3月も終盤で、中1の娘の今年度の評定が確定したので、2年後の高校入試に向けての情報収集も始めています。
高校入試は、公立の場合、各市町村の教育委員会によって制度が違うので、地域性が色濃く出ますから、何とも情報が取りづらいのが事実ですが、少ない情報でも何も持たないよりも、何か指標があればと思い、調べています。
自分自身が経験した高校入試に比べると、今の制度は、かなり手厚くなっているなと感じます。
私立の入学手付金も不要になっている学校が増えていますし、公立高校も何度もチャンスがある上に、第1希望、第2希望まで取ってくれる。
大学入試はいくつもチャンスがありますが、高校入試は一発勝負の印象が強かったのですが、今の時代は全く違っているようです。
これだけ複数のチャンスがもらえるのであれば、自分の望む学校への挑戦もしやすくなると思いますし、一発勝負で力が出しきれない生徒であっても、完全に同じ専攻でなかったとしても、同じ高校への再チャレンジもできるのは大きいです。
私がいま一番関心を持っているのが、内申点をどこまで稼いでおく必要があるのか?ということです。
特に公立の地域トップ校になると、45/45とまでは言わなくでも、それに近い評定を取る必要があると考えています。
どこまでなら許されるのか、その辺りの基準が知りたいと思っています。
■内申点でオール5の満点は難しい
公立の地域トップ校に挑戦するとなると、もちろん、評定は満点に近い方が良いに決まっています。
とはいえ、主要5教科はテストの結果で何とかなったとしても、副教科はペーパーテストだけで決まる訳ではないので、苦労が多いです。
実際、娘も保健体育はペーパーテストで90点以上を連発しても、評定は4という結果でした。
絶対評価と言われていても、相対評価の部分は残っています。
評価の仕方に関しては、本日は何も言いませんが、オール5を狙っても、なかなか難しいのが現実です。
先生との相性もありますし、もちろん運的な部分もあるでしょう。
それでも、そんな運だけで物事を片付けたくないのは本心で、しっかりと狙うのであれば、それなりの評定を狙いに行きたいです。
とはいえ、どこまでだったら許されるのか、そのボーダーも知っておきたいところですよね。
■内申点が満点で無くても当日で逆転可能
公立トップ校を狙う人の評定は、ネットを使えば情報が出てきます。
ネット情報なので真実までは分かりませんが、例えばリクルートが行ったアンケート結果なども見ることができます。
その情報を確認していると、もちろん3年間オール5の45/45の生徒もいますが、合格者には42/45~44/45で推移している生徒もいます。
いくつか評定4であったとしても、十分に合格できているので、1つや2つの評定を落としたとしても全く気にする必要はないかと感じます。
また、面白いなと感じるのは、公立のトップ校の特進クラスなどは、当日の得点の寄与度がかなり大きいということです。
オール5の人はもちろんアドバンテージがありますが、いくつか評定4で挑んだとしても、当日の得点で十分に逆転できているようです。
これは、評定のウエートが小さいからです。
特に偏差値の高い高校の特進コースほどその傾向にあるのですが、評定と当日点の関係性をみると、1:4程度にまで下げているところが多いです。
一般コースの受験の場合は、評定と当日点の関係性は1:1にしているところが多いのですが、特進コースは当日点のウエートを大きくします。
さらに、当日の入試問題のレベルをかなり上げているのも事実です。
評定で42~45の人がたくさんいる入試であっても、入試問題で満点なんて当然取れない問題であり、平均点としては6割程度になるような質です。
ここで1教科や2教科でも8割~9割の得点を叩き出せば、それだけで十分に差をつけることができ、合格最低点まで上がることができているようです。
先日の記事でも書きましたが、最後は得意科目で点数を稼ぐのが難関校に合格するための鍵です。
したがって、評定で多少のアドバンテージを受けている状況だとしても、当日で十分に挽回が可能です。
■結局は英語と数学
当日の得点の状況を良く見ていると、やはり英数国の得点差が最も合計点に影響を与えていることが分かります。
特に英数は差が開きやすい結果が出ています。
理社の場合は、学校によってはもともと点数が低く設定されているところもありますから、その場合は英数国の当日点のウエートがさらに高まります。
また、ペーパーテスト以外にも面接や小論文を課しているところもあり、これらはあまり差が付かないと思いますが油断はできないです。
簡単に示すと、公立トップ校の特進コースの場合、英数>国>理社>面接・小論文>内申点、という重要性の順でしょうか。
内申点はアドバンテージになるので重要であることは間違いないのですが、評定が高くて安心するのではなく、しっかりと各教科の当日テストに向けた学習方針と対策が必要だということです。
やはり英数が高校入試でも重要だということで、大学入試と何ら変わりません。
やるべきことはたった一つ、英数の先取りと学力アップだということです。