なんでも道しるべ

広義の投資(子育て教育、英語教育、資産形成、NISA、iDeCo)に関する道しるべ!毎日19時に記事更新‼(たまに朝7時にも更新!?)

【チャンスは必ず来る】教育資金を出しているのは親だけと、勉強するのは本人だから

親としての心構えってとても大切だと感じます。

教育に力を入れている家庭程、教育費も同じように力を入れています。

お金がかかっているということは、その費用分だけ期待と投資をしていることになります。

費用は当たり前ですが、親自身が働いたり、資産から捻出したり、様々な方法で出している訳です。

お金は当たり前ながら貴重なものですから、お金に見合った成果が欲しくなってしまいます。

それが強くなると、自分自身が思うようなパフォーマンスが出せない子どもに対して強く当たったり、冷たく当たったりしてしまうことになります。

そのようにして、親子関係が悪くなっていった過程は星の数ほどあり、子どももそれがトラウマになって自分の人生を歩めなくなることも多いです。

他人は他人、我が家は我が家という考えも大切ではありますが、反面教師という考えを持って、他の人の失敗を上手に受け止めなくてはいけないです。

■お金を残すよりも学力を残してあげたい

お金をかけて教育をすることは全く悪いことではないです。

私自身、教育投資は非常に好きです。

資産運用も好きですが、教育投資の方が利回りは大きいと考えているからです。

お金を1,000万円や2,000万円を残してあげても、子どもにとっては大きな意味はありません。

もちろん、無いよりはあった方が良いに決まっていますが、たとえ1,000万円あったとしても、それは若者の年収で2~3年分です。

それよりも、子どもの時にきちんと学力をつけてあげて、学歴を持った方が年収は高いですから、1,000万円なんてすぐに逆転してしまうわけです。

私はそのような資産運用的な考えで、お金を残すよりも、教育に資金を注入するようにしています。

けれども、その結果は、あくまで子ども自身がきちんと成果を上げてくれるかどうかにかかっています。

いくら資産を投入しても、子ども自身が何もしなければ、それは利益として返ってこなくなります。

むしろ、何もお金を投入しない方が、お金が残るという意味で良かったということになりかねないのです。

■投資にはマイナスがあるけれど

教育に資金を投入すれば投入するほど、子どもに対する期待は高まってきます。

それは、子ども自身の頑張りよりも、自分が投入した投資金額と時間に対するリターンを期待していくからです。

本来なら、そのような発想になってはいけないのですが、親だって人間です。

投入資金が、自分が一生懸命働いたお金であればあるほど、リターンを期待してしまうというものです。

こればかりは仕方のないことですよね。

でも、人間である以上、理性をもって子どもに接さなくてはいけません。

教育投資が投資という概念であるなら、投資にはリターンが必ずしもあるわけではないのです。

当たり前ですが、元本割れのマイナスになることだって当然あり得ます。

資産運用と同じように、教育投資も考える必要があるということです。

とはいえ、資産運用と教育投資の大きな違いは、教育の場合、勉強はすればするほど積み重ねができるということですね。

勉強にマイナスはありません。

やればやるだけ必ず賢くなっていきます。

知識は積み重なっていきますし、応用力や発想力も強化されていくものです。

それが一般的な資産運用と、教育投資との違いだと考えています。

■いつかチャンスは必ず来る

学力が積み重ねだと考えると、やはり投資分をしっかり勉強さえしてくれれば賢くなると考えてしまいますよね。

それが、投資分の学力リターンを望む結果になってしまうんですよね。

マイナスであっても仕方ないと思いながらも、積み重ねができる学力であるから、親は期待してしまいます。

けれども、期待のし過ぎは、子どもに対しては大きな重しになっている可能性についても考えなくてはいけません。

勉強するのは、結局は子ども自身です。

本人が勉強する気持ちが無ければ、継続もできないですし、効率よく成果も上がらないです。

やはりお金は親が出すものですが、実際にやるかやらないかは本人が握っているということです。

その考えだけは常に意識しておきたいものです。

忘れかけることが多いのですが、それを意識していないと冷たい教育になってしまいます。

子ども自身、結果が出なかった時、親からの言葉かけというのは重要です。

私が意識しているのは、「今の努力は決して無駄にならない、そして、いつかチャンスは必ずくる」ということです。

これってやっている本人は思わないんですよね。

やはり、やった分の結果は欲しいものです。

それが人間であり、意識して勉強している証拠だと思うのです。

けれども、親は客観的に見ることが可能です。

それは自分自身が手を動かしていないから。

その親が本人と違った目線で現状を見てあげることはとても重要です。

投資をしているのは親ですが、結果を出すのは本人。

上手く結果を出せる親子は、その辺りの意識の仕方が綿密で上手なのだと思いますね。