あくまでイメージですが、子どもが勉強できる親って、どちらかがインドア派なような気がします。
私の自分の子どもの頃の感覚って、勉強というのものは、学校で習って、塾に行って、教えてもらえることで成績が上がるものだと思っていました。
けれども、親になって、様々な経験をしてきて、情報も取るようになって、この感覚は間違っていることに気づきます。
勉強できる人が一番やっていることは、自宅や自習室で自学自習することです。
誰かに教わらないといけないというのは三流です。
優秀な人は自分自身で問題を解いて、自分で理解をしようと努力します。
もちろん、分からない時は先生や友達に聞いたりもするでしょう。
大切なことは、自分自身で時間を作って、自分で学習を進めることです。
先生をはじめとした他人に教えてもらっている段階では、一定基準の成績になっても、他人と違う領域には到達しないです。
そうなると、いかに子ども自身が勉強するのか、という話になり、親がどう付き合えるかという話に集約されていきます。
■外遊びから勉強の切り替えは大変
高校生になると、自分で自習室にいったり、カフェで勉強したり、そのように時間と場所を自分で捻出して勉強するようになると思いますが、中学生までの段階ではそうはいきません。
いかに、自宅で勉強するか、という話になります。
もちろん、高校生であっても、1日中、外で勉強しているわけにもいかないですし、食事や風呂などもありますから、家で勉強ができる環境下でないと長続きしません。
そうなると、当然、家には家族がいるわけですが、家族の過ごし方や雰囲気というのが大切になってきます。
高校生くらいの自我がきっちとしてくる年齢になると話は変わってきますが、小さい時、例えば小中学生の段階であれば、親の行動で子どもの行動が変わってきます。
例えば、休日に、いつも遊びに行くような家庭であれば、子どもも同行することが多くなるので、必然的に家で過ごさなくなり、勉強する時間が減ってきます。
もちろん、時間を決めて、きちんとスケジュールを立てれば出来なくはないですが、まあ、外で遊ぶことが好きな家庭で、子どもがしっかりと時間を決めて勉強時間を確保するのは、相当な努力が必要だと思います。
遊びの延長で、勉強にスイッチを切り替えるなんて、大人でも相当難易度が高いです。
■インドア派に軍配がある
大人である親は、平日は仕事をしていますから、休日くらいは息抜きしたいと思っているでしょう。
でもそれが、子どもの勉強にとっては妨げになっているケースが多いと思います。
親の立場としては、子どもの将来のために、勉強してほしいと願うと思いますが、そんな簡単ではないということです。
親が外で遊んでいるのに、小中学生の子どもが家で勉強を真剣になるなんて、なかなか難しいことです。
そうなると、親がインドア派の方が、家にいる時間が長くなり、子どもは勉強する雰囲気になりやすいのではないかと思うのです。
アウトドア派の親としては辛いでしょうが、子どもに勉強して成績を上げてほしいのであれば、インドアに少しでも寄ることをお勧めします。
逆にいうと、アウトドア派の両親の家庭は、子どもは確率的に勉強できないケースが多いように思えます。
きちんとした数値は分かりませんが、私のイメージではそう思っています。
状況を考えると、それはそうかもしれないですけどね。
■親も子どもに付き合うしかない
子どもの勉強に付き合うという親の立場も結構大変です。
けれども、子どもって親を様々な面で頼りたがる生き物ですから、親が家にいてくれるだけで安心するというものです。
勉強は自分でやるものだと、子どもを突き放して、自分の好きなことをしている親だと、子どもが優秀になるのは相当大変だと思います。
親というより、子どもの自覚の問題です。
子どもにかなりの勉強に関する自覚がないと、自分で自制して行動するのは難しいです。
勉強というものが、自学自習で成り立つものだと分かったので、その難しさを特に痛感します。
塾に行っていたら勝手に成績が上がるのであれば親としては楽なのですが、一定値以上は上がらないのは世の常です。
結局は、子どもと一緒になって、親も家で過ごすことが最善策だということですね。
今日は親のインドアのススメです。
たまには外出して息抜きも必要かと思いますが、子どもに勉強できるようになってほしいと願うなら、自分の趣味などは二の次にして、子どもの勉強に付き合ってみてはいかがでしょうか。
そうすることで何かが変わると思います。
まあ、家に居ても実際に勉強しなければ、成績が上がらないですけどね。