前の記事で、妻が「つみたてNISA」の金額を増額すると言い出した話を書きました。
この記事、反響が良く、なぜか分かりませんがアクセス数がトップになっています。
■iDeCoで積立しようかと決心した!
この記事の中で、積立しているorしたいファンドを挙げていますが、一つ、積立投資の口座を変更しようかと考えているものがあります。
それが「セゾン資産形成の達人ファンド」です。
セゾン投信は直販が主体なので、今は、娘の名義で積立をやっていますが、特定口座です。
できれば、「つみたてNISA」か「ジュニアNISA」を使いたいのですが、両方ともセゾン投信にNISA口座を開かなくてはいけなくなります。
それは分散投資という意味ではデメリットで、セゾン投信にNISA口座を開設すると、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」か「セゾン資産形成の達人ファンド」しか買付ができなくなります。
そのことから、我が家では現状、「セゾン資産形成の達人ファンド」を特定口座で積立を続けていますが、運用益が課税されることになるので、もったいないです。
ずーっと悩んでいたのが、それをiDeCoで積立をするということです。
iDeCoの一番のデメリットは、60歳になるまで下ろせないということですが、「本当に下ろすような状況があるのか?」と自問自答しています。
積立をやっているものは、20歳の時から入っている「個人年金」が夫婦であります。
それ以外に、2018年から「つみたてNISA」を始めます。
本当に下ろさないといけないような不測の事態の時、「これらの積立・止めてから解約していけばいいのでは?」と思えてきました。
実際、私自身が転職を2度経験していますが、「個人年金」を解約するほどに、手をつけたことは無いです。
そのようなことを考えると、60歳まで下ろせないというデメリットで煽られますが、『意外と大丈夫かも!』って楽観的に考えているわけです。
念のため、満額の拠出をしないで、「セゾン資産形成の達人ファンドの10,000円だけすれば良いかな?」と考えています。
■セゾン投信は「楽天証券」だけiDeCoの拠出が可能
セゾン投信は直販が主体と書きましたが、iDeCoの拠出だけは、証券会社経由でできるようになっています。
それも、SBI証券では入ってなく、「楽天証券」iDeCoの一社にだけラインナップされています。
楽天証券とセゾンの中野社長が、かなりガッチリと進めた案件のようで、もともと楽天証券のiDeCo商品は厳選されているのですが、その中にセゾン投信が入っていることに驚きました。
楽天証券はSBI証券と手数料の面では、かなり競争しているようで、iDeCoは2017年からスタートしましたが、今年中でも値下げ競争が活発でした。
2017年10月現在の手数料は下記の状況です。(全て税込)
■加入時
- 国民年金基金連合会 2,777円
■拠出中
- 国民年金基金連合会 103円/月
- 楽天証券 0円(残高、積立額、期間にかかわらず、条件なしで誰でも無料)
- 信託銀行 64円/月
新たな掛金を拠出していないときは、運用指図者として、信託銀行の64円/月だけかかるようです。
拠出は最低5,000円以上がルールとのこと。口座開設だけしておくっていうのはできなくなり、拠出を止めると運用指図者になる。
■給付手数料
- 信託銀行 432円/1回
■還付手数料
これは、国民年金(拠出月に限る)が未納の場合に還付が行われるそうです。
過去に未納があっても関係ないとのこと。現在・未来の話だそうです。
会社に勤め続ける限り、問題ないと思います。
- 国民年金基金連合会 1,029円/1回
- 信託銀行 432円/1回
■移換時手数料
楽天証券から他の金融機関や企業型DCに移換する場合に発生するようです。
- 楽天証券 4,320円
こう見ると、証券会社は競争して、手数料を0円にするように努力しています。
実際に最初は、期間限定や残高が20万以上等の条件があったはずです。
けれど、国民年金基金連合会や信託銀行って、「ハイ!手数料!」って感じで普通に取っていくのでしょうか?
私が思うに、iDeCoを広げたいのではあれば、このような手数料を無くすべきだと思います。はっきり言って、手数料を取りすぎだと思います。
愚痴を言っても競争原理が働かないところには、値引きは起きないので、仕方なく受け入れるしかありません。
■節税効果が分からないので、とりあえずやってみる(妻が)
ところで、10,000円の拠出をして、どれだけ積立時に節税になっているのかが、いまいちピンと来ないのです。
その原因は、住宅ローン減税を受けているからです。
最近まで勘違いしていたのは、現時点で、所得税は0円なので、iDeCo恩恵が受けれない(少ない)と思っていました。
けれど、住宅ローン減税は所得税から引いた後に、余った分は住民税からも引いてくれるってことを知りました。
というか、源泉徴収票の見方を先ほど知りました。
気づかなかったのは、住民税からの減税分が余りにも少ないので、かつ、12ヶ月分割されているので実感が無かったようです。
iDeCo掛金が所得控除されるってことから、所得税は下がりますが、その分、住民税から住宅ローン減税されるってことが分かったので、おそらく恩恵は受けれそうです。
まあ、こんなことはやってみないと分からないので、一度、10,000円でどれだけ減税効果があるのかを実験してみようと思いました。
昇給もあるし、賞与と残業の兼ね合いから年収も年によって変わるし、住宅ローン減税額も変わるので、比べることはおそらく無理なのではと思っていますが。
私の「つみたてNISA」はSBI証券なので、妻の楽天証券で「つみたてNISA」と「iDeCo」をまとめて管理してもらうということで、妻に10,000円の拠出をお願いしておきました。
妻は、「・・・(良く分からない)」という感じでした。まあ、いいです。分からなくても、減税できるのだから。