先日の記事では、中1の娘が通っている馬渕教室の公開テストの結果を公開しました。
5月に実施された第2回公開テストの結果です。
馬渕教室でいうSSSの基準である、偏差値58は一つのラインだと思っていましたが、結果は4科で偏差値62超でした。
偏差値64はSSSTのラインですので、より上のクラスのボーダーラインにも到達しました。
これを維持することが大切であり、第4回から社会のテストが入ってきても、中学2年の編成時に偏差値64を超えていることが重要だと思っています。
そのためには、個々の教科の弱点を潰しておくことが必要です。
得意な教科を勉強するよりも、不得意な教科や分野を勉強するほうが得点アップや偏差値アップに効果的です。
理由は明確で、得意な教科は伸びしろが少ないからです。
得点アップの幅が広い不得意教科ほど、勉強すれば勉強するだけ点数に結び付きます。
所詮、中学レベルの内容です。
不得意といってもたいしたレベルではありません。
丸覚えしてしまえば、それなりに対応できるはずですから。
本日からは、各教科の考察と得点アップの勉強方針について語ります。
■高得点でも偏差値70に近づかない
英語は、今回の第2回公開テストから入った教科です。
英語のテストがあると、ようやく中学生になった気がします。
これまで、小学生で英語の授業があるといっても、全く低レベルの内容であり、聞き取り中心のたいしたことない学習内容でした。
ようやく文法や英作文を意識したテストになってきました。
今回の成績は、点数が94点で、偏差値64.7でした。
意外だなと思ったのが、94点でも偏差値が70近くまで届かなかったということです。
昨年の問題であれば、94点は偏差値が60後半~70近くだったはずです。
それに、今年は範囲を広くして、昨年の第2回と第3回の問題内容になっています。
理由は、学習指導要領が改定されて、中学校で学習する内容が広くなったからです。
ゆえに、平均点も下がり、偏差値も高く出やすいだろうなと思っていたのですが、結果からは逆でした。
■英語先取りの生徒が急増
まず、英語の得点分布グラフを見ると、平均点は67.1点ですが、最頻値は70~80点であり、80~90点の生徒も多いようです。
逆に50点以下の人も多いので、平均点が下に引き下げられていますが、偏差値の計算からいうと、MAX100点であったとしても偏差値がそれほど上がってこないと思える分布をしてます。
なぜこのようなグラフになったのか?
理由は複数あると思っています。
まず1つ目が、「英語を先取りしている人が増えた」からだと思っています。
ちょうど、今の娘の学年前後で、乳幼児の英語子育てブームがやってきました。
現代の乳幼児では少し治まっているような気がしますが、私の時代では非常に活発でした。
その学年が中学生になったということです。
簡単にいうと、英語に取り組んでいた人と、全くやっていない人の二極化が起きているということです。
今回の公開テストの内容だと、そこそこ英語に親しんでいる人であれば、さほど勉強しなくても高得点が取れる問題です。
初歩中の初歩レベルですから、英単語も英文法も非常に易しいです。
それほどテスト対策をしなくても、少し英語をやっていた人であれば、80点以上は余裕で取れていたはずです。
■コロナ禍でGWが勉強漬け
2つ目の理由は、「コロナ禍でGWの勉強時間が確保できたこと」だと思っています。
従来までのGWだと、長期連休の外出や遊びが多かったと思いますが、今年はコロナ禍で外出がほとんどできませんでした。
外出できないから勉強しようとはなりませんが、馬渕に通う生徒でだとそのような構図になる生徒も多いと思います。
それだけ、勉強時間をしっかり確保すれば、それなりに学習してくる生徒も多いです。
中学になってからの学習といえば、やはり英語と数学です。
この2教科は後から挽回は難しくなってくるので、先取りでどんどん勉強していくことが重要です。
英語を本格的に始めた中学生ですから、GWに英語を集中的に勉強した人も多いのはあり得ると思います。
特に、英語は学習内容が広くなったと脅されましたからね。
より勉強する人が増えたのは頷けます。
これらの理由からは英語の得点分布が上位に傾いたグラフになったと推測しています。
大学入試でも英語対策が第一ですから、中学生の段階から英語に注力しておくことは大切です。
■ミスが2ヵ所
当ブログでも散々書いていますが、娘は幼少期から英語をやっていますので、現レベルの中学英語だと勉強時間は極端に少なくても対応できます。
けれども、少し穴も発見しました。
え?こんな単語が書けないの?というのが1問。
そして、文中なのに大文字で書いてしまうのが、もう1問。
この2つがなければ100点だったのですが、それが分かったことも大切なことです。
良く使う単語であったとしても、スペリングが中途半端であれば、テストでは書けないということであり、基本的な文法知識はきちんと身に付けないといけないということです。
もったいない間違いが、偏差値を少し落としていることになり、入試であれば合否を分ける可能性もあるかけですから、ミスは禁物だということです。
第3回に向けても、基礎基本をきちんと見直し徹底していきます。