投資を始めて20年以上になりますが、今はほぼすべての投資の資金を米国株に入れています。
最初の頃は海外のことなんて分からないと思って、日本株中心に投資をやっていましたが、ある時から、先進国株式インデックスファンドに魅了されて、そこから米国株インデックスを中心に投資するようになりました。
今日の記事は、私が米国株に投資をする理由について語りたいと思います。
■何に投資すべきなんて運でしかない
そう、記憶をたどると、冒頭で挙げた「ある時」とは、ニッセイアセットマネジメントがインデックスファンドを低信託報酬で設定した時です。
その時は、今みたいにYouTubeで情報発信がされていなかった時代だったので、ネット情報やブログ記事などで、インデックスファンドを勉強しましたし、ウォール街のランダムウォーカーも読みました。
インデックス指数、インデックスファンド、低手数料の大切さ、このような今となっては当たり前の情報も10年位前はなかなか情報が不足していたんですよね。
それども、その時から勉強した内容は、今のインデックス投資には効いていると思いますし、今はさらにインデックス投資だけでは不十分じゃないのか?という想いにもなっています。
時価総額加重が良いという人が多数派ですが、私はそうは思っていないです。
時価総額加重ファンドへの投資が増えてくるということは、時価総額の大きい銘柄に勝手に資金が集まることになります。
これは、ファンダメンタルズやテクニカルに関係なく資金が集まってくるので、ちょっと危険だと思っています。
その歪みをアクティブファンドのファンドマネージャーは狙っているのですが、今のところは、なかなかアクティブファンドは勝てずに、結局はインデックスファンドに劣後しているファンドが多いですよね。
それがアクティブファンドの成績となって、資金流出してしまっている部分があると思っています。
けれども、それをいつかは切り抜けるファンドが出てくると思うんですよね。
とても賢いファンドマネージャーが現れると思っています。
もしかしたら、それがバークシャーハサウェイかもしれませんし、アクティブファンドなのかもしれませんし、全く違うヘッジファンドなのかもしれませんし、そればかりは今から当てるのは難しいと思います。
結局、FANG+が5年以上前に買えなかったように、後から実績を見て、そうだったのか・・・って思うしかないんですよね。
けどね、私が大切にしていることは、このようなファンド選びや銘柄選びではなく、米国株に投資をしている事実なんです。
■インフレ国に投資する理由はある
ファンド選びや銘柄選びは本当に難しいです。
何が当たり、何が外れるか、なんて誰にも分かりません。
猿のダーツの話があるように、一生懸命選んでも、予想どおりの結果にならない事の方が多いですし、適当に買ったものが意外に良かったってことも十分にあり得る話なんです。
なので、このファンドが一番だとか、この指数が一番良いとか、この銘柄は一生持てるとか、そんな話は当たるかもしれませんし、外れるかもしれない、本当に分からないんですよ。
けれども、一つ言えることは、株式投資をすると決めたのであれば、インフレが起きている国に投資すべきだということです。
株式投資はインフレ対策であるということは紛れもない事実です。
ということは、インフレが起きている国に投資しておけば、その上昇が享受できるということなんですよね。
私が、自分が住んでいる日本ではなく、米国に投資をしようと決めているのは、その理由が一番大きいです。
日本はやはり低インフレ国なんです。
数年前まではデフレ国でした。
このような国に投資をしても、株価が上がって、自分の資産が増えるってことはあまり考えにくいんですよね。
逆に、米国はインフレ国であり、高金利の国です。
金利を上げないと、インフレが止まらない国なんです。
これは経済政策もあると思いますが、国民のマインド、企業のあり方が違うんだと思っています。
だからこそ、資産を投入する意味があると思っています。
米国がインフレ大国である限り、投資する価値は高いと思っています。
逆にいうと、インフレを起こさなくなったら魅力は一気にしぼみます。
それは、お金というのを価値は考えずに、単なる数字の大きさで見た場合に、インフレを起こしている国に投資をしていると、その数字は大きくなっていくと思っているからです。
あとは、その数字によって、何が買えるかは、別問題ですが。
現状は、米国で投資をして資産を増やし、それを日本で使った方が旨味はありますよね。
さらに円安になっているので、よりそれが増幅している感じはあります。
もしかすると、どこかでこの流れは止まるかもしれませんが、それでもインフレ国に投資をするのは当たり前だと思っているので、継続していきたいと思います。