なんでも道しるべ

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【石破ショックと為替リスクへの備え】冷静に対応する投資戦略

いま緊急でブログを書いているんですけど、9月27日に石破さんが総裁に選ばれた「石破ショック」と呼ばれる出来事は、国内外の投資家に大きな衝撃を与えました。石破茂氏が自民党総裁に選ばれたことで、日本の株式市場は大きく反応し、アフターマーケットで円高に一気に動いたことがその主な要因です。特に日経先物では株価が大幅に下落し、月曜日にはさらに大きな下落が待っている可能性があります。こうした状況に対して、どのように投資戦略を見直すべきか、今回は考えてみたいと思います。

一時的な要因と長期的視点

今回の急激な市場変動は、日本の首相が予想外の人物に選ばれたことが直接の原因です。これは一時的なショックであり、長期的な市場のファンダメンタルズには大きな影響を与えないと考えられます。政治的な変動が短期的に市場を揺るがすことはしばしばありますが、特にグローバルな視点で見れば、このような国内要因が長期的な投資成果に大きく影響するケースは少ないです。

このため、私は今回の下落があっても、ポジション整理を行う予定はありません。株価の下落自体は一時的なものであり、理由も明確です。それに対して過度に反応して売却することは、むしろ将来的なリターンを逃す可能性があるからです。こうした動きは、冷静な判断が求められる場面です。

信用取引のリスク

一方で、信用取引を行っている投資家にとっては、この急激な下落が大きなリスクになることは間違いありません。8月にも「追証祭り」が発生し、多くの投資家が強制的にポジションを整理させられましたが、それに懲りずに再び信用取引を続けている人たちもいます。今回の下落で再び「追証祭り」が起きる可能性が高いです。

信用取引は、少額の資金で大きなリターンを狙える一方、相場が思惑通りに動かなければ、元手以上の損失を抱えることになります。市場のボラティリティが高まる場面では、こうしたリスクが顕在化しやすく、特に急激な下落局面では注意が必要です。信用取引を行っている投資家は、リスク管理をしっかりと行い、無理な取引を避けることが重要です。

円高による米国株の為替リスク

私自身は、日本株をほとんど保有していないため、月曜日の日本株の大幅下落の影響は比較的少ないです。しかし、円高が急速に進むことで、米国株への投資に対して為替損が発生することが大きな懸念材料です。円高が進むと、ドル建ての資産が目減りするため、為替差損が投資収益に直接影響を与える可能性があります。

ただし、私は為替変動を予測してポジションを整理することはしません。為替は非常に不確実な要素であり、タイミングを見極めることが非常に難しいためです。長期的に見れば、為替変動も一時的な要因であり、それ自体が投資の決定要因にはなりにくいと考えています。

為替ヘッジとしてのレバレッジ型投資信託やETF

それでも、為替リスクに対するヘッジを全く考慮しないわけではありません。私はこれまで、為替ヘッジ付きのレバレッジ型投資信託やETFを購入してきました。特に日米金利差が縮小することで円高が進むリスクを考慮し、これに対する備えとしてこうした商品を選んでいます。日米間の金利差が縮小する局面では、円高が進行しやすいため、そのリスクに対処するための投資戦略の一環です。

レバレッジ型の投資信託やETFはリスクが高いものの、短期的に為替リスクをヘッジし、相場の動きに対応するための有効な手段だと考えています。ただし、これらの商品も市場の急激な変動に対してはリスクを抱える可能性があるため、引き続き慎重に運用を行うつもりです。

月曜日の展開と感情のコントロール

それでも、月曜日に為替損で投資収益が下がることを考えると、気分的にはあまり良くないのは正直なところです。特に、為替の影響を受ける商品が大半を占めているため、円高が進むことでその影響を受けるのは避けられません。しかし、こうした短期的な変動に一喜一憂せず、長期的な視点で冷静に対応することが重要だと考えています。

為替や株式市場の急激な変動は、どの投資家にとっても不安要因となりますが、感情に流されず、冷静な判断を続けることが、資産運用の成功につながるのではないでしょうか。投資はマラソンのようなもので、短期的な利益を追い求めるのではなく、長期的なゴールを見据えて取り組むことが大切です。