友達との関係性と勉強したい気持ちに揺れる娘です。
今週末の三連休、友達の中では夕食会をしようという話がでているようです。
けれども、週明けには市内統一テストが学校であるので、娘としては遊びに時間を使うよりも、勉強に時間を当てたい様子です。
一方で、友達との関係性というのは難しいもので、誘われたものを断るのはかなりの勇気が必要です。
今後の関係性を考えると、少しの時間でも参加しておいた方が良いと考えるのも分かります。
でも、その時間によって、統一テストで成績が悪くなるのはもっと嫌だと考えているようで、何とか断れないかな、そもそもなぜこんな時期に夕食会なんてするの、などを無駄な悩みを感じている様子です。
友達関係というのは、学校生活で筆頭に上がるほど話題に富むというか、意識をしないといけないものの一つです。
学校に通っている以上、誰かと過ごしている以上、無視して自分だけの時間は過ごせないので、常に誰かと時間を共有しなければなりません。
一方で、思想が違うと、今回のようにすれ違いができてしまうもの。
とはいえ、学校という場所は、限られた空間で、限られたメンバーで、限られた時間を過ごすので、自分の都合だけを押し付けるわけにもいきません。
友達関係と勉強関係、この二つは切っても切れない関係です。
■友達と勉学
友達によって足を引っ張られるというのは良くあることです。
自分は違う意見を持っていても、友達の輪やグループを考えると意見を言えない、付き合わなくてはいけないと感じてしまうことがあります。
人間一人で生きていくことはできないので、多少は他人と何らかの共有をする必要がありますから、協調性を構築するうえでも学校生活で友達との関係性を考えるのは必要なことです。
一方で、学校生活はそのような関係性だけを学んでいるわけではなく、一番の目的は学力向上です。
さらに、今では、中学受験、高校受験、大学受験と3年毎に受験を控えている生徒が多いですから、受験も意識したスケジュール感や友達関係を構築する必要もあります。
そして、各々の学力も異なりますし、進路希望も異なります。
ゆえに、友達というのはきちんと選ばないと、自分の人生で損をする可能性もあるのです。
大人からすると、子供の頃の友達関係なんて小さなもので、大人まで継続する友達なんて少ないのだから、適当に付き合っておけば良いよと思っているでしょうが、子どもにとっては今の友達関係が重要であり、全てなので、そのようなアドバイスに耳を傾ける訳がないのですよね。
親は子どもの意見を聞きつつも、子どもに不利益が被らないように、上手にコントロールするしかないと思うのです。
■友達付き合いも練習する必要あり
結局、娘としては、夕食会の時間が自分の勉強時間の感覚に合わなかったようで、断るということで決めていました。
面倒くさいと言っているのが、周りがその夕食会で盛り上がることらしいのです。
今はSNSが盛んなので、その盛り上がりが見たくなくても見えてしまいます。
それが一番嫌みたいなのです。
まあ確かに、行くか、行かないかは、行かないと決めてしまえば、何をしているか知る由もないのですが、やる前からとか、やった後に、SNSで盛り上がられるとちょっと辛いかもしれませんね。
これも練習の一つだと思います。
今は中学生でたいした勉強量ではありませんし、遊びの範囲も限られています。
これが高校生になると、大学受験というボリュームの多い勉強量になり、さらに遊びに関しても範囲が広がってきます。
そこで断れる勇気や、自分の時間間隔で過ごせる勇気がないと、受験で成功するのは遠のいてしまいます。
このような時に練習しておいて、気持ちのコントロールができるようになっていると、後々で良いと思っています。
■他人に迷惑をかけるのだけは自重してほしい
親目線からすると、私の感覚は、来週に市内統一テストであるにもかかわらず、夕食会を開くことに躊躇がない友達の親の感覚が分かりません。
他人の親が考える方針なんてどうでも良いので、他の子が勉強しようが、三連休を楽しもうが、どうでも良いのですが、何より他人に迷惑をかけてもらいたくないです。
家族で遊んで、それで盛り上がるのならどうでも良いですし、しいて言うなら、勉強に力を注いでいない友達を誘うなら、それはそれでよいのではないかと思うのです。
けれども、我が家や我が子のように、テスト前はテスト勉強に全振りしているような子を誘うような催しだけは止めてもらいたい。
平気でやるような親の感覚が私には理解できないですね。
とりあえず、娘としては、夕食会に参加せず、何とか気持ちの整理ができるようなので良かったです。
私としては結果が重要なので、遊ぼうが、休もうが、テストで結果が出れば何も思いません。
けれども、遊んでいるうえに、結果が出ないと、それは選択肢を間違えていると言うと思います。
当たり前ですが、子どもの立場としては、絶対の自信をもってテストに臨めるなんてあり得ないわけですから、結局は勉強時間に充てるしかないんですけどね。
それにしても友達関係は考えものです。