マズイです。9月の終盤のブログ記事ですが、ひふみアカデミーのことを書けていません。
9月のひふみアカデミーが9月上旬にアップされていますが、全く見られていませんでした。
言い訳としては、時間が無かったこともありますが、いざ見ようと床についてからYou Tubeを開くと、10分程度で寝てしまうことが数日続き、ひふみアカデミーを最後まで見るのに何日もかかっていまいました。
さて、ひふみアカデミーの内容紹介とド素人ながら感想を書きたいと思います。
■8月騰落率は海外株で持ちこたえる
8月の振り返りということで、1ヶ月騰落率です。
・1ヶ月騰落率(2018年8月)
- ひふみ投信 -0.12%
- TOPIX(配当込み) -1.00%
あれ?8月って日本市場はマイナスだったけ?と思いましたが、ブラスだったのは日経平均だったようで、TOPIXはマイナスで終わったようです。
為替が円安ドル高に動いていましたので、外需の値がさ株の影響の強い日経平均株価は上昇していたようですが、日本市場全体のTOPIXは軟調でした。
ひふみ投信もマイナスでしたが、ひふみ投信は2017年から海外株を保有しているので、米国株が上昇した効果によりマイナスを打ち消したようです。
基準価額への寄与の詳細としては、下記となり、トータルは-12円となります。
- 内需グロース -71円
- 内需バリュー -170円
- 外需バリュー -61円
- 外需グロース -45円
- 海外株 +335円
しかしながら、基準価額は7月末が51,205円で、8月末が51,146円となり、-59円で計算が合いません。
-12円から-59円にマイナスが拡大したのは、何なのか?
私が想像したのは、ひふみが軟調であり、資金流出したことによる事務的手数料のマイナスだと思っています。
ファンドは少しでも良いので資金流入であることが必要です。
無駄なコストを発生させないようにするためには、長期目線で、積立を継続してくれる投資家が集まることも重要なのかもしれません。
■実はひふみ投信はパフォーマンス悪くない!?
ひふみ投信は外需・内需×グロース・バリューの4象限を使って銘柄を分類し、その割合の変化を示してくれます。
最近は、外需グロースを減らし、内需グロースを増やしているようです。
あとは、海外株も少しずつ増やしているようなので、その分、割合としては外需バリューや内需バリューの銘柄が減ってきているような統計になるようです。
海外株をこの4象限に加えると、外需グロースになるので、変化が良く分からない状態になるということで、海外株を4象限から外したと言っていました。
海外株比率も10%を超えて、12%程度まで上がってきているということですから、ひふみ投信も国内中小型株式投信のグループからそろそろ外されそうですね。
ひふみ投信が、①2017年が余りにも絶好調であったこと、②2018年は日本市場が軟調だけど米国株が好調なので悪いファンド運用に見えてしまう、主にこの2点により、SNS関連ではひふみ投信への風当たりが悪いです。
藤野氏も気にされているのか、2018年の振り返りをされています。
・2018年の騰落率
- ひふみ投信 -1.37%
- TOPIX(配当込み) -3.38%
結果からは、TOPIXをアウトパフォームしています。しかしマイナス運用です。
まあ、いつまでもTOPIXと比較し続けることは難しいのかもしれませんね。
米国株は史上最高値を出していますから、ひふみ投信が海外株を保有する以上、米国指標と比べられる位置づけになるのは仕方ないと思います。
■2018年も米国絶好調!
今月のトピックスは、日米の比較でした。
想像どおり、今年も米国市場は絶好調です。それが分かるグラフを紹介されています。
トランプ大統領が「にんまり笑顔」と紹介されていましたが、米国株は凄いです。
特にNASDAQ指数に関しては、いつピークアウトするのか?と言われ続けながら、上昇しています。
リーマンショックから10年経過で、景気循環はそろそろ起きると言われながらでも、この成績です。
私はマイルドなS&P500が好きですが、このようなグラフが出てくると、NASDAQ100などが最近推されているのが良く分かります。
■米国ピークアウトのタイミング?
私が気にしているのは、米国のピークアウトはいつ起きるのか?ということです。
長期投資を志していますし、調整前に売り抜けようなんて思っておらず、現保有しているファンド等はそのままホールドを基本としていますが、できれば、キャッシュポジションを上げておいて、大きな調整が起きたら追加投資をしたいと思っています。
でも、キャッシュポジションを上げておくと、機会損失に繋がりますので、その加減が難しいです。
米国発で調整が起きると、おそらく、世界株式市場が下落になるので、どこに逃げても一緒だと思います。
株式以外のアセットに逃げておけば少しは安心できるかもしれませんが、相関係数は完全に負ではありませんし、それこそ機会損失になりますので、私はあまり良い判断だと思っていないです。
ピークアウトの予兆ですが、よく言われるのが、「長短金利差」です。
通常は、当たり前ですが、長期金利の方が高く、短期金利の方が低いのが普通です。
それが逆転すると、株式市場が調整に入ると言われています。
過去の、バブル崩壊や、ITバブル崩壊、リーマンショックなども同じきっかけがあったと言われています。
今回、ひふみアカデミーでも金利スプレッドの話が出ていましたが、タイムラグがあると言っていました。
「長短金利差の逆転が始まってから、すぐ市場調整が起きているのではく、おおよそ1~2年遅れてショックが起きている」
グラフの青背景の部分が○○ショックですが、確かに、金利逆転から遅れていますね。
2013年から右肩下がりに金利スプレッドが縮小していますが、さていつに逆転するのでしょうか?
私自身も、米国債の5年・10年・30年の金利はチェックしています。
逆転した時、キャッシュポジションを高めて準備を整えるというスタンスでどうでしょうかね?