ようやく、iDeCo(確定拠出年金)の書類返送が、楽天証券とSBI証券に出来ました。
我が家に書類が届いてから、事業主証明書がいるので、書類の準備にとても時間がかかりました。
証券会社に届いてからも手続きに時間を要するとの注意事項がでています。
楽天証券の場合
2018年1月引落からiDeCoを開始するためには、12/8(金)当社必着になるように申込書を返送してください。
SBI証券の場合
書類到着日が毎月1日~5日の場合、翌月26日(初回1ヶ月分引落)開始
書類到着日が毎月6日~月末の場合、翌々月26日(初回のみ2ヶ月分引落)開始
1月の引落から開始する場合は、すぐにでも到着が必要なようです。
なんとか、両社とも書類送付が出来たので、間に合いそうです。
SBI証券の場合は、5日に間に合わなかったとしても翌々月に2か月分の引落をしてくれるので、実質前月分から開始となるので便利です。
妻が楽天証券のiDeCo、私がSBI証券のiDeCoを始めます。
書類不備がなければ、2018年1月から引落開始となりますので、丸々1年間の拠出が同時期からスタートできそうです。
■パンフレットの見やすさは「楽天証券」勝ち
同じ時期に両方の証券会社に資料請求をしましたので、資料の中身が違って、比較ができるので面白かったです。
iDeCoのパンフレットの作り方として、見やすいと思えたのは、「楽天証券」の方でした。
楽天証券は文字が少なく大きいので、投資をしたことない人でも読もうかという気になると思います。
反面、SBI証券は文字が多くて小さいです。
情報量を惜しみなく入れているつもりだと思いますが、投資初心者にはちょっと抵抗がありそうなパンフレット仕様でした。
あと、楽天証券の良い点は、iDeCoの仕組みのパンフレットに加えて、iDeCo商品をカラーのパンフレットにしてある点が良いです。
iDeCoの仕組みは「イマカラ」というパンフレットで、取扱商品一覧を「ドレカラ」というパンフレットにしてあります。
この「ドレカラ」というパンフレットはなかなか必見で、商品を選ぶときに、何度でも見比べれるので、とてもよい発想だと思います。
ネット証券であっても、このような冊子のサービスをしてくれているのは、楽天証券の経営者は優秀だなと感じます。
また、アナリストコメントやパフォーマンスのグラフが付いているので、わざわざネットで確認しなくても、このパンフレットを見れば大抵判断できるでしょう。
このようなことができるのは、楽天証券は、元本保証型1商品、元本変動型27商品に絞っているからだと思います。
今後も増えるかもしれませんが、絞ってあるから故に、パンフレットに落とし込めるというのはあると思います。
■SBI証券は商品数が多いので、運用に慣れている人向け
では、SBI証券にはメリットがないのかといれば、そんなことはありません。
SBI証券の大きな特徴は、取扱い商品数が多いです。
元本保証型4商品、元本変動型63商品もあります。
楽天証券と重複している商品もありますが、私の見た感じではかなり違う商品が多いです。
したがって、運用に慣れている人はSBI証券の方が商品数が多く、また特殊な商品も多いので、選択の幅が広がり楽しいと思います。
選ぶ商品は少ない方が迷わないというのは一理ありますが、iDeCoの場合は「スイッチング」と「配分変更」があります。
この時に選択できる商品が少ないと困ることもあると思いますが、SBI証券にしておけば、大抵の商品は入っていますので、これが欲しかったな…というのは少ないと思います。
■それぞれの証券会社で特徴がある
では、運用に慣れている我が家が楽天証券のiDeCoを開始するわけですが、それは、「セゾン投信」の商品を扱っているからです。
SBI証券が取扱い数が多いですが、セゾン投信の商品を扱っていません。
別の記事で書きましたが、セゾン資産形成の達人ファンドを非課税口座で運用したいと思ったので、iDeCoを選択しました。
逆に、私の注目アクティブファンドで、楽天証券には取扱いはないけれど、SBI証券には取扱いがあるのはこの3つです。
「ひふみ年金」「SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ<DC年金>」「ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け)」
この記事では詳細は書きませんが、注意が必要なのは、「ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け)」はiDeCo商品の方が信託報酬が高いです。
以前の記事で考察しましたが、「ひふみ年金」は信託報酬は気にしなくていいです。「SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ<DC年金>」はiDeCoの方が安いです。
■会社から発行してもらう証明書に時間を要した
今回、書類の準備に非常に時間を要したのが、会社から書類発行してもらうことです。
我が家は夫婦共働きですので、公的年金が第2号になります。
その場合、「事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書」というものを作成してもらう必要があります。
夫婦共に大企業に勤めているわけではないので、私も妻も会社で第1号でした。
当然、総務部の担当者は、書類の作成をしたことが無く、社内の確認等で非常に時間を要したということです。
こんなことがあると、国は本当にiDeCoを推進しようと思っているのかな?と疑問が生じます。
今後、さらに、年金の支払い額が減ったり、開始年が遅くなったりする可能性が高いので、このような制度を導入したのだと思います。
変な見方とすると、あまりにも税制優遇が手厚すぎて、国としてはコマーシャルに力を入れていないのではないか?と勘繰りたくなります。
そんな疑義は無いと思いますが、そう思われても仕方ないほどです。
マイナンバーの時は、一斉にコマーシャルや手続き案内をしていたのに。
文句を言っても仕方ないんで、担当者にお願いして書類作成してもらいました。私が書き方を教えたくらいです。
とりあえずは書類返送ができたので、不備で帰ってこないことを願うばかりです。
問題なく手続き完了すれば、1月中旬にIDの書類が来るはずです。