なんでも道しるべ

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投資信託運用会社の2017年純資産残高ランキングの発表!レオスが大幅上昇!!

f:id:anyguidepost:20180108110946j:plain国内公募の追加型投資信託について、2017年の純資産残高の集計結果が「QuickMoneyWorld」から出ていました。

私自身は大きな運用会社を利用していない状態ですが、自分が積み立てている運用会社の結果はやはり気になるものです。

純資産残高は非常に重要です。

なぜなら、純資産残高が少ない場合は、運用よりも資金の流入や解約によって、ファンドマネージャーが十分な采配ができないからです。

■純資産残高の上位10社

純資産残高が上位の運用会社の顔ぶれは変わっていないそうです。

下記は、上位10社の、運用会社・純資産残高(分配金支払総額)の順に示しています。

  1. 野村 99,733(3,184)
  2. 大和 80,607(6,363)
  3. アセマネOne 68,537(6,058)
  4. 三菱UFJ国際 62,808(3,754)
  5. 日興 49,583(3,933)
  6. 三井住友トラスト 35,234(938)
  7. フィデリティ 31,534(4,211)
  8. 三井住友 27,183(1,491)
  9. ニッセイ 21,996(2,174)
  10. 大和住銀 21,829(2,322)

どの運用会社もファンドを3ケタ数持っていますので、純資産残高が上位に来るのは当たりまえですね。

トップの野村證券はファンド数が712もあります。凄い量だと思います。

どのファンドもきちんと運用されているのか?と少し不思議がありますが、一つひとつは分からないので。

気になるのは分配金の支払総額が、ほとんどの運用会社で数千億円もあることです。

ファンドの上位に来ているのが、毎月分配型が多いということですが、この結果を見ても多いのではないかと推測できます。

毎月分配型は、毎月配当がもらえるような気になって、非常に人気のようですが、複利効果と税金を考えると、無駄が多すぎます。

資産形成の世代は分配金が出ないファンドを選択するのが基本です。

2018年からスタートした「つみたてNISA」の金融庁の設定では、毎月分配型は認定されないことになっているはずです。

積立をベースとした資産運用は分配金が必要ないというのが、金融庁の考えでもあります。

■レオスがニュース内で注目されていた

我が家が積立をしている「ひふみ投信」、2018年から「つみたてNISA」を使って積み立てる「ひふみプラス」を運用しているレオスキャピタル・ワークスがニュースになっています。

2017年の1年間で、約4,600億円の純資産残高を増やしたということです。

4,600億円ということは、毎月約400億円程度の残高増ですね。

営業日は22日程度だと思いますので、毎日約20億円程度の流入だということです。

実際には、代表取締役の藤野氏がテレビ出演したことがきっかけに、2017年の初旬に大幅な口座開設があったようです。

口座開設が予定通り進まず、書類発送が遅れたり、口座開設に時間がかかるといったことがありました。

年間を通じて平均的な資金流入というよりは、その時期に大きな流入があったと考える方が自然です。

さらにレオスに市場が見方したのだと思います。

2017年は、後半に日本市場の大幅な株価上昇がありました。特に衆議院選挙の効果が大きかったです。

レオスに新たに口座を開設した人が、おそらく驚くほどのプラスがあったと思います。

投資信託に懐疑的だった人も少なからず居たと思いますが、そのまま、定期的に積立を継続している人も多いと思います。

市場が調整気味だったら、早期に解約に走る人が居たかもしれませんね。

■レオスの結果が光る

レオスの順位は2016年の34位から19位に大幅上昇しました。

レオスが運用しているファンドが「ひふみ投信」「ひふみプラス」「ひふみ年金」の3つです。

この3つのファンドで純資産残高が5,800億円ですから、どのファンドも力強いと思います。マザーファンドも同じですので。

さらにレオスの分配金支払総額が0です。素晴らしいです。

分配金を出さないことは、資産形成に非常に大きなファクターを示します。

このまま純資産残高が1兆円を超えるように頑張ってほしいです。

■所感など

今回のニュース結果を見て、気になった運用会社は2つです。

一つは、「さわかみファンド」です。さわかみファンドは、ファンドが1つだけで、3,368億円あります。

さらに分配金は0です。

さわかみファンドが直販系の運用会社の第一人者的な位置づけだと私は認識しています。

運用実績がレオスの方が良かったので、私は「ひふみ投信」を選択しましたが、さわかみファンドも根強い人気だということが認識できました。

もう一つは、「キャピタル・インターナショナル」です。

この会社も2017年に2,646億円の残高増加があり、下位の運用会社では急成長しています。

キャピタルもファンド数は比較的少なく18本で、分配金支払総額が1億円です。

このような結果をみると、分配金が0のファンドを扱っている運用会社に資金が集まりやすくなっている傾向があるのかも知れません。

キャピタルも少し興味がありますが、18本といっても私からしたら多いです。

さらに分配金が支払われているファンドがあるということです。もう少し調べてみようかと思っています。

残念なのは「セゾン投信」が上位30社に入ってこなかったということです。

おそらく次点に近い位置にいるものと推測しますが、来年の一覧では入ってきてほしいです。