前回、S&P500はやはり有望である記事を書きましたが、S&P500をETFで運用するか、投資信託で運用するのかは悩みの種です。
信託報酬(手数料)の差は気にしなくても良いかもしれませんが、塵も積もればであり、直接リターンに影響してくるので無視するわけにはいけません。
ETFは分配金を再投資しなければならないので面倒であり、投資信託は不良でない場合は分配金を出さないファンドが多いですので、積立投資にはメリットがあります。
積立投資のもう一つのメリットは、定額買付ができることで、情勢が軟調な時に口数を増やせます。
ETFは数量買付なので、軟調時には自ら購入数を増やす対応をしなけいといけません。
ETFか投資信託のどちらが良いのかは私自身は結論でていませんが、S&P500インデックスの投資信託で手数料が安いものが出ました。
2017年8月31日に開始なので、大和投資信託の狙いは「つみたてNISA」のようです。
iFree S&P500インデックス
S&P500は、S&P Dow Jones Indicesが算出しているアメリカの代表的な株価指数で、ニューヨーク証券取引所、NASDAQに上場している銘柄から代表的な大型株500銘柄の株価を基に算出される時価総額加重平均型株価指数。
大和投資信託がファンドを運用。
米国株式のS&P500指数(円ベース)の動きに連動させることを目指す。
ベンチマークであるS&P500指数(円ベース)へ連動をめざしたポートフォリオを構築する。
運用の効率化を図るため、ETFや株価先物指数を使用することがある。
設定:2017年8月31日
決算日:毎年9月7日
収益分配:年1回(「分配金再投資コース」あり)
購入時手数料:なし
信託報酬:0.225%(税抜)
信託財産留保額:なし
信託報酬0.225%はかなり安くなったので魅力的ですが、ETFの0.1%以下に対しては高いです。
ただ、ノーロードであるので、分配再投資が面倒であるなら使えると思います。
以前の記事でS&P500のリターンに関するニュース記事を取り上げましたが、S&P500連動は一番安心できると思います。
ただし、ピークアウトが来る状態であることも気になるところです。
私は趣味でSPDR500をフリーETFで売買していますが、それはフリーETFだからできることであり、売買手数料があると躊躇します。
最近、よく思っているのは、「稲妻が輝く瞬間」に市場にしたいと思いますし、たとえフリーETFでも売買が面倒になってきました。
アクティブっぽくS&P500を売買するよりも、少しずつ、自分から手放していくため、投資信託に積み立てていくのが良いのでは?と思うようになってきました
売却できるけど面倒なものが資産形成には大事かも!?
これまで、やってみないと分からない精神で、興味がある商品を購入していくということをやりましたが、一度購入した後に、売却できるけど面倒だからしないものは、①売買手続きが面倒なもので、②タイムラグがあるものと分かってきました。
①売買手続きが面倒なものでは、例えば、直販の投資信託(ひふみ投信やセゾン投信)は売却が面倒です。
インターネット取引もできるので、ネットからログインすれば売却可能なのですが、やはり一般のネット証券に比べるとちょっと面倒です。
解約も手続きが必要なので、続けることができます。
また、②タイムラグが効果的です。
②タイムラグというと語弊がありますが、指数連動型でない投資信託は1日1回の基準価額算出まで時価が分かりません。
例えば日経平均が下落していても、上手に銘柄を揃えていたら基準価額が上っていることもあります。特にひふみ投信は上っていることが多いです。
アクティブ投信は極端な例ですが、指数連動型でないものは、蓋を開けてみないと分からないので、売りを入れるのには一歩立ち止まる時間があります。
この時間が大きく、頭を冷やせて、結局は保持できるということが分かってきました。
東証の米国ETFでなく、米国市場のETFも抑制には好都合
もう一つ、これらの条件に当てはまるのは、米国市場で購入するETFです。
米国は時間が真反対なので、売却は面倒です。その時間に起きていなくてはなりませんし。
どうしようかなぁ…?って考えていると、めんどくさくなって寝てしまいます。
さらに、円建ての売却をするのなら、為替取引も入ってきます。
例えば、SBI証券の場合は、翌営業日の10時半頃の決済ですので、為替によって全く売却益が変わってきます。
ドル建て決済なら気にしなくていいですが、結局は為替の影響で、円建て換算をすると時価総額が変わってくるのなら、そんなに焦ってETFを売らなくてもって思えてきます。
まとめ
今回紹介したS&P500連動型の投資信託も、使い勝手が良いと思えました。
一度購入したら、売却し難いものが私には合っているような気がしています。
もう一度、理想ポートフォリオを見直そうかと考えています。
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自分の考え・スタイルにあった理想ポートフォリオを考えていますが、今回のiFree S&P500インデックスで見直しをしようと思います。