なんでも道しるべ

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マネーは誰も運んできてくれません! 老後が不安なら自分で資産運用するしかない!

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マネージンのネット記事で、現役世代へのアンケート結果が載っていました。

アンケート内容は、老後への不安や、老後資金の想定と現状の差、資産運用の有無や計画的な貯蓄についてでした。

とても参考になるアンケート内容ですが、その中で、やはり一番気になるデータは「資産運用をしているか」という項目です。

老後への不安の有無と資産運用の有無、そして、現金融資産金額から、現状不安に思っている人がいくら貯蓄すれば不安が減ってくるのかが分かるような気がします。

積極的に貯蓄している人や運用している人でも、老後への不安はゼロではないはずです。

逆に積極的に動いている人の動機が、老後への不安なのかもしれませんが。

ゴールとまではいきませんが、一つの目標として考えると良いのかもしれませんね。

(引用記事:老後資金と現状の差はマイナス2000万、老後に不安を感じていない高齢者の4割が資産運用、マネージン、2018/09/18)

■現役世代の8割以上は、老後への不安がある

「老後への不安はあるのか」という質問には、全体の約8割の方が不安・やや不安と思っているようです。

まあ、老後に対して不安がないという人の方が少ないのは当然だと思います。

なぜなら、いつまで生きるのか分からないですし、稼げずに消費するだけの生活というのは想像できませんからね。

男性と女性では、女性の方が約5ポイント高い結果だったそうです。(男性79.3%、女性84.0%)

驚いたのが、20代でも83.1%の人が不安傾向にあるということで、現役世代はどの年代でも8割を超えている人が不安傾向にあると結果だったそうです。

まあ、60代を超えてくると、不安なのも70%台に減るようですが、それでも7割の人が不安に思っている現状です。(73.6%)

年金がこのような状況の現代では、不安に思うのも仕方ないと思いますが、60代以上になると少しは諦めてくるのかもしれません。

■老後のための資産運用実施率

それでは本題の項目ですが、60代以上の方を対象とした金融資産額についてのアンケート結果です。

60代以上の方で、「老後に不安がある・ややある」と答えた人は73.6%ですので、「老後に不安がない・あまりない」と答えた人は26.4%となります。

これらの人々が資産運用をしているかどうか?

・資産運用をしている

  • 老後に不安がない・あまりない 41.8%
  • 老後に不安がある・ややある 31.3%

老後に不安のない傾向の人は、不安のある傾向の人に比べて、約10ポイント高く資産運用していることになります。

私からすると、老後に不安のない傾向の人でも資産運用している人は半分以下なのだなと思いました。

もっと資産運用をしていると思っていたのですが、それほどではないなと思ったのが直感です。

不安のない傾向の人であっても、半数の人が、貯金を一生懸命して貯めていたのかもしれません。

運用しても、貯金しても、マネーはマネーですから、何であっても不安が取り除ける人は良いと思います。

ただ、運用している方が、貯金よりも効率的に、またインフレリスクにも備えて、老後資金を貯められるのではないかと思います。

短期的には変動リスクがあるのは当然ですが、それを享受できる人が世界経済と共に自己資金も成長できるでしょう。

■金融資産額は2,600万円vs1,500万円

さて、最も気になる金融資産額に対する結果です。

「老後に不安がない・あまりない」人と「老後に不安がある・ややある」人の金融資産額の平均値が掲載されていました。

あくまで平均値です。中央値ではないので、大きな資産を蓄えている人に引き上げられていることを忘れてはいけません。

・金融資産額

  • 老後に不安がない・あまりない 平均2,653万円
  • 老後に不安がある・ややある 平均1,545万円

老後に不安がない傾向の人は、老後に不安がある傾向の人に比べて1,000万円以上も金融資産が多い結果となりました。

60代以上の方なので、70代の人も含まれているため、現役世代の貯蓄、退職金、年金が全て含まれているので、この金融資産がどのから生まれたものなのかは分かりかねます。

平均として2,600万円を超えると、老後に対して少し不安が和らぐということがわかります。

まずは60歳に向けて、2,600万円を目標に貯めていくと、一つの到達点としては良いのかもしれません。

一般的に老後資金3,000万円と言われ、「そんなに貯められるか!」という反応と共に、最近では、退職金と年金があるので3,000万円も不要論もあるくらいです。

ただ、確実なのは、年金支給年齢の標準が65歳になってしまいました。

したがって、このアンケートのように60代以上というのは、今の現役世代の人達には甘い見通しとなります。

さらに今の30代~40代の人が老後に突入した時には、70歳が標準になると言われています。

老後不安よりも、いつまで働かなくてはいけないのか?働けるのか?の方が現役世代の人の不安なのかもしれません。

もしかすると、年金生活をしないうちに旅立ってしまう可能性も。

不安を考えるとキリがないですが、自分自身の老後資金だけでなく、子どもや孫への世代を超えた資産運用を考えた方が、夢があるような気がしてなりません。