勉強の本質は家庭学習にあるといわれています。
学校や塾で授業を聞いていたとしても、それは「分かった」だけであって、「できる」までには至っていません。
それを確実に自分のものとするためには、家庭学習でアウトプット中心の勉強をしなければなりません。
また、英語の単語や漢字、暗記科目の言葉を覚えるなどは、自分で時間を作って勉強する以外方法はないです。
いくら学校で勉強しても、塾に通っても、個別指導を受けても、家庭教師に来てもらっても、結局は自分で勉強する時間は必要ということです。
また、同時に勉強の質も上げなくてはいけません。
その場で適当に勉強していたら、いくら時間を使っても能力は上がってこないです。
私が中学生の娘を、家庭学習をさせる際に注意している点が3つあります。
これは勉強の質をあげるためのもので、これを身に付けないと、受験のような範囲の広い対策はできないと思っているからです。
■学習スケジュールと結果を記録していく
家庭学習の際に気を付けていること、1つ目です。
- 月間の予定(目標)と毎日の学習予定を立てる。
- 予定どおりに進んだかなど、学習内容の結果を記録していく。
小学校の時は、簡単な月間スケジュール表をExcelで作ってあげていました。
そこにはテストの日などを記載し、学習目標にしていました。
そして、何日間かの学習予定を立てていきます。
もちろん、学校や塾の宿題をやる予定も書き込み、さらに自主学習の予定を書き込んでいくという形式です。
中学生になると、学校からスケジュール帳が配布されました。
これは連絡帳的な使用の仕方をしているようですが、放課後や休日の時間計画も立てることができます。
中学生になってからはこの手帳に予定を記入していくようにしました。
さらに結果は、色ペンを使って記入していきます。
たまに予定を書き込むのを忘れるときがありますが、その際は、色ペンだけでやった実績を記入していくというものです。
学校では担任が不定期に回収してチェックをすると聞いており、それもモチベーションになっているような気がします。
■間違った問題にはチェックを付ける癖を
家庭学習で気を付けていること、2つ目です。
- 英単語や漢字を覚える際には、間違ったものには必ずチェックを入れておく。
英単語や漢字を覚えるのには、最初に知っている単語や漢字、知らない単語や漢字を区分する必要があります。
すでに知っているものは覚える必要はないです。
最初に間違った単語や漢字を覚えていきます。
それにチェックを付けておきます。(例えば赤色)
そして、それを覚えたら、最後にもう一度テストをします。
さらに間違ったものは違う色ペンなどでチェックをします。(例えば青色)
この時点ではかなり絞られているので、もう一度覚える作業をすれば、もう間違えないです。
この2種類のチェックが重要で、テストの前などに復習する英単語や漢字になります。
赤色の部分をもう一度復習して、全部書けるかどうかで確認ができます。
さらに直前には青色の部分を確認して、最終チェックをするという使い方です。
このようなチェックをしていないと、復習の際に、また最初からテストするはめになるので嫌になってきます。
このような地道な作業が、意外と後になってから、テスト直前になってから効いてきます。
■1日少しでも英語に取り組む
家庭学習で気を付けていること、3つ目です。
- 1日なんでも良いから英語をやる習慣をつける。
これって意外と重要なのですが、意識しておかないとできないことが多いです。
英語は4技能ありますから、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング、何でもよいです。
そして、15分でも30分でも短い時間でも良いから、何かに取り組む習慣が必要です。
我が家では、オンライン英会話かZ会タブレット学習のどちらを30分取り組むことにしています。
休日は問題なくできるのですが、平日が意識していないと抜けてしまいます。
やはり塾がある日は、取り組めないこともあり、学校と塾の両方があると、なかなか時間がありません。
それでも、Z会タブレットを15分だけやるとか、そのくらいの意識が重要です。
これは意識的にやるようにしています。
英語は毎日の取り組みが必要で、少し離れるとすぐに英語の実力が落ちてしまうという危機感が必要だと思っています。
■この3点は親が教えるべき責任
本日挙げた3点は、基本中の基本だと思います。
家庭学習でやみくもに取り組んでいても、質は上がってこないです。
毎日、時間をとって取り組んでいる限り、それが身に付くように、仕組みを作ることが重要です。
高校生くらいになると自分で自分を制御できると思いますが、中学生ではまだまだ無理だと思いますし、そもそも、それに取り組んでいないと、高校生になって急に一人でできる訳がありません。
これらの身に付けるためにコントロールしてあげることが親の役割です。
費用だけ出して、塾や英会話教室に通わせているだけでは、無駄な出費をしているだけで、効果は半分にも満たないでしょう。