8月上旬には円キャリートレードが崩れたことによる日本版令和のブラックマンデー、そして、利下げ期待とリセッション懸念、かなりボラティリティが高くなっている相場なので、今は本当に一喜一憂してしまいます。
6月迄はスルスルと上がっていたので、この時は大きな暴騰もあまりなく、大きな下落もあまりなかったので、今の相場は揺さぶられています。
加えて、日本人投資家にとっては為替の影響が大きく、160円台から一気に140円まで戻してきていますから、これはこれで円高による資産現象が出てきています。
日本人が投資から離れてしまうのも仕方ない状況なので、今の状況でも相場に居れるということが、握力の強さを物語っているのかもしれませんね。
■ひさびさに3%を超える上昇
投資信託の収益は、ひさびさに3%上昇が見られました。
とても懐かしい感じがします。
6月までには極まれに大きな上昇をする時がありました。
この時までは、米国株価の上昇もありましたが、どちらかというと為替で儲かっていた部分がありました。
株価と為替、両方が上昇して、2%とか3%とか上がる時もありましたからね。
それが今となっては、為替はスルスルと下がってきていますし、株価も上昇時は小さく上げて、下落時は大きく下げる状況になっていますから、3%~5%の下げはあっても、3%の上昇は滅多に見れませんでした。
それだけ今の相場はボラティリティが高く、軟調であるということです。
株式投資はやれば儲かると勘違いしている人は今の下げ相場は耐えられないでしょう。
年利5%くらいが普通で、上がる時もあれば、下がる時もある、時には含み損だって経験して当たり前、暴落時には20%下落や50%下落もあり得る、このように考えている人は、今の下げ相場でも握力高く持ち続けられていると思いますね。
■週末下落を気を付けつつ来週のFOMCをにらむ
今日の相場は、金曜日の週末ということで、週末特有の利確が入る可能性が高いです。
今週は良く上げていますからね、利確勢が増えるのは仕方ないことかと思います。
あまり目立った指標はないのですが、輸入物価指数や消費者信頼感指数の発表があるので、21時半や23時という時間には動きが大きくなるかもしれません。
とはいえ、重要な指標のCPIとPPIは無事に通過したので、次は来週のFOMCに向けた利下げ思惑というのが一番だと思っています。
利下げは確定、あとは0.25%なのか、0.5%なのか、という話です。
昨日までの物価指数を見ている限り、0.25%が一番確率高いと思いますが、それでもまだ0.5%の思惑が残っていますから、それが剥がれた時の下落は覚悟しないといけないかもしれません。
普通に考えると、1回目の利下げでいきなり0.5%なんてあり得ないと思うんですけどね。
FRBだって様子を見たいと思うでしょうし。
ということで、今週もあと1日なので、相場に一喜一憂しないで、心穏やかに見守りたいと思います。
心臓に悪いので、急な大幅下落だけは勘弁してほしいです。