なんでも道しるべ

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働き方改革よりも、管理職の仕事に対する給料と、ワークバランスを重視したい…と私も思う

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昨日の記事で、お金に関するアンケート結果について、私の個人的な意見を含めながら紹介させてもらいました。

目標は「貯蓄」が1位であるが、目標額と貯蓄額とのギャップが大きい。資産運用は何位? - なんでも道しるべ

調査アンケートのタイトルは、「キャッシュレスとデビットカードの利用意向に関する実態調査2018」というものですが、内容はマネーに関する質問なども含まれており、とても興味深い内容となっていました。

昨日紹介したのは、貯蓄の目標額と、実際に貯蓄できた額についてです。

なかなか目標どおりに達成できないものだと思うのですが、男性の方が女性よりも貯蓄目標額が高めであるのは、家計の現実を分かっていない人が多いのかもしれませんね。

私の両親、特に父親がそんな感じだったので、この結果は納得できました。

目標の1位は「貯蓄」であることは例年変わらないようですが、「資産運用力アップ」がもっと順位が上がってほしいのが私の願いです。

日本全体が貯蓄だけでなく、運用や投資によって、お金が世の中に回るようになり、企業が投資家目線で経営判断をするようになって、日本の経済がさらに活発になればいいなと感じます。

それでは、本日も引き続き、アンケート結果を紹介したいと思います。

■お金の管理は得意か?

お金の管理についての質問です。

「お金の管理が得意だと思うか?」という質問に関する回答ですが、これはキャッシュレス派と現金派で分けた結果です。

全体としては、得意だと思っている人は、47.3%いるとのことです。

約過半数の人がお金の管理は得意だと思っているということですね。

それをキャッシュレス派と現金派に分けてみると、以下の結果になります。

  • キャッシュレス派 54.8%
  • 現金派 39.7%

キャッシュレス派は過半数を超えて、現金派がは大きく下回っているという結果です。

「管理」という言葉は非常に難しく、データを取得しているだけでは管理になりません。

したがって、家計簿をつけているだけでは本来の管理にはならない訳です。

管理というのは、これらのデータからどう考えられるかを考察するような目線で確認していることが重要です。

現金派の人は管理という面では、家計簿を一生懸命付ける人でないと難しいのかもしれません。

逆にキャッシュレス派の人は、キャシュレスということで自動的に利用明細などを確認することで、「使い過ぎたな…」とか、「季節要因的な臨時出費」とか、「無駄な買い物をしなかったので今月は出費が少ないな」とかの考察がしやすいようになっているのだと思います。

私自身が同じ状況です。私はできるだけ、支出をクレジットカードでまとめるようにしています。

「クレジットカードは使いすぎる」と言われますが、それは一昔前の話です。

今はスマホのアプリも充実していますので、リアルタイムまではいきませんが、数日後にはアプリの明細にアップされるようになります。

さらに、毎月の同じ時期に支払いが決まっている固定費も確認できるので、支出の目標金額を決めて、できるだけ使い過ぎにならないようにコントロールがしやすくなったと思います。

アンケート結果が過半数超えであったということは、私のような使い方をしている人が増えているのかもしれませんね。

■管理職になりたいか?

次のアンケート結果は、マネーとは関係ありませんが、興味のある項目だったので、挙げてみます。

「管理職になりたいと思うか?」という質問です。

ビジネスパーソンに対してだけの質問なので、全体の1,000名に対し、n数は506でした。

全体としては29.2%という結果で、キャッシュレス派は39.1%、現金派は21.6%とのことです。

キャッシュレス派と現金派よりも、全体としては3割程度しか管理職になりたいと思っている人がいないというのは、とても少なくなったのではないでしょうか。

同じ会社で長期間勤めて給料を上げるには、管理職になることが第一ではありますが、最近は、管理職になってからの仕事量の増え方に対して、給料が追いついていないような気がします。

ここでは私が思っていることの詳細は言いませんが、やはり生産的でない仕事が増えたような気がします。

それは、会社内で能力を考慮せずに人事が決められていることから、能力不足の人達が自分の仕事を作るために、利益に直結しない仕事を作り出していることが問題だと私はおもっています。

これは、日本の大企業病に近い問題だと感じており、日本と米国の大きな差であると言えます。

このような業務状況を間近で見ている若手層が、管理職になりたがらないというのも分かるような気がします。

働き方改革などといった表面上の問題よりも、企業の中の終身雇用を筆頭とした人事制度や処遇制度の方が、問題の根が深いような気がします。

■有給休暇とワークバランス

同じような働き方のアンケートで、「有給休暇は積極的に取得しているか?」、「給料の高さよりワークバランスを重視したいと思うか?」についての回答結果です。

・有給休暇は積極的に取得している

  • 全体 43.7%
  • キャッシュレス派 47.7%
  • 現金派 35.3%

・給料の高さよりワークバランスを重視したい

  • 全体 69.4%
  • キャッシュレス派 80.2%
  • 現金派 62.3%

この結果からも、有給休暇は過半数以上の人が思うように取得できていないと考えているようです。

逆にワークバランスを重視したいと考えている人が6割~8割であることからも、もちろん給料は欲しいから働いているわけですが、ワークバランスを崩してまで働くことはしたくないということです。

これで、さきほどの結果の「管理職になりたいと思うか?」という点に共通することだと思います。

これらの働き方のアンケート結果をみると、キャッシュレス派の方が現金派よりも全ての質問の結果が高くなりました。

キャッシュレス派の人は、働き方の面においても、現金派の人よりも管理を重視しているのだと思います。

管理能力が不足していると感じる人は、お金の持ち方を変えることで、管理能力を向上させることができるかもしれません。

現金払いから、キャッシュレスの払い方に変えることで、様々な面において、より考えるようになるのだと思います。