エヌビディアの決算待ちで相場の方向感が無くなっています。
世界で一番重要な企業の決算を控えていますから、当然と言えば当然なのですが、7月~8月にかけて、セクターローテーションや暴落に近い大きな調整、そして、利下げも確定という流れにおいて、ファンダメンタルズの確認をしたいというのは、機関投資家だけでなく、個人投資家も同じなのかもしれません。
エヌビディアの決算は過去に何度もありましたが、ここまで注目された決算はもしかして初めてなのかも?って思ってきました。
というのは、主要指数を見てても、方向性が定まっていません。
利下げ確定の状況から、NYダウは最高値更新していますが、S&P500は最高値付近で足踏みしていますし、NASDAQ100は最高値からまだ5%くらいマイナスの状況でヨコヨコしています。
セクターローテーションで小型株が買われましたが、その後に一旦下げています。
そして、利下げ確定となってからも再度小型株が買われていますが、それも爆上げまで行っていません。
やはりビックテックへの投資が最良なのか、それとも、ラッセル2000などの小型株への投資が良いのか、それが投資家の中でも迷いなのかもしれません。
エヌビディアの決算の結果は、その方向性を定めるのには良い材料になるのでしょう。
ゆえに、結果をみて、さらに期待感を抱くのか、それとも、失望してしまうのか、そこが今回の決算発表による方向付けになるのだと思います。
■エヌビディアの個別株がちょっと気になる
投資信託の収益ですが、月曜日の株価は下落しましたが、為替が少し円安になっていたので、今回は株安円安という相殺状況で、ほとんど変わっていません。
投資信託は、売りたくても翌日の約定になるので、いわゆるブラインド方針の投資であるため、売りたいという気持ちから、売却への注文までハードルが高いです。
それは、個別株やETFをやっている人にとっては分からない感覚で、これらは即売買できるのがメリットです。
売れないのがメリットなのか、デメリットなのか、それはその人の投資スタイルにもよりますし、リスク許容度にもよるということです。
投資信託は、米国株の場合には、株価と為替で決まるので、これらを両方とも予想することなんてできないですし、そもそも予想したところで間違えるでしょう。
だからこそ、バイアンドホールドやガチホのためには、投資信託の商品を買うのが一番好都合ってことになるのでしょうね。
今回の待ちのエヌビディアを買うためには、米国株を直接買うしかないのですけどね。
■タイミングを見るよりタイムを気にしよう
明日の朝の5時過ぎにはエヌビディアの決算は出ています。
エヌビディア待ち状態になっているので、今日の米国市場はおそらく様子見がかなり強く表れるでしょうね。
持ち高を整理しておこうと考える人の方が多いでしょうから、少し下げる可能性の方が高いかなと思っています。
勇気のある人は決算プレイということで、エヌビディアの個別株やエヌビディアの比率の高いETFなどを買う人がいるかもしれませんが、一つ忘れてはいけないのは、投資は相場から退場しないようにすることが大切だということです。
投資はタイミングよりもタイムだと言われています。
いわゆる相場に居合わせ続けることが重要だということです。
タイミングを見ても、せいぜい10%そこそこが上がれば良いものです。
もちろん、1日で10%も利益が乗れば、それは本当に嬉しいことですが、そこでスイングトレードするよりもガチホした方が数年で100%上がる可能性もありますしね。
未来のことは分かりませんが、1日の上下動よりも、数年の上昇の方が歴史のデータは残っています。
明日の決算、現金に余裕がある人は楽しみましょう。
下がってもバーゲン買いですし、上がったとしても、ここから入っても遅くはないです。
良い決算の後、機関投資家の買いは1日では終わりませんからね。
連続で上がるか、上下を繰り返しながら上がるか、それは相場の状況で変わりますが、良い決算の企業は良いチャートを示すのも歴史が証明してくれています。
明日の朝5時過ぎが大注目です。