女子を娘として持っている親として、非常に興味深い記事がありました。
理系の進路を選択して、数学の授業をより多く受けることで、収入の高くなるということです。
まあ、分からなくもないですが、日本人は女子の方が数学を苦手とする人が多いということで、普通にしてしまうと、数学をそれほど必要としない文系に流れるケースが多いと思います。
ちょっと無理してでも数学に力をいれるべきかと思いますし、逆に言うと、英語をはじめとした語学を得意とする女子が多いので、安易に文系に流れずに、理系で頑張るのも一つの選択肢ではないかと感じます。
■高等数学の機会が収入を増やす?
男女の賃金格差が問題になることが多いが、それはおよそ34%もあるらしい。
研究の結果、その賃金差の5分の1の理由として、高等数学の授業経験の有無で説明ができるらしい。
女子が数学を苦手とする人が多いことからも、理系に進む人が減るわけで、それゆえに、賃金格差につながっていると考えられるとのこと。
理系を選択肢、高等数学の授業を受ける機会を得た女子生徒は、その後、収入の高い技術系の就職をする割合が高く、理系の博士号を取得したりするケースも多いということ。
確かに、技術系に女性の割合が減ってきますから、女子が専攻することで、男性にはできないパフォーマンスを発揮する機会が大いにあると思います。
さらに、語学が得意であれば、語学を兼ね備えた理系女子というのはなかなかの希少価値であり、収入が高くなるのも納得できます。
文系の就職先だとパイに対して狙う人数が多くなるのでレッドオーシャンですが、理系の就職先だと人数が少ないのでブルーオーシャンとなります。
ただ、理系の方が優秀な人が多くなると思いますから、単に競争人数が少ないというだけでは、自分に実力がないと辛いのも確かです。
■日本の女子は数学が苦手?
理系に進む場合、数学の学力が必要となりますが、日本の男女差は18点もあるらしいです。
ちなみに、世界の平均点差は11点ということです。
基本的に、数学は女子よりも男子の方が得意なようですが、日本の場合は点数差がさらに広いということで問題視されています。
なぜ、女子の方が数学は苦手なのか?については明確な答えは出ていないようです。
男の子の方がブロックが好きだとか、ゲームが好きだとか、数学が好きになる要素は男子の方が多いのかもしれません。
数学は、計算だけでなく、空間認識能力など少し変わった力も必要となりますので、決まったことをきちっとこなす女子であると、数学の分野は若干発揮できないのかもしれませんね。
■算数や数学を解くには方向性のアテが大切?
我が娘を見ていると、一般的な統計と同じく、算数が少し苦手なように感じることがあります。
計算が遅いとか、ケアレスミスをするとか、いわゆる苦手教科の定番な弱点はありますが、それ以前に、算数感覚というものがちょっと乏しいかなと思っています。
高度な数学出ない限り、算数レベルであれば、正解の数字を出す前に、まずは大小や増減などの方向性を考える能力でも解けます。
それらのアテをつけて、具体的な数字に落とし込んでいくのが解法だと思えるのです。
そのアテをつけるのをやらないので、間違った方向性で一生懸命計算して、結局間違えるのですが、それに気づく子であれば、無駄な時間を費やさずに修正できます。
算数が得意な子と苦手な子では、その辺りの全体的に眺める力の差でないかと思えるのです。
■中学受験の良問を解いて実力をつける?
最近、中学入試の問題を解き始めています。
受験をする・しない、合格レベルへの到達の有無ではなく、中学受験をする人であれば、これくらいの問題を解いて実力をつけているので、いま、この時期に必要なことだと思い、始めています。
せっかくなので、記念受験程度に受けてみようかと思ってはいますが。
いま取り組んでいる中学校の過去問を見ていると、良問であることが分かります。
特殊な計算をするわけではなく、誰もが思いつかないような、ひらめきを必要とするわけではないのですが、問題文をしっかり読んで、きちんと計算の方向性を見定めることができれば、それほど難しい計算をしなくても、答えにたどり着けるような問題です。
小学校や塾では、このような問題文は無いだろうなと思えるくらい、表やグラフを多用しており、より実践に近いような問題になっていると感じます。
このような問題を解くことで、応用問題に慣れる、思考力を高めることができると思っています。
中学生になると、文字式になったり、マイナス領域が出てきたりして、なかなかこのような問題を解くチャンスがありません。
小学生の間にできる問題にチャレンジしておくことも、理系を志すために、数学の苦手意識を無くす意味でも良いかと感じています。