中学3年、受験生の娘がいます。
英語の実力は、小学生の時に英検2級に合格しています。
中学生のうちに準1級に合格できるように、4技能をレベルアップできるように取り組んでいます。
こんな話をすると、「英語ができる環境の子どもは伸びるよね」とか「どうせ親が英語は得意とか、海外赴任があるとかじゃないのか」と思われるかもしれませんが、私は全く英語ができません。
英語ができないというよりは、英語が嫌いです。
どのくらい苦手かというと、高校の時は赤点を取り10段階で2をとりましたし、大学院入試では英語の点数は最下位でした。
一般的な人に比べると、かなり英語が苦手だったと思います。
そんな親であったとしても、子どもは小学生の時に英検2級のレベルに到達させることができます。
別に、親が英語は不得意でも関係ありません。
幼児教育の英語というのはそういうものだと確信を得ていますし、実際に証明しています。
そんな私が、子どもの英語への取り組みについて、アドバイスをしたいと思います。
本日は、『乳児・幼児の英語学習は何をすれば良いのか』という話です。
実体験を元に書いていきます。
■DVDや家庭用教材を安く手に入れる
前回の記事では、家庭用教材ではDVDや動画コンテンツで十分いう話を書きました。
英会話教室に通う必要もないですし、高価な家庭用教材を購入する必要もないです。
DVDや動画は何を選べば良いのか?という問題はありますが、とりあえずは子どもが興味のあるものを選べばよいです。
また、現代は、メルカリやヤフオクなどの中古品販売が盛んなので、家庭用教材が安く購入できる方法はいくらでもあります。
半額どころか、1/5や1/10の価格で買えることも多いでしょう。
これを利用しない手はありません。
使わなくなった家庭用教材を安く買えばよいのです。
悩む点は保証が付かないとか、他のサービスが利用できないなどのデメリットがありますが、そんなことは気にしなくても良いです。
壊れればまた買えば良いですし、新たな教材に進んでも良い、また他の付帯サービスなんて必要ないです。
とりあえずインプットのための道具をそろえればOKです。
■乳児や幼児はひたすらやることは一緒
インプットの道具が揃ったところで、ここからが本題となりますが、どう使っていけばよいのか?という話です。
乳児や幼児の場合は、とりあえず『かけ流し』が最も有効です。
反応している、していない、なんて関係ありません。
ひたすら、かけ流すことです。
以前の記事でも書きましたが、英語のインプットには最低2,000時間は必要とされていますので、2,000時間が経過するまでは、リターンを求めてはいけません。
2,000時間は結構長いです。
1日2時間かけ流しても、1,000日かかる計算ですから、約3年はかかります。
それくらいインプットには必要だということです。
まあ、日本語を考えれば分かると思います。
産まれて0歳の子が、毎日毎日、日本語を聴いて、ようやく1年くらいを経過してから、なんやら言葉を発しだすということです。
したがって、2,000時間なんて短いくらいです。
アウトプットに期待してはいけません。
■すぐに成果を求めてはダメ
私の体験談からは、「子どもはちゃんと見ているのかな?」と不安になることがあります。
せっかく英語の動画を流しているのだから、もっと興味もってくれよと思っています。
けれども、それは全くダメで、期待は一切してはいけません。
興味を持ってほしいなんて望んではいけないのです。
興味なんて望まない日本語はたくさんシャワーを浴びさせるのに、なぜ英語となったら好反応を望むのかという話です。
興味を持とうか、持つまいが、動画に反応しようが、しまいが、そんなことは気にせずに、かけ流しで放置することが一番です。
2,000時間は最低我慢しなければならないので、3年もかけたくないと思う人は、1日4時間でも6時間でも英語の動画をかけ流せばよいわけです。
そうすると時短になり、2年や1年で何らかの英単語を発しだすかもしれませんね。
■親の飽きが実は最もあり得る障害
かけ流しの最大の妨害は、意外にも子ども本人ではなく、親です。
親が最初に飽きて、日本語の番組や動画を見たくなるという人が多いです。
最近は、1人1台のスマホやタブレットの端末があるので、そのような心配は少なくなっているかもしれませんが、昔はテレビでDVDをかけ流すしかなかったので、親は飽きて他の番組を見るということが多かったです。
私自身は何とか子どもに英語を好きになってほしいという気持ちが強かったので、何とか自制できましたが、一歩間違えれば、英語教育も挫折していたのではないかと思います。
現代は英語環境に恵まれているので、あまり気にしなくても良いかもしれませんが、とりあえず、かけ流すことに注力してやっていくことだと思います。
「子どもに長時間のテレビや動画なんて・・・」、という意味の分からない反論は無しということで。