マグニフィセントセブン銘柄は本当に辛い状況に陥っています。
ここまでグーグル、テスラ、マイクロソフトの決算がありましたが、テスラは最初から悪いと分かっていたけれど、グーグルとマイクロソフトについては、売上利益が予想を上回っても発表後に大きく下げる状況になっています。
昨日の米国相場の引け後、マイクロソフトの決算発表がありましたが、クラウド収益が予想に届かなかったという理由からか、売られる展開です。
これは、YouTube広告収入が届かなかったグーグルと同じ状況です。
いつの決算でも同じですが、完璧に近い決算なんてありません。
ちょっとでも売りの材料を見つけるのなから、何かしら出てくることもあります。
これまでは、少しほころびがあったとしても、全体的に良かったとか、ガイダンスが良かったとか、そのような理由で上昇していました。
けれども、今は、少しでも悪いところがあれば容赦なく売り浴びせる展開です。
言い換えると、売る材料を探している状況なんですよね。
結局、直近のマグニフィセントセブンは上がりすぎました。
その利益を確定したいと思っている人が多いということです。
株って当たり前ですが、買う人がいて、売る人がいるから、売買が成立します。
今は売りたいと思っている人が多いので、下落が続くということになるのです。
もう売る人がいなくなってくると下落は止まるのですが、売りが売りを呼ぶというのは、耐えられる人がどこまでいるかってことなんですよね。
人それぞれ、買ったタイミングが違うわけですから、含み益ラインも損切りラインも違うわけです。
なので、下落が続くと、これまで耐えられていた人まで売ることになっていまうのです。
これは機関投資家でも同じ話であり、様々な理由があってこれらの株を持っている訳ですから、上がりすぎだと判断すれば一旦売るでしょうし、安いと判断すれば買うでしょう。
これに加え、テクニカル的に売り時なのか、買い時なのか、その辺りの話になってくると思います。
■無駄な動きをしても損するだけ
このような時はどうするか?
まあ、いろいろ方法はあるでしょうし、個人によって取るべき手法は異なるので、何が一番良いかなんて分かりません。
明日の株価が分からないように、取るべき対策も何が正解なのかなんて分からないものです。
大切なことは、今のポジションをあまり整理しないこと。
これまでハイテク銘柄に重きを置いてポートフォリオを構築していた人が、急にバリュー株や小型株を中心としたポートフォリオにしたからといって何の得もありません。
なぜなら、自分はハイテク企業の将来が明るいから、これらの銘柄に投資をしているはずです。
だったら、それを持ち続けないと投資の理由が無くなってしまうからです。
バリュー株や小型株でポートフォリオを構築するべきだと思っていたら、最初からやっているはずです。
今そのようなポートフォリオになっていないってことは、最初はそうは思っていないってことですからね。
■ガチホそして買い増し
後は、今のポジションをどのようにするか?って話です。
新NISAで何をいくら持っているか、特定口座で何をいくら持っているか、ノーマル型なのかレバレッジ型かのか、投資信託なのかETFなのか、はたまた個別株か、これらによっても取るべき対策は異なってくると思っています。
基本はガチホに限ると思いますが、どうしてもレバレッジ型で夜も寝れない状況になっているのなら、一旦売り払うのも自分自身の精神衛生上も良いかもしれません。
逆に、じっくり構えられる人は、今こそチャンスではないのか?って問い直すことですよね。
いつか分からないけれど、いつか上がってくると信じているのであれば、ここで買い増しというのも一つの選択肢ですし、積立増額やスポット買いというのもやれるチャンスなのかもしれません。
そして、私はどうするか?って話ですが、とりあえずガチホは確定です。
こんな下落で売却しているようでは先が思いやられます。
長期投資で何千万円もの資産にしようと思うなら、こんなところで売っている場合ではないです。
現金に換えたところで、再購入のタイミングなんて分かりっこないですからね。
稲妻の瞬間を取り逃さないためにも、このまま相場に居続けることが大切です。
あとはどこまで買い増しするか?って話ですが、とりあえず新NISAの枠を使い切ってもよいかな?って思って、増額積立をしています。
下がるなら、拾っていこう、ホトトギス