ついにSBI証券がiDeCo運用商品の絞り込みを開始するようです。
SBI証券では現状67の運用商品がありますが、35以下の商品数にするようにとの規定改定により、見直ししなくてはならない状況でした。
いつから始まるのかな?と思っていましたが、とうとう絞り込みを開始したようで。
我が家では、私のSBI証券口座で、iDeCo運用をしています。
私はSBIアセットマネジメントのSBI中小型割安成長株ファンド(ジェイリバイブ<DC年金>)を積み立てていますので、これがどうなるのかと思っていました。
もし除外対象となれば、別の商品に変更しなくてはいけないので、困ったなと思っていたので・・・。
■ジェイリバイブの結果は・・・
まずは、自分が持っている商品「ジェイリバイブ」ですが、何とか除外とならない商品となりました。良かった、良かった。
アクティブファンドで手数料が高いので、「もしかしたら除外されるのかな?」と思っていたのですが、「SBIアセットマネジメントだし大丈夫だろ」と勝手に解釈していました。
蓋を開けてみると、ジェイリバイブは除外対象にならなかったですが、SBIアセットマネジメントの商品も除外対象になっているものが意外と多かったです。
低コストのEXE-iシリーズも「EXE-i先進国債券ファンド」と「EXE-iグローバルREITファンド」が除外対象になっていたので、少し驚きました。
私は、EXE-iグローバルREITファンドをNISA口座で積立しているのですが、これも除外ということは、あまり人気がないのかな・・・と思っています。
■2018年4月30日時点の保有数量が上限
除外対象ファンドの選定は、信託報酬等のコストや、残高、拠出金額、商品性などを総合的に勘案して選定しているということです。
同じような指標の商品はコスト面などで除外しているようにも見えますので、絞り込んだことで、受益者にとっては良かったのではないでしょうか。
個別の除外理由などは、除外手続きの案内の際に知らせると書かれていますが、私の場合は除外対象商品が無いので、案内は来ないのかな?
スケジュールはまだ未確定のようですが、2023年までに上限数以下となるようにしなければならないようです。まだ5年ありますが、長いような短いような。
しかし、ずでに、保有数の上限は「2018年4月30日時点で保有していた数量」とのことなので、これから買い付けることはできないようです。
これまで2018年4月30日までに保有していた数量は、除外後も運用のみ継続することは可能と書かれています。
ただ、ドルコスト平均法の観点からは、商品単独でみると、あまり好ましくないと思いますので、スイッチングを考えた方が良いかもしれませんね。
■「同意3分の2」というのは進むのか?
除外決定に対する注意点としては、運用商品を保有もしくは掛金配分設定をされている人の3分の2以上の同意が必要となるとのことです。
郵送で同意に関する案内があるそうですが、本当に3分の2も同意がとれるのかな?と不思議に思っています。
返信しなかったらどうなるのかな?合意とみなされるのでしょうか?
意義がある場合には、期限までに書面で連絡くださいと書かれていますので、何となく、意義を申し出そうな人が多そうな気がします。
私が気になるのは、意義が多い商品があった場合、除外対象商品が変更にならないのでしょうかね?
もし変更になると、意義したら変更できるという噂が回り、意義が乱発しそうな気がします。
今後のSBI証券の動きがとても気になります。
私はジェイリバイブが除外対象にならなかったので、一安心していますが、もしかすると除外商品に変更されるかもしれないので、最終確定まで気が抜けませんね。
■SBI証券のiDeCoの強みが低下・・・
ところで、除外にならない商品の一覧を見てみると、意外とアクティブファンドが多いような気がします。
11ファンドが入っています。
有名な「ひふみ年金」や、私がNISA口座で持っている「ラッセル・インベストメント外国株式ファンド」も残っているようです。
インデックスファンドは、対象指標をバラバラにするように上手く選定しているように思えます。
国内株式カテゴリでは「日経225」「TOPIX100」「JPX日経400」など分かれていますし、先進国株式カテゴリでも「外国株式インデックス」「先進国株式」「中小型株式」「NYダウ」と分かれています。
インデックスファンドで同じ指標の商品が多いと、迷ってしまいますのは事実だと思います。
手数料や純資産総額をきちんと調べて判断する人なら良いのですが、適当に選ぶ人も出てくると思いますので、今回の絞り込みは意味があったのではと感じます。
我が家では、このSBI証券と楽天証券でiDeCoを積立していますが、商品群の種類が異なるので、選び甲斐があって楽しいですが、楽天証券は楽天・バンガードやセゾン投信の商品を扱っているというのが特徴的ですが、SBI証券は商品数が多いというのが特徴でした。
今回、上限35に設定されたことで、SBI証券の強みが低下してしまったのは確実だと思います。
SBI証券の強みが何になるのかな?と思いながら、今回、除外対象と除外されなかった商品を眺めていましたが、あまり感じなかったのも事実ですね。