なんでも道しるべ

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ひふみ投信が余裕の挽回?5月は大きくTOPIXを上回り、4月の負けを取り戻す!

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ひふみアカデミー6月の動画がアップされました。

例月どおり、内容と感想を含めて紹介したいと思います。

5月の実績は、やはりいつものひふみ投信のように、TOPIXを大きく上回った結果となりました。

私は凄いなと感心しますが、藤野氏やファンドマネージャーはホッとしているのか、予想どおりで自信たっぷりなのか、なんとなく、予想どおりの結果だったようですね。

■6月騰落率

まずは騰落率の結果を示します。

  • ひふみ投信 +1.09%
  • TOPIX ▲1.67%

ひふみ投信はTOPIXを大きく上回りました。

しかしながら、昨月(4月)の実績は、TOPIXの方が2.56%も上回ってしたので、今月取り返して、±0のような感じです。

冷静に見ると、アクティブファンドが大きく勝てない要素の一つのようにも感じますが、まあ、ひふみ投信は1年を経過しても、インデックスに勝ってくるので、あまり不安視はしていません。

藤野氏は、昨月(4月)実績の報告でも、あまり悲観的な印象はありませんでした。

なんで4月は勝てないのかな?みたいな感じで不思議だったようです。

今回の勝ちに対しても、必然というか、4月分を取り戻したという感じだったので、当たり前のような印象でした。

素人なら、負けたら即に売って、勝てそうな銘柄に乗り換えて、結局は売った方が上がるということを繰り返すような感じがします。

ひふみ投信の素晴らしいところは、自分たちの銘柄が負けるわけがないという確信があるのか、全く動じずに次の月の騰落率を確認していくといったところでしょうか。

ファンドに任せるという点も、このようなところでメリットがあると考えます。

個人で銘柄構成をすると、やはり狼狽売りが起きやすいのではないでしょうか。

といっても、信頼できるファンドでないと、気になって仕方ないですけどね。

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■上位3銘柄が米国銘柄

保有銘柄の上位10銘柄からは、ついに、米国銘柄が上位3銘柄を独占しました。

「アマゾン」、「ビザ」、「マイクロソフト」の3銘柄です。

ひふみ投信も3つのファンドを合わせて、純資産総額が9,000億円を突破したとの情報です。

2017年からの上昇は、2018年になっても勢いこそは緩やかになっていますが、続いているような感じです。

おそらく1兆円を突破するのも時間の問題でしょうね。

純資産総額がここまで増えてくると、日本株の中小型株への投資は難しくなるのは当然です。

自ら保有銘柄の株価を吊り上げることになるわけですから。

かといって、日本の大型株に成長期待があるのか?というと、藤野氏の見方は懐疑的であるようです。

特に、TOPIXが日銀のETF買付により、インデックス的に寄与度の高い銘柄が上がっていることは問題だと思っているようなので、国内の大型銘柄に無理に投資はしないでしょうね。

米国銘柄および米国市場で取引可能な中国銘柄への投資が、今後のひふみ投信の上昇勢いを維持できるかどうかの決め手だと思っています。

数ヶ月前までは、「アマゾン」と「マイクロソフト」だけでしたが、ここで「ビザ」も一気に構成比率を上げています。

純資産総額1兆円となった時には、さらに米国や中国の数銘柄が追加されているかもしれません。

やはり気になるのは、騰落率の対象インデックスがTOPIXのままであるのは違和感が出てきました。

あくまで日本人が、海外への投資をしないで国内市場に留まったことを対象にしているのだと思いますが、この一貫性がどこまで通用するかどうかだと思いますね。

ここまで海外銘柄が増えてくると、為替の影響も大きく出てきそうな気もします。

■グロース株が引っ張るが、バリュー株も仕込み時?

ひふみは以前から、グロースvsバリュー×内需vs外需の組み合わせで説明してくれることが多いです。

これまでは保有銘柄の比率だけを示していましたが、最近はこれらの分類の騰落寄与度も示してくれるようになりました。

5月はグロース上昇に大きな寄与を示したようです。

日次の騰落率をみていると、月の中旬には全体で+3.5~4.0%程度まで上昇しており、外需と内需のグロースが大きく上昇していました。

その後は外需グロースのプラス寄与率が下がってきて、最終的には1%程度のプラスに落ち着いてしまいましたが、月途中はかなり絶好調だったようです。

昨年からグロース相場が継続しているようで、今年も変わらずグロース銘柄が引っ張っていることは間違いなさそうですが、一方で、バリューの仕込み時であるとも言いかえられるということです。

藤野氏のコントロールの元、相場全体を見て比率を考えているとのことです。

純資産総額が右肩上がりだからこそできる相場の読み方だと言えると思います。

ひふみ投信をさらに強くするには、常にマネーが一定して流入していることも必要だと感じます。

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ひふみのパフォーマンスが衰えない時は心配していませんが、少しでも衰えると、ひふみの純資産総額拡大によるデメリットだという批判が出てきて、その後が注意だと思っています。

毎月の騰落率をみる限り、今のところは大丈夫そうな気がしますが、米国利上げによる為替の影響と、それに連動する外需株の下落が気になるポイントですね。