なんでも道しるべ

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【「情報」パニック】プログラミング教室の通学を検討?他にやるべき教科があるでしょ!

昨日の記事で2025年の大学共通テストの変化点について書きました。

特に大注目なのは、「情報」という教科が加わったということです。

すぐにでもニュースで情報の教科に関するインタビュー記事が出ていましたが、現状、ここで動揺したり、狼狽したりするよりも、まずは、重要な教科の英語と数学をしっかりと仕上げてことが重要だと思います。

ここで慌てても仕方ないですし、そもそも情報という教科がそんなに難易度が高くなるわけがないですし、対策も英語や数学以上の勉強が必要なわけがないわけですから。

そんなニュースが飛び交うこと、間もなく、塾や通信教材で「情報が大学入試に入ります!」なんて文言が飛び出すのは目に見えていますから、そんなことで動揺しないってことが重要ですね。

■今からプログラミング教室に通うなんてあり得ない

私自身、高校の時に「情報技術」という教科があったので、何となく分かりますが、プログラミングに関してはそれに近い問題だなと思いました。

一方、社会と情報に関する問題は、少し公民的な問題のようにも思えましたので、様々な教科の知識が入っている方が想像しやすいと感じました。

にも関わらず、ニュースのインタビューを見ていると、「過去問がないのにどうしよう」とか「どうやって対策したらいいのか分からない」とか「プログラミング教室に通うことを検討する」とか、え??と笑える話が多いです。

特に、プログラミング教室に通うという話は、やるべきことはそれじゃないだろって話でしょ。

そもそも、情報って教科は、英語や数学に比べると重要性は劣るはずで、配点も決まっていないのですから、どこまで真剣に勉強するべきかも現状は不明です。

それなのに、何も分からないのは不安とばかりに、通学まで考えるのですから異常です。

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私の予想では、理科と社会と同列に扱うくらいのもので、難関大学なら一次試験の足切りだけの配点の可能性もありますし、合否の配点に入っても点数配分は少ないという可能性もあるわけです。

確実なのは、英語と数学と同列やそれ以上の配点になることはまず間違えなく無いでしょう。

それに、情報の内容であれば、高校の段階で十分に対策可能です。

小中学生の間にプログラミング教室に通って、大学共通テストのために情報の勉強をするなんてありません。

それよりもやるべき教科がありますから。

■情報を理解するには他の教科の知識も必要

大学入試センターからサンプルが公開された情報のテスト見る限り、やはり必要な地頭は、数学、英語、国語、社会などの知識です。

プログラミングだけをみると、英語のスペルも必要ですし、数学的な図や表の考え方も必要です。

さらに、表計算ソフトを使った計算もありますから、近似曲線や散布図などのデータ処理の考え方も必要です。

さらに、国語的な文章の読み方も必要ですし、社会側としては情報社会のインターネットやSNSなどのツールや社会常識などの知識も必要です。

したがって、情報の勉強をする前に、まずは、これまでの主要5教科の勉強が必要となるわけですね。

■いずれ主要6教科に?

先ほど、主要5教科と書きましたが、これから「情報」という教科が幅をきかせてきたら、これからは主要6教科になるかもしれません。

けれどもそうなるのも、これから何年もかかると思いますし、あとは、大学や高校の入試で、そこまで情報を重要視するかにかかってきます。

近年は、政府が情報を強めていきたかったのですが、大学側の入試があまり力を入れてくれないので、共通テストの教科として情報を入れたという経緯があります。

過去の経緯を考えると、大学側としては、それほど情報には関心が無かったということになります。

今回の無理やりの教科導入から、忖度して、入試配点や試験項目に入れていくわけです。

あとはどれだけのウェートを占めるかです。

ですから、もっと様子をみてからで十分なのです。

今、ここで、慌ててプログラミング教室に通おうと検討している人は、塾や教室の格好の餌食になりますね。

■まずはやるべき勉強をやろう

現状の主要5教科であっても、英語と数学を第一にやるべきだという塾講師の意見が大半です。

国語は少し時間がかかるが、社会と理科はいつでも挽回ができると言われています。

英語と数学を第一にやるべき理由は、ずばり積み上げ教科だからです。

今回の新しい教科の情報は、現時点では社会と理科を同列に扱えると考えます。

対策は必要だけれど、即座にやるべき教科かと言われるとそうではないということです。

学習時間が短いのは皆同じですし、過去問が無いのも皆同じです。

そのなかで自分だけが良い点数を取ろうと思っても、難易度が分からないわけですから、意外と差が付かない可能性もあるわけで、その場合、英語や数学の対策が疎かになっていると、取り返しがつかない出遅れになる可能性は否定できません。

まずは、英語と数学、そして国語、その後に理科、社会などの文理の科目となるわけです。

いくら重要といっても、国語と理社の間に割って入る位の教科です。

これが英語や数学と同レベルまで格上げされるわけが無いのですから。