中東の地政学リスクで上昇相場に水が差されました。
9月は下落アノマリーを払拭して、上昇で終えたのですが、月が変わってさっそく地政学リスクが勃発です。
前々から警告されていたことなので、それほど驚きはないですが、それでも株価は下落して反応しました。
意外だったのが、為替はそれほど円高に振れていないんですよね。
これまでだと、地政学リスクが高まると有事の円買いになっていたのですが、今回はそこまで円高に振れず、少しだけ上昇を削った感じになっています。
有事の円買いというのも、そろそろ終わりなのかもしれませんね。
対して、VIX指数が20前後に上がりました。
少し警戒の20付近なので、短期的には調整になってもおかしくないと思っています。
とはいえ、一昨日にS&P500指数は最高値更新したので、株価指数としては結構高値圏にいると思いますので、ここで有事だから買いに行こう!とはなりにくいかな?と思います。
もう1段、2段下げれば、それは押し目買いを狙えるチャンスなのかもしれません。
ただ、来月初旬には米国大統領選が控えていますから、短期的にここで買っていくのは少し早いかもしれませんし、逆に、年末までここしか買いポイントは無いかもしれません。
年末ラリーをどう読むか、リセッション確率をどう読むか、その辺りが判断の見極めポイントかと思いますが、私個人的にはもう少し買いポイントを引き付けたいところです。
■成長投資枠が無くなりました
投資信託の収益は少し戻しました。
石破ショックから若干戻しましたが、せっかくの円安反発をブーメランにされてしまったのは悔しいですね。
ついに、完全に新NISAの成長投資枠の残り枠が無くなってしまいました。
積立の設定はしているのですが、それが実行されずにエラーが発信されています。
ここからは、つみたて投資枠で買っているFANG+インデックスをそのまま買い続けるのと、特定口座で買っているレバレッジ型FANG+少しずつ積み立てていく状況ですね。
今年はこれ以上無理をして投資をしないで、相場を見守るってことと、来年度早々に新NISAに突っ込むための資金確保をして行きたいと思っています。
■雇用統計に向けたポジション整理
今週は金曜日に発表される雇用統計に向けた様子見週になりそうです。
雇用統計が悪い結果だともう一段下げることは想像できますので、それに向けてポジション整理となりそうな気配がします。
ここ2ヶ月間は雇用統計で相場が大きく動いているので、今月も警戒される可能性は高いと思っています。
ここから失業率が上昇してしまうと、これは本当にリセッション懸念が出てくると思いますし、逆に失業率が下がると、金利を急いで下げる必要が無くなるって話になると思っています。
どちらも株価にとっては下げ要素なので、一番好ましいのは予想と一致することでしょうし、ズレるとしても、失業率が下がる方にズレた方が、リスク的には少ないようになると思っています。
この辺りも、結果は蓋を開けなければ分からないので、予想しても当たらないと思いますし、ここで突入したらギャンブル性が高くなってしまいます。
突入もダメですし、引くのもあまり良い方法だと思っていません。
いま必要なことは耐えること、様子を見続けること、だと思っており、それができる相場だと思っています。
8月、9月の状況だと、相場が下げ過ぎて、リスクオフの雰囲気がヒシヒシと伝わっていましたからね。
今日は地政学リスクで下げましたが、今ここで買うのはあまり良くないし、売却してポジションを軽くするのも良くないと判断し、放置しておこうと思っています。
雇用統計の発表でもう一段下げたところで買い増しするのが良いかなと思っています。