なぜか娘が「ナニワ金融道」にハマっている。
昔、私が大学生の時に、特番ドラマで数回見て面白かったことがきっかけで、2015年にあった10年ぶりの放送回を録画していました。
それを娘が、HDの録画一覧から発見して、見ていたようです。
借金怖さをかなり優しく教えてくれるドラマなので、私にとっては気に入って見てくれるのは、良いことではあると思っています。
この2015年のドラマは、灰原達之役のSMAPの中居君がかなりの若作りをして、主演を演じて頑張っている感があります。
■娘が気に入っている訳
娘にとってかなり気に入っているのが、レギュラー役のセリフのようです。
中居君の言い回しも面白いみたいですし、桑田澄男役の小林薫さんと中居君との掛け合いも面白いみたいです。
あと一番は、泥沼亀之助役の梶原善さんの演技がツボにはまるみたいです。
ここまでだと単なるドラマ好きなのでしょうが、やはりお金に関わるストーリーが小学生であっても少しは理解できるみたいで、面白いようです。
主題歌のウルフルズ「借金大王」の歌詞が気に入ったようで、車の中でも歌っていますが、妻から「恥ずかしいから外では歌わないで!」と言われています。(笑)
やはり私の娘だなと思いますね。
気に入るドラマは親子で一緒ということです。
今は「株なんて嫌!」なんて言っていますが、大人になると、おそらく私と同じことをしているような気がします。
ナニワ金融道をみて、「借用書」とか「契約書」という存在がかなり衝撃的だったようで、最近すぐに作りたがります。
また、『契約書の内容は絶対に守らないといけない』というのが頭にあるようで、私と何かを約束したときは口約束では許してもらえず書かされます。
まあ、このドラマをきっかけに、借金の怖さと、連帯保証人、手形の裏書というものを少しも知ってもらえれば良いのではと思います。
簡単に他人の保証人にはなってはいけないということですね。
■過去のDVDもレンタルして全部見ました!
あまりにもドラマが好きすぎて、年末年始に過去のDVDを借りに行きました。
過去ドラマのDVDは6枚出ていましたが、最初から順番に見ていきました。
記憶が薄かったですが、どの話もストーリーは一度見たことがあったものでした。
最初は1996年ですから、私も学生時代で生では見ていないと思います。おそらく大学時代に全てレンタルして全部見たのだと思います。
それすら記憶になかったのですから、時が経てば記憶が薄れるのは当然ですね。
過去のDVDは『中居君が若いなぁ~』と思いますが、最初から桑田さんと泥沼さんの役どころはピッタリはまってて面白いです。
娘が最近、この2人のマネをするようになってきました。まあ、一過性だと思いますが、楽しそうです。
■「モノポリー」をやってみた
このドラマに関連して、お金に関係するゲームということで、年末年始休暇をつかって『モノポリー』のボードゲームをやってみました。
このゲームは不動産投資が中心なので、株ではないのですが、投資というものを勉強できるので良いゲームだと思っています。
小学3年生では少し早いかな?と思いましたが、ちょうどナニワ金融道でお金のドラマを見ていたので、タイミングを合わせてみました。
ゲームをした結果、娘に勝たせてあげたこともありますが、意外と好評で「またやってみたい!」と言っていました。
ゲーム自体は、最初から最後までで、約3~4時間くらいかかりました。
夜に始めたこともあり、途中で中断して翌日に再開ということにしましたが、一気にやったら少し疲れるかもしれません。
特に、ルールと戦略を説明しながらゲームを進めていったので、時間がかかったのだと思います。
■投資センスを磨くゲーム
このモノポリーというゲーム、サイコロ目の運も当然ありますが、一番の決め手は「交渉力」と「投資センス」です。
現金が好きな人や投資が苦手な人はおそらく勝てないと思いますが、現実ではなくゲームはなわけで、ここは思いっきり勝負したら良いわけです。
投資と持ち金のバランスを上手く整えながら進めると、かなり勝てる可能性が高くなります。
あと、「交渉力」と言いましたが、不動産投資をする際にはエリアを独占する必要があるので、プレイヤー同士の土地の交換が必須です。
娘に有利になるように交換してあげたので、娘は勝ちやすかったのもありますが、最後は「投資センス」であることは間違いないです。
娘も最初は、お金を銀行に取られて家を建てることに躊躇していましたが、家を建てないとインカムがないことに気付いた時にはしっかり投資していました。
モノポリーというゲームはとても性格がでます。優しい人は「交渉力」で不利になって負けますからね。
■モノポリーで日銀の政策を学ぶ
モノポリーのゲーム内のルールで、私の今の知識で感じ取ったのは、「量的緩和」と「インフレ」です。昔は当然分かりませんでした。
このゲームは、マス目をグルグルと何周でも回るのですが、一周毎にサラリーがもらえます。
このサラリーは、市場にお金を与えるわけですから、いま日銀がやっている「量的緩和」と一緒です。
そして、そのバラまかれたサラリーによって、家が建ち、家の数によって、マスに止まったときの支払額が増えるわけです。
まさに、量的緩和によるインフレが起きるわけです。
最初は、一桁ドルのプレイヤー同士のやりとしでしたが、何周もして家の数が増えると、数百・数千ドルのやりとりになります。
量的緩和のサラリーをうまく利用するために、早く周った方が得なのは間違いないですが、刑務所に入れられたりして、そのあたりはサイコロ目の運があります。
妻に「まさしく日銀の政策どおりのインフレやな」と言いましたが、妻は「そうなの?」とサッパリ分かって無さそうです。
こんなゲームでも金融の勉強になるなんて思ってもみませんでした。一緒に遊んでもらった子どもに感謝です。