教育系ユーチューバーって高学歴の人が多いのですが、いつもちょっと疑問に思うことがあります。
YouTubeで本音を語っているようですが、なぜ本当のことを言わないのかな?と思います。
それは教育に対する親の関わり方です。
費用面のハード面は話されることが多いのですが、教育面のソフト面はあまり話したがらない人が多いですよね。
■お金のことは語るのに、受けた教育面は語らない人
教育ってお金も労力もかかるんですよね。
だからゆえに、年収も低く、自分の学歴に自信のない親は、教育に関心が無い人が多いのですが、たまに、自分の苦労を味わってほしくないので、頑張って教育する人もいます。(私もそのパターンでずが)
ある程度お金がかかるのは当然で、学校の授業だけで、東大京大や旧帝大、早慶に合格する人って1000人に1人位じゃないでしょうか。
何も費用が掛かっていないとなると、もしかすると、1000人に1人もいないかもしれません。
そのくらいお金がかかるのは当然ですし、大学側も学校で習う基礎範囲だけでテストを作成したら差がつかないので合否判定ができないですから、応用問題を駆使したり、学校範囲外から出題したりするのは仕方ないことです。
ゆえに、難関大学に進学しようとするのなら、中高一貫や塾通いが必須となるわけです。
「独学で勉強しました!」とは嘘は言えないので、教育系ユーチューバーはお金の面は嘘をつかずに赤裸々に告白する人が多いです。
けれども、親からの教育面は語らない人も多い上に、さらには、自主的に勉強したことを強調する人が多いです。
私は、絶対嘘だ!と思ってみています。
だいたい家の状況なんて見えないですからね。嘘ついてもバレないわけです。
■語らない3つの理由
なぜこのような、語っている側と聞いている側乖離がうまれるのか?ということですが、いくつかギャップがあるのではないかと思っています。
- 高校時代に自分で頑張って勉強した印象が強く、小中学生の時の記憶が消えている
- 親からの小言が人によって受け止め方が違う
- マザコンやファザコンと思われたくなく、恥ずかしいから言わない
まあ、こんなところで90%以上ではないでしょうか。
難関大学に進学する人は自覚が芽生えてから、自分で一生懸命勉強する人が多いです。
なので、小学校の時とかに、親から勉強面でサポートを受けていたとしても、その記憶が薄れてしまっている人が多いのではないでしょう。
意外と、幼少期の教育が、その子の人格形成に役立っていることが多いです。
なので、自分だけの努力だと言わずに、もっと親の関わりについて語るべきだと思います。
■親に感謝すべき
親から、「勉強しなさい!」と言われても何も感じない人もいれば、勉強の「べ」の字を聞いただけで反発してしまう人もいます。
そのような受け止め方が違う場合、親が様々な取り組みをしていても、自分は何も受けていないとケロッとしている人は多数います。
貧乏家庭で勉強道具もろくに買ってくれない人からすると、ちょっとした高級文房具を買ってもらうことですら驚きなのに、それが普通の人の場合、勉強の便利グッズや参考書を買ってもらうことが当たり前のように感じていることが多いと思います。
世のユーチューバーを見ていると、私立の中高に通うことを普通に語る人が多いですが、それがいかにハードルが高いことなのかを知る必要があります。
そんな裕福な家庭の人間は、たとえ「勉強しなさい!」と言われなくても、幼少期から勉強の大切さをコンコンと悟られているケースもあります。
そのような教育を受けると、中高の時に、別に親が怒らなくても、自ら机に向かって勉強する子に育つ可能性も高い訳です。
教育にかなりお金をかけてもらっている人は、自分の環境が余りにも普通だと思わない方が良いです。
■マザコンを恥ずかしがらずに語れ
最後が最も可能性が高いと思いますが、マザコンを隠しているケースです。
一般的に考えて、勉強を強要している親子はマザコン率が高いです。
それは、母親が専業主婦でやることがないので、子ども(特に息子)に力を注ぐからです。
そうだった事実が30代になると恥ずかしいので、教育系ユーチューバーになった時に、その現実を話したがらないケースが多いと思います。
YouTubeで吠えている人ほど、マザコンじゃないの?って思ってしまいます。
■人生逆転を狙う若者にエール
所詮、優秀な人はそのような恵まれた家庭で育っているのですから、貧乏家庭で一生懸命に逆転合格を狙っている人をあまり蹴落とすようなことはしないでいただきたいですね。
中高になって自分の立場に気づいて、何とか難関大学にいって人生逆転しようと思っている人は多いと思います。
そのような人からもしアドバイス料などの教育費を搾取しようと思っているのなら(別に商売なのでそれ自体を批判しているわけではないです)、自分の過去をしっかり話してほしいものですね。
美談だけを話すのではなく、自分の恥ずかしい過去も話してほしいと願いますわ。