世の中のニュースでは、今回の株式市場の暴落は7月末から8月上旬だと言われていますが、私にとっては、7月11日からなのです。
米国市場では7月末の下落以前に、セクターローテーションが起こっていました。
それによって、FANG+銘柄である、マグニフィセントセブンが軒並み下落し、ラッセル2000の小型株が上昇していたのです。
それにより、私自身の資産は下落を初め、そして、リセッション懸念からさらに下落、日銀の利上げ憶測と現実からドル円が下落、そして、日銀利上げによるキャリートレードの解消、失業率の上昇によるサームルール転倒、バフェット氏の大量株売却報道など、これらが合わさって、一気に下落を強めました。
一時期、3,300万円以上あった資産は一気に下落を起こし、最終的には2,800万円台まで下がりました。
リスク資産にしている限り、この下落や暴落は避けられないので、資産が減ることは仕方ないのですが、このダメージをもっと減らすことができたと思っています。
今回の下落はかなり勉強になった相場でした。
よくバイアンドホールドとかジャストキープバイイングなどと言われ、一度購入した株式はガチホが良いと推奨されます。
それはそれでスイングトレードをするよりも良いという点では正しいのですが、それはあくまで自分の持っている資産が現物の1倍ブルの投資信託の場合だけですね。
持っている資産によって対応策は変わってきます。
特にレバレッジ系の商品を持っている場合には、指をくわえて見えていると、自分の資産は軒並み下がってきて、万事休すになる可能性もあります。
なので、自分の資産によっては対処が必要ということです。
ガチホが全て正しいわけではないです。
一旦退避するということも必要なので、逆にいうと、レバレッジをかけているのなら、相場から目を離してはいけないです。
逆に、相場から目を離したいならレバレッジ系に手を出したらダメですね。
レバレッジに手を出す資格がないとも言えます。
■上がりすぎだろ?の直感を信じる
今回の暴落相場で私の失敗だったのが、レバナスETFを逃げさせるタイミングを完全に逸したということです。
実は、7月初旬の段階でかなり相場が危うそうなのは察していました。
あまりにも上がりすぎで、このままの上昇が続くと、来年には準富裕層になりそうだと思っていたくらいです。
だから、上がりすぎだろ!って思っていたんですよね。
けれども、売却できない自分がいました。
というのは、機会損失が頭をよぎるからです。
いま売ってしまうと、ここから先も上昇した場合には上げを取り逃がすと思っていますからです。
この心境は仕方ないことです。
投資をしている人なら誰しも抱く心情なので、上昇相場で抜けるっていうのは相当な勇気がいります。
なので、トップで売り抜けるってことは難しいことは分かっています。
どこで間違ったかというと、一度、あったんですよね、跳ね返された時が。
大きく下落した後に、経済指標が良かったということで、一旦リバウンドした瞬間がありました。
その時には売ろうか?と迷ったのですが、ここでホールドを選択したしまった自分がいたんです。
これが大きな利益損失を招きました。
ここで売っていたら、一時期はレバナスETFで160万円あった利益を取り逃したとしても、100万円の利益は取れていました。
これで逃したので、やはり売るタイミングを逃し、結局は10万円程度の利益しか確定できなかったのです。
この10万円の利益も、これ以上下がった場合に、レバナスだと大きな打撃を食らうという理由で退避した判断です。
ですから、利確のための売却ではなく、退避のための売却だったのです。
やはり利益をとるのなら、しっかりと利確しなければなりません。
それが、レバナスを持つ責務だと思っています。
■次回はミスしない挑戦を
結局今は、資産の最高値の3,300万円から500万円減って2,800万円になり、そこからリバウンドして200万円利益が出て、今は3,000万円を越えました。
今はレバナスETFの株数を減らしていますが、それでも一時期の4割程度は保有しています。
ここからの投資戦略が難しいところですが、上がっても、下がっても、対応できるようなポジションにすべきかと思っているので、前回からは投資ポジションを下げています。
そうすることで、下がっても買い増しできるような姿勢にしておこうかと思います。
加えて、レバナスはいつでも売却できるような体制は整えて起き、あくまで直感だけども、上がりすぎかな?って思ったら手放すことも一つの方法だと考えています。
ガチホって基本であるのは間違いないと思いますが、それはあくまでノーマル型の投資だと思うんですよね。
私自身も、ノーマル型の投信は今回は全く手つかずで、さらに買い増しをしたくらいです。
それはNISA枠であっても、特定口座であっても、変わらずガチホしています。
失敗したのはあくまでレバナスETFの取り扱いですね。
毎日相場を見ていると、直感って意外と当たることが多いんです。
なので、次回は必ず利確をして、下がったところを再度拾うってことをやっていきたいと思っています。