ひさびさにビックテック銘柄の爆上げ相場となりました。
7月まではこれが普通だったのですが、忘れもしない7月11日のCPI発表からセクターローテーションが起き、利下げ期待により、ビックテックは大きく下げていました。
今回もCPI発表がきっかけとなっていますが、これまでは利下げの恩恵を受けやすい中小型銘柄を中心に買われていたのですが、昨日はビックテック銘柄や半導体銘柄が買われました。
予想するに、CPI指標からはインフレの粘着性の高さが浮き彫りになり、利下げが思うようにできないのでは?という懐疑的な見解が出てきたのだと思います。
少し前までは、パウエルさんが言っていたように、利下げするタイミングが来たということで、インフレはもう収まっている、ここからは雇用の最大化に向けたフェーズだと思っていたはずです。
それが、意外と住居費やサービス業のインフレ指数が高かったことから、まだまだ高金利じゃないと再インフレになると捉えたのだと思います。
そうなると、利下げの恩恵の受けやすい中小型株よりも、しっかりと収益を上げてくれているビックテックに資金が移ってもおかしくないです。
7月までに起きていた相場の様相がもう一度再現されたのだと思います。
とはいえ、ここまでの急落は凄まじかったので、安くなった値ごろ感からの買戻しの可能性もあり、さらにはヒンデンブルグオーメンが点灯したということから、警戒感は落とせないです。
ヒンデンブルグオーメンは9月上旬にも点灯していたようで、加えて9/10ということで、近い時に2回点灯は明確に注意喚起になると思います。
1ヶ月以内に5%下落する可能性が80%というのがヒンデンブルグオーメンですから、ここから買い向かうというのは慎重に考えなくてはいけないと思います。
■米国利下げがゆっくりになると再び円安?
投資信託の収益は、少しだけ上昇しました。
株価は上がっていましたが、為替が円高に振れており、あまり上がらなかったです。
けれども、これから先は再び円安ドル高の傾向になるのでは?と思っています。
今は米国利下げ期待と日本の利上げ可能性で、円高方向に動いていましたが、米国の利下げが緩やかになるのであれば、それはドル円の上昇局面になると思っています。
どうでも良いと思いながらも気になるというのが為替です。
日本人として日本で生活している以上、為替問題は必ず投資には付きものなので、直近の円高で落胆しないで、しっかりと長期投資していきたいと思います。
■今夜も注目のPPI
今夜は、今度、PPI指標の発表となります。
CPIとは受け止め方が違いますが、それでも、PPIは先行指標と言われていますので、ここから先のインフレの状況を推測するには、PPIは抑えられていた方がよいわけです。
予想よりも明らかに高いPPIが発表されると、昨日の上げが嘘のような下落が待っているでしょうね。
そうならないためにも、何もできないですが、祈るしかないです。
ここでインフレ指標が収まっていたら、利下げの最後の後押しになりますし、利下げによる株高の効果を再度見極めることになると思います。
私自身はジッとこらえて待とうと思います。
たとえ下落したとしても、雇用統計後に下げた金曜日より下にならない限り、買い増しはしないと思います。
理由は明確で、ヒンデンブルグオーメンが点灯しているからです。
有効期間は1ヶ月ですから、10月10日までは注意して相場を見ておく必要があると思っています。
仮に下げた場合には買い増ししていくことなりますが、上昇していっても後追いの追加投入はしないでしょうね。
新NISAの積立は継続しますが、スポット買いはやはり下げるのを待ってからになると思います。
ここからどうなるか、これは誰にも分かりません。