先日の記事では、中1の娘が通っている馬渕教室の公開テストの結果を公開しました。
5月に実施された第2回公開テストの結果です。
馬渕教室でいうSSSの基準である、偏差値58は一つのラインだと思っていましたが、結果は4科で偏差値62超でした。
偏差値64はSSSTのラインですので、より上のクラスのボーダーラインにも到達しました。
これを維持することが大切であり、第4回から社会のテストが入ってきても、中学2年の編成時に偏差値64を超えていることが重要だと思っています。
そのためには、個々の教科の弱点を潰しておくことが必要です。
得意な教科を勉強するよりも、不得意な教科や分野を勉強するほうが得点アップや偏差値アップに効果的です。
理由は明確で、得意な教科は伸びしろが少ないからです。
得点アップの幅が広い不得意教科ほど、勉強すれば勉強するだけ点数に結び付きます。
所詮、中学レベルの内容です。
不得意といってもたいしたレベルではありません。
丸覚えしてしまえば、それなりに対応できるはずですから。
本日からは、各教科の考察と得点アップの勉強方針について語ります。
■算数と数学ではテストレベルが違う?
前回の記事では英語に関して書きましたが、今回は数学です。
数学は、小学校の算数からずっと公開テストの教科として受け続けています。
成績表でも算数からの偏差値推移となっています。
今回、初めて80点という点数が取れましたが、小学校の算数では考えられない点数でした。
というのは、小学校の算数の場合、中学受験向けがベースとなっている問題が多く、中学受験の対策をしていない組にとっては、半分以上は応用問題で解けないです。
解けないというのは、解法が分からないのです。
中学受験の算数というのは一番クセが強く、小学校で習う算数と中学受験の算数というのは全く別の科目と言えるほどの違いがあります。
学校で習うレベルだと、中学受験の問題は全く解けませんし、それをベースとしている公開テストも全く歯が立ちません。
少しでも解けるようにするために、スタサプの算数の応用授業を見て勉強していましたが、なかなか難しかったです。
今思うと、おそらく、演習量が足りなかったのだと思います。
どれだけ数多くの種類の問題に当たれるかが勝負であり、スタサプは講義を履修する要素としては申し分ないのですが、演習量となると全く足りていないので、そこは自分で何とかしなければなりません。
その時は、どのような問題集をやれば良いかも分からず、授業自体は小学校レベルだったので、仕方なかったのかなと思います。
小学校の時は、50点取れれば頑張った、60点取れれば凄いねという感じだったので、中学生になって80点が取れるようになった娘は非常に喜んでいました。
■中学受験組がごっそり抜けているから?
私が見ている感じでは、小学生の公開テストよりも、中学生の公開テストの方がレベルは低いと思っています。
もしかすると、演習量がきちんとできていること、娘自身の実力がついてきていること、などから、相対的に公開テストのレベルが低く感じるのかもしれませんが、私が見ている感じでも、小学生の時の方が悩む問題が多かったように思えます。
平均点も5点~10点くらいは低いかな?とも思いますし。
それでも、80点で、偏差値63というのは、やはり数学で伸び悩んでいる生徒が多いのかなと思います。
もう一つの理由としては、中学受験組がごっそり抜けたということもあると思います。
馬渕の公開テストは通学していなくても受験することが可能なので、実力試しとして中高一貫に通っている人でも受験する人はいると思いますが、基本的には学校の授業の進度が違うので、中学受験組は抜けていっていると思います。
そうなると、賢い中学受験組が抜けているので、問題が簡単になったとしても、平均点は上がらず、偏差値も上がりにくいといったことも無いのかもしれません。
■積み重ねの教科である数学
馬渕教室のクラス替えのSSSとSSSTについて、総合偏差値の58と64以上の基準以外にも、数学の教科だけは特別に55と60以上という基準があります。
今回、4科の偏差値を見て思ったのは、1教科だけ失敗しても、残りの3教科で高得点を出せば、クラス基準の偏差値はクリアできる可能性が高いということです。
その失敗の1教科というのを数学であってほしくないというのが馬渕の狙いだと思っています。
理由として考えられるのは、数学は積み重ねの教科であるということです。
積み重ねの教科として有名なのが、数学と英語ですが、英語は中学生にとってはまだ序盤なので挽回はできるのだと思います。
けれども、数学は小学生の算数からの積み重ねなので、一度、苦手教科になってしまうと、なかなか上がってくるのが難しい教科なのかもしれません。
上位のクラスは噂によると授業内容も変わってくるので、ついていけないリスクがあるのなら、下のクラスでしっかりと基礎基本固めをしてほしいというのが目的だと思います。
理科、社会は、分野別でなんとか成績を上げられる教科ですが、数学は一度遅れると、その分野の影響を非常に受けやすいので、一つ一つをしっかりと身に付けていくべきかと思っています。