行って来いほどの反発はありませんでした。
週末の雇用統計は何とかクリアしました。
失業率は4.1%で予想と一致していたのですが、新規雇用者が1万人というよくわからないほどの低水準で、普通だったらこのまま大幅下落だったかもしれません。
この日に市場を救ってくれたのがアマゾンだったのでは?と個人的には思っています。
決算が好調で、アマゾンが大幅上昇しました。
アップルはガイダンスが悪かったのですが、収益は好調でした。
これでビッグテックの決算がある程度終わって、とりあえず収益はおおむね堅調、けれどもAI投資金額がさらに膨れ上がるというガイダンスが多く、今後の収益に影響を与えそうな感じで終えていったと思います。
けれども、どの企業も、他の企業に遅れを取れないという感じがでており、AI投資を抑えてしまうと、他企業に負けるというのを投資家に植え付けました。
これが株価に少なからず影響を与えていると思っています。
とはいえ、やはり決算よりも、重要イベントに向けての軟調さの方が効いていますね。
雇用統計を前にして木曜日は一旦調整にはいり、雇用統計を通過しても、結局は来週の大統領選を控えて、そこまで株価を戻すことができないという感じです。
大統領選は火曜日にありますが、日本と違って、1日で確定するわけではなさそうです。
2日、3日は確定が出ずに、不正投票などの話がでて、バタバタとしそうな感じがしますね。
そして、来週はFOMCも控えますから、この状況下ではポジションを控えることはあっても、ここから買っていこうという流れにはなりにくいかなと思いますね。
■イベント前の調整は想定内
雇用統計が出て、新規雇用者が軟調だったことから、一旦は円高、株安になったのですが、そのあとは、なんとか持ち直して、市場は上がって終わりました。
アマゾンの決算が良かったというのもありますが、木曜日にあれだけの調整があったので、その反発があったのだと思います。
私自身もあの木曜日、そして、その前日の水曜日の影響で、資産が一気に減りました。
株価の調整はある程度仕方ないと思っていたので、特に焦りはしていません。
けれども、大統領選がどうなるかなんて誰にも分らないので、本当に緊張しますね。
相場はトランプ前大統領が勝つことを想定しているそうです。
というのは、世論調査というよりは、賭けサイトのデータがトランプ前大統領の方に賭けている人が多そうなので、そうなっているのだと思います。
スイングステートが大統領選の勝敗を決めると言われていますが、今はトランプ前大統領が多めにとっているイメージがありますね。
けれども、選挙というのは蓋を開けてみないと分かりません。
どうなるかなんて誰にも分らないのが選挙結果です。
■4年に一度の大チャンスは来るのか?
来週は4年に1回の大きなイベント週になります。
株を持っている人にとっては、このような超ビッグイベントはかなり頭痛の種になりますね。
本当なら、一旦現金に戻したいところではありますが、ポジションを持っていないと稲妻が輝く瞬間に出会うことはできません。
それを知っている人こそ、持ち続けるリスクとチャンスに頭を悩ませているのだと思います。
そのような情報がない人は、感情だけで動くので、怖くなって売却っていうことをするのだと思いますが、そんなことをするといつまでたっても株で勝つことはできません。
それはポジションを持っていないことによるリスクではなく、私が思うのは、収益がリセットされるからです。
雪だるまの話をされていると感じる人がいるかもしれませんが、そうではなく、単なる表示上の収益率の話です。
やはり人間って感情で動く生き物なので、表示上であったとしても勝っているということは必要なんです。
売却するというのは、勝っていたら利確するってことなので、収益率が一旦リセットされます。
そして買い戻すとまた一から収益を積み上げることになるんです。
その時、株価は上下に振れますから、マイナスを被ることだってあるんですよね。
やはり人間ってマイナスになると一気に不安になるものですから、そのようなスイングトレードをしてしまうと、売却癖が出てしまうんですよ。
だから無駄にトレードをしてはいけないって言われるわけです。
私は売りません。
もちろん、この状況下で買いもしません。
もし、大統領選で何かのトラブルがあって、大きく下げた時は買うかもしれませんし、FOMCでもそれは同じことです。
イベント前に何かの動きをすることはないですが、イベント中やイベント後に何かがあれば買う可能性はありますね。