ビックテックの底がなかなか見えません。
金曜日の米国市場は全体的にはそこそこ良かったのですが、NASDAQ100の上昇が頭打ちの感じがしていました。
特にやはりビックテックの反発が弱いんですよね。
ラッセル2000の指数は良いので、相場全体としてはセクターローテーションで、大型株から小型株へ資金移動が起きています。
これは相場としては良いことだと思うのですが、やはり私の場合はビックテック中心にハイテク銘柄主体のポートフォリオを組んでいるので、投資のパフォーマンスがあまり良くないです。
ここは我慢かなと思っています。
これまで上がりすぎていましたからね。
爆益が剥がれただけなので、ここがじっくりと耐えて、次の上昇まで待ちたいと思っています。
何よりも重要なのが、ここでリセッション入りしないことだと思っています。
指標的にはインフレも落ち着いてきて、失業率もそこそこ上がってきており、消費も抑えられているデータも出てきているので、ここで引き締めすぎるとリセッション入りしてしまいます。
私の感覚よりもFRBはしっかりとデータを持っているので、利下げのタイミングを図っていると思います。
とはいえ、7月は今のところは現状維持、9月に利下げってことが織り込まれていますが、これで本当に良いのでしょうか?
私個人としては、7月に利下げでも良いのでは?って思っているのですけどね。
来週のFOMCでどのような話がでるのか、とても興味があります。
■巨大IT企業に付いていくだけ
収益に関しては、若干下げました。
一昨日から昨日にかけては株安・円安だったので、円建ての場合はあまり下げていないのですが、私の場合、レバレッジ商品をFANG+とNASDAQ100で持っているので、これらの商品は下げていきます。
さらに、今は積立金額を増額しているので、これも収益率を下げる原因になります。
ここからどれだけ下げるか分かりませんが、相場の感じを見る限り、底でかなり揉んでいるなぁという感じはしています。
金曜日の相場なんて、強弱がかなり押し引きあって、上昇率の割には、上下のボラティリティが大きかったです。
なので、見ていて、非常に疲れました。
また、日本時間の3時ごろに急落があったのですが、これは、ブラジルでやっているG7でなんか意味深な合意があったようですね。
巨大IT企業への課税をしていくという合意のようです。
まあ、これは数年前から合意されており、今回はもう一度確認ということだったようですが、数年経っても進展が無いからという理由のようです。
そらそうでしょう。
米国がこんな合意を実際に署名までに持っていくわけがないです。
お互いの国でこのような巨大ITが活躍しているなら話は別ですが、米国にとっては不利益しかないわけです。
世界各国に忖度して、そんなことに署名するわけがないです。
■来週は勝負の週
来週は日米の金利決定があり、さらにハイテク企業の決算発表が行われます。
すでにアルファベットとテスラの発表が終わりましたが、アルファベットに関しては、発表内容が良くても株価は下がっていますし、下げる原因を探すような感じになっています。
他の企業も発表していくのですが、市場の予想からかなり上方されないと株価には下落要因になるかもしれません。
それだけ期待値が高いってことですが、明らかに期待が大きすぎますよね。
まあ、これはあくまできっかけであり、機関投資家からすると売る理由を探しているだけかもしれませんが。
これまでもそうですが、ここからさらに下落してもガチホするしかありません。
いわゆるジャストキープバイイングです。
略語でJKBとユーチューバーが名付けていました。
男は黙ってJKBらしいですね。
ちょっと遊びになっていますが、これはこれで筋は通っています。
本当にJKBなんですよ。
ちょっと下がったくらいで、狼狽して、売却しても意味がないわけです。
売却するなら、下げるまえに、7月上旬に売らないとダメなんです。
けれども、その時はいくら上昇ピッチは速いなって思っていても、機会損失になるから付いていくしかなかったわけです。
ですから、下げても付いていくしかなわけです。
ずっと付いていけば、いつかは底を打って上昇するわけですからね。