なんでも道しるべ

広義の投資(子育て教育、英語教育、資産形成、NISA、iDeCo)に関する道しるべ!だいたい毎日19時に記事更新‼(たまに朝7時にも更新!?)

【大学受験に新科目?】共通テストに「情報Ⅰ」科目の追加で、国立大合否判定にも使われるか⁉

大学入試に関して、昨年度は「共通テスト」初年度ということで、非常に苦労された学生が多かったと思います。

昨年度の高校3年生は大変だったと思います。

過去問も無く、試行テストと模試テストしか情報が無い中で、準備をされていました。

全員が同じ状況とは言われますが、情報量という点では異なってきます。

情報には差が生まれますし、情報によって対策も異なってきます。

また情報を得るには、お金と時間が必要です。

それに関しては全員が同じ境遇ではないはずですから、必ず差が生じていると思います。

ところで、「情報」繋がりとしては、現在の中学3年生が非常に苦労するかもしれない話があります。

それが、2025年度入試から共通テストに「情報」の教科・科目が追加されるということです。

この改変は非常に大きいと思っています。

昨年度の共通テスト以上のインパクトがあるかもしれません。

うちの娘は中1なので、3年目の受験になりますから、少しは状況が分かってくるころだと思いますが、何も準備していなければ対応できませんし、負けてしまいます。

今からでも少しずつ情報を集めようと思います。

(「情報」という教科名と、「情報を集める」という言葉の名詞が混在していて、読みにくかったらすみません。さっきから、書いていても、んーってなります)

■共通テストに「情報Ⅰ」追加決定で、大学入試の科目に入る?

新学習指導要領はすでに小学校と中学校では実行されていますが、来年度から高校でもスタートします。

そのなかで、「情報Ⅰ」という科目が必修となり、「情報Ⅱ」が選択科目として再編されます。

情報Ⅰはプログラミングやデータ分析を学ぶ科目、情報Ⅱは発展的な内容を学ぶ科目です。

来年度の高1(現中3)の学生から、2025年度の共通テストで情報Ⅰが入ってくることになります。

学習指導要領の改訂により、情報Ⅰが必修となり、共通テストで情報Ⅰが入ってくるまでは良しとしましょう。

ここからが問題で、一番の関心毎は国立大学の共通テストで情報の科目をどう扱うことになるかということです。

現時点では、理系型の5教科7科目(国語、地歴・公民から1科目、数学①②、理科2科目、外国語)か、文系型の6教科7科目(国語、地歴、公民、数学①②、理科、外国語)となっています。

そこに、情報という教科と情報Ⅰの科目が追加されることになると、単純に6(7)教科8科目に増えることになります。

増加になると大きな課題となるのですが、実はこれについてはまだ確定はしていません。

国立大学協会が決めるらしいのですが、11月に方針を決定するということを発表しており、いまだ情報の教科・科目を扱うかどうかは未定ということです。

あくまでも、共通テストの科目として入るようになったというだけで、大学入試の合否に使うかどうかは別の問題ということです。

■高校で教わる環境に差が生じる?

試行問題を見た先生の反応からすると、この程度であれば教えられそうと言っているらしいのですが、問題は情報という教科を教えることができる先生の人数の問題があると思います。

大学入試の合否に使用されるとなると大問題で、先生の質によってかなり変わってきます。

また配点も各大学や学部によって変わるでしょうから、情報のウェートが大きかった場合には、学生はそれなりの勉強をしなければなりません。

ただ、教えてもらえる環境にあるかどうかは、別の問題です。

センター試験から共通テストに変わったという対応以上に、これは難しくなるのではないかと思うのです。

やはり授業を聞いて理解するのと、実際に問題が解けるのとは別次元です。

また、参考書も手探り状態からスタートするでしょうから、本番になったら全く歯が立たなかったということもあり得るでしょう。

一方で、情報の教科をしっかりと分かっている先生がいる学校は、準備や模試テストも十分に対応できるかもしれません。

学生も高校によって当たり外れがでるかもしれませんね。

■たとえ情報Ⅰが入っていも勉強する順序は同じ

新たな変化によって、通信教材や塾、オンライン学習、YouTubeなどではお金になるものが増えました。

講師サイドから言うとチャンスではあります。

やはり学生は不安でありますから、あらゆる面から情報が欲しいでしょうし、模擬問題を含めて取り組みたいはずです。

英語の変化のように、うまくビジネスに持って行くことができれば、第一人者として走ることができるかもしれませんね。

f:id:anyguidepost:20180813180337j:plain

学生にとっては、国立大学の入試に採用されると、負担が増えることは確かです。

とはいえ、英数を第一にして、その次に国語、そして、理社に加えて情報となる優先順位は変わらないと思います。

情報が入ったからといって、それが英数と同列に扱うことは無いと思います。

世界史と同じように、高校から学び始めて共通テストに挑むという学生が多いと思いますから。

しかしながら、科目負担が増えるということは、勉強スケジュールの再構築は必要になるでしょうね。

まだ数年先の話ではありますが、現中3の生徒は、もし国立大学が採用することになったら、少しずつでも情報Ⅰの情報(ややこしい!)を得た方が良さそうですね。