中学2年の娘が通塾している馬渕教室では、公開テストと称している模試テストの結果でクラス分けがあります。
各府県によってクラスの種類が異なりますが、ほぼ共通しているのが、上位クラスとしてSSSクラスがあり、さらに上位クラスとしてSSSTクラスがあります。
通塾している校舎によっては上位クラスが無いところがありますが、その場合は通塾できるのであれば、転籍も可能です。
我が娘の通っている校舎では、最初に入ったところは上位クラスが無かったのですが、校舎が閉校されるのをきっかけに上位クラスがある校舎に転籍しました。
けれども、今の校舎ではSSSクラスしかありませんので、SSSTクラスに行くのであれば、さらに転籍が必要です。
といっても、上位クラスには希望すれば入れるのでなく、きちんと基準が設けられています。
公開テストの結果で、その基準をクリアできれば、上位クラスへのお声がかかるという仕組みです。
中2になるとき、SSSクラスへの基準は突破していたのですが、SSSTクラスの基準はクリアできていませんでした。
それがようやく、今回の公開テストで基準をクリアすることができたのです。
とはいえ、これで公立トップ校に合格が決まったわけではないです。
これがスタートラインという感覚を持って、SSSTクラスに残ること、さらに席順で上位を狙えるように努力を積み重ねてほしいと思います。
■馬渕教室の上位クラス基準
馬渕教室のSSSクラスとSSSTクラスの基準は下記のとおりとなっています。
SSSクラス:中2には公開テストの直前2回の5科偏差値が58以上、かつ、直前2回の数学偏差値が53以上。中3の場合は5科が60以上、かつ、数学が55以上。
SSSTクラス:公開テストの直前2回の5科偏差値が64以上、かつ、直前2回の数学偏差値が60以上。
偏差値58とか64であれば、意外と余裕で突破できるのでは?と思う人もいるかもしれませんが、それがそれほど甘いものではないです。
そもそも、馬渕教室に通っている生徒って、勉強ガチ勢の集まりです。
公立トップ校に100名以上とか、2/3以上とかを輩出する塾です。
それらの人が集まった公開テストの結果で、偏差値64以上を取ろうと思うと、結構大変です。
想像しやすいように、順位とすると、おおよそ7000人が受験して上位400~500位に入らないといけません。
さらに、近畿の各府県の勉強ガチ勢が集まっていますから、500位といっても簡単ではありません。
地方の公立中学の学校ではトップ1~3位くらいに入っていないと、馬渕教室で戦うことすら難しいでしょうね。
そのくらい難しいことなんですよ。
普通に、有名な灘校や北野高校などを受験する超優秀生徒に紛れて偏差値が算出されるわけですから。
■ギリギリだけどクリアはクリア
娘自身も学校では上位を狙える点数を取っていますが、馬渕教室ではSSSTクラスに挑戦できそうなポジションでした。
特に数学が苦手教科なので、数学単独の偏差値60が厳しかったのです。
また、国語も苦手なので、数学と国語が足を引っ張って5科の偏差値も落としてしまいます。
弱点の教科を持っていると、それを克服するように勉強するか、他の教科で挽回しなければなりません。
一番良いのは苦手教科を持たないことですが、それが叶うならそれこそ灘校にいけますよね。
それが出来ていないからいろいろ悩むわけです。
今回、ようやく偏差値基準をクリアできることになり、10月前後から転籍をしてSSSTクラスに行けることになりました。
- 数学 60.8+59.5(平均60.15)
- 5科 64.7+64.4(平均64.55)
数学なんて今回は60を下回っていますから、本当にギリギリのクリアでした。
5科の偏差値も余裕があるわけではないです。
数学と国語が足を引っ張っているので、英語と理社に感謝という感じです。
SSSTクラス転籍によって、公共交通機関を使って通塾する必要がありますから、これまでよりも早く家をでないといけませんが、それでも行く価値がありそうな気がします。
娘としては、基準突破が本当に大変だっただけに、SSSTクラスの勉強ガチ勢を見てみたいと思っているようです。
SSSTクラスで後ろの席に座っているような偏差値70くらいの超人はどんな人なのでしょうね。
■通えるのであれば無理してでも行かせてあげたい
このようなクラス分けの制度ってホント面白いと思います。
自分よりも優秀な人を見ることができますし、高校受験前から高校時のクラスの友達の雰囲気を知ることができます。
おそらく、SSSTクラスに所属している人達は、ほぼみんな同じ高校を受験すると思いますし、公立トップ校を狙って、さらに大学も旧帝大を狙っているからこそ、今から勉強しているのだと思いますね。
住んでいる場所によってはどうしてもSSSTクラスに通えずに、近くの校舎に通塾している人もいると思いますが、それはそれで家庭の判断です。
けれども、塾の先生が、「通えるのであれば無理してでも通った方が良い」と言った理由が分かる気がします。
やはり子どもの学習環境って重要だと感じます。
周りにより賢い人が居て、みんなが努力している雰囲気があって、クラスや席順で競争心が湧き出て、そこに勝ちたいから、自分にも負けたくないから、だから、努力するのだと思います。
ようやく公立トップ校に受験できる土台、さらに先の大学受験に向けた環境に飛び込むきっかけができました。
せっかくお金を使って勉強しているのですから、中途半端に費用をかけ、中途半端に勉強するのではなく、より上を狙う姿勢で取り組むべきだと思うのです。
諦めるのはまだ早いですし、本当の勝負はまだまだ先です。