週明け月曜日の米国市場は上昇しました。
ここまで大きく下げていますから、1日くらい反発してもおかしくないです。
ポイントは、この上昇が何日も続けることができるかどうか、NASDAQ100やS&P500が再び最高値更新を狙える位置まで戻るかどうか、そこだと思います。
重要なのは決算発表です。
日本時間の明日の朝にはグーグルとテスラの決算発表があります。
特に注目なのがガイダンスです。
見通しが予想よりも高い場合にはおそらく大幅に上昇し、NASDAQ100やS&P500を牽引して、再び上昇局面に持って行くことができるかもしれません。
逆に、見通しをミスしてしまった場合には、昨日の上昇なんて一瞬で吹っ飛んでしまうと思います。
それだけ、今の相場は浮かれて見ることはできないのです。
CPIの発表やトランプ優勢の流れから、小型株へのセクターローテーションが起きましたが、結局、それは株価全体の下支えになったとしても、チャートの史上最高値を更新するようなパワーを持っているわけではないです。
S&P500やNASDAQ100の最高値を狙うのであれば、やはりビックテック、特にマグニフィセントセブンの決算が重要になってきます。
これからもこれらの企業が伸びると確信できた場合には、トランプラリーや利下げ局面を巻き込んで、さらなる上昇相場がやってくるような気がしています。
■収益はボコられています
投資信託の収益はコテンパンにやられています。
金曜日の米国相場は半導体規制の影響で軟調でしたし、ドル円も全くサポートされないので、円建ての資産はドンドン目減りしていきます。
とこまで耐えられるか、忍耐力勝負になっており、リスク資産を持っていても下落に耐えられない場合には手放してしまう人が多発しています。
逆に、この程度の下落は想定内って思っている人は、まあ、カラ元気なのでしょうが、何とかホールドできているみたいですね。
私は後者なので、もちろん、資産が減っていくのは嫌な気持ちになりますが、ここまでの上昇を見ていると、この程度の調整は普通にあるだろうなと思っていたので、ようやく来たかという感じなのです。
自分自身でコントロール出来ていたと思うのは、6月から7月上旬にかけての急上昇相場で、上値を追いかけなかったことです。
あの時は持たざるリスクが意識されるほどの上昇ぶりでした。
特に、FANG銘柄やNASDAQ100の上昇は凄かったので、あの相場に酔ってしまうと、追い金してしまう人が出てきてもおかしくないです。
そこを、いつか下落が来るからと、現金に手を付けなかったところが、今の下落で耐えられている要因だと思っています。
新NISAの最低額しか投資していませんでしたからね。
もっというと、新NISAを一括投資して、追い金ゼロの方が良かったのかなと思っているくらいです。
まあ、一括なのか積立なのかについては、あくまで結果論ですからね。
どちらが良いなんて、投資を始める前に分かる訳がないのです。
■決算プレイはしません
今夜の米国相場は決算発表前ということで、様子見相場になると予想しています。
昨日の上昇が結構強かったので、ポジション整理で少し下げることは想定しておかなければならないと思っています。
あとは決算プレイにならないようにするべきなのですが、難しいですね、今ここで決算を怖がって手放してしまうと、ここまでのブル相場で頑張ってきた複利の効果を使えなくなります。
利確することは大切な手法ですが、特定口座の場合には利益の約2割を税金で持って行かれますし、新NISAの場合は今年の枠を消費してしまいます。
なので、よほどのことが無い限り、利確するのは良い手ではないと思っています。
今回も別にグーグルとテスラに賭けるわけでは無いですが、下手に動くよりも決算を見届けた方が精神衛生上は良いかな?って思っています。
スイングトレードって思ったよりも難しいですからね。
ここで買うのも売るのも、次の売りと買戻しのことを考えると、今の相場ではあまり得策とは思えないのです。
まあ、私の場合は、とりあえずはこのままステイをして、決算発表を祈って待ちたいと思います。