先日、馬渕教室の第3回公開テスト結果を記事で書きましたが、志望校合否判定の結果を示していなかったので、本日はその内容について書きます。
志望校合否判定は、公立高校を3校、私立高校を3校選択し、その合否判定をしてくれるというものです。
偏差値70を取った時は、全判定がA判定だったので、特に面白味も無かったのですが。前回の偏差値62の時は、C判定やE判定が出ていました。
次のランクまでの必要点数が記載されているのですが、それが数点だったりするので、本当に1点、2点で合否が分かれるのだなと痛感させられます。
実際の入試でも、1点、2点に大量の受験者が含まれるので、本当にギリギリの人は、最後は1点勝負なのだと感じます。
■公立高校の志望校判定結果
今回の公開テストの5科偏差値は64.7でした。
この偏差値の結果と、通知表の評定からの想定内申点から合否判定がされます。
想定偏差値は、とりあえず1年の評定44をベースとなっており、内申98となります。
内申98は96~100の層になるので、その層で、偏差値64.7から合否結果を出されるようです。
結果としては、公立トップ校でB判定、2番手と3番手校でA判定という結果でした。
公立高校はトップ校と2番手には大きな差があるということなので、トップ校でA・B判定を取ろうと思うと、偏差値63は必要だと思われます。
予想順位は114位だったので、まずまずという結果。
合否ボーダーではないので、普通に実力を出せば合格できるということです。
ただ、前回のように偏差値62になってしまうと、ボーダー付近となるので、侮れません。
また、私の考えとしては旧帝大を狙うのであれば、順位は二桁で合格してほしいと考えているので、偏差値64でも低いということですね。
二桁に入ろうと思うと、偏差値65が必要だということですね。
前々回に偏差値70を叩き出した時に、予想順位が32だったので、逆に言うと偏差値70でも30番だということです。
上には上がいるというのが分かりますね。
結局は、偏差値64という、上位クラスの基準というのは非常に良く出来ており、それを常に超えていないと、上位合格は難しいということになりそうです。
■私立高校の志望校判定結果
私立高校に関しては、トップ校がC判定、2番手・3番手校はA判定という感じでした。
私立に関しては、トップ校は揺るぎないので、これがC判定なのは理解できますが、2番手以降の学校はそれぞれの高校で特徴があるので、何とも言えません。
個人として、何をメリットとしてその私立に進学するのかで変わります。
旧帝大などの国公立大を狙いたいのか、私立大の付属校なのか、それとも指定校推薦を狙う高校なのか、それらによって志望者の層がかなり異なってくるのも事実ですし、専願・併願によっても変わるので、何とも言えないと思います。
ただ、トップ校にかんしては、小学校受験や中学受験組も居て、旧帝大や医学部を狙う高校なので、公立トップ校を合格できる頭であっても、併願で合格できない可能性もあるわけです。
まあ、それでも、特進コースなのか、一般コースなのかで偏差値も当然変わるので、これもどちらを選ぶかです。
合格重視なのか、挑戦するのか、と言った感じだと思います。
その辺りは入試の戦略も必要なのかもしれません。
■判定結果をしっかりと見よう
偏差値に加えて、合否判定から志望校への自分の立ち位置が分かってきます。
大学入試でよく言われるのが、自分の立ち位置とゴールの距離が分かっていないということです。
高校入試は中学範囲なので、大学入試ほどに把握は難しくないですが、目標や自分の位置が分かっていないと勉強内容が定まりません。
どの教科で点を稼ぎ、どの教科で耐えるのか、などの戦略・戦術面は入試の最後に考えることもありますが、まずは5教科の弱点を無くし、総合的に底上げすることが最善です。
とはいえ、やみくもに勉強しても自分が伸びているかが実感できないので、意味がないです。
このような模試テストの解析結果をしっかりと見定めて、やるべきことを明確にすることが大切です。
9月の上旬に第4回の公開テストが待っていますので、そこにむけての準備をそろそろスタートしなければなりません。
一部、数学では始めてはいますが、あと5教科で何点取れば良いのかが分かっていることで、モチベーションも上がりますから、模試の結果はしっかりと見てほしいものです。