中学3年、受験生の娘がいます。
英語の実力は、小学生の時に英検2級に合格しています。
中学生のうちに準1級に合格できるように、4技能をレベルアップできるように取り組んでいます。
こんな話をすると、「英語ができる環境の子どもは伸びるよね」とか「どうせ親が英語は得意とか、海外赴任があるとかじゃないのか」と思われるかもしれませんが、私は全く英語ができません。
英語ができないというよりは、英語が嫌いです。
どのくらい苦手かというと、高校の時は赤点を取り10段階で2をとりましたし、大学院入試では英語の点数は最下位でした。
一般的な人に比べると、かなり英語が苦手だったと思います。
そんな親であったとしても、子どもは小学生の時に英検2級のレベルに到達させることができます。
別に、親が英語は不得意でも関係ありません。
幼児教育の英語というのはそういうものだと確信を得ていますし、実際に証明しています。
そんな私が、子どもの英語への取り組みについて、アドバイスをしたいと思います。
本日は、『アウトプットの開始時期』という話です。
実体験を元に書いていきます。
■幼児期のアウトプットはお金が許せば
前回の記事では、「乳幼児の英語教育ではアウトプットは必要ない」と書きました。
基本的な考えはそのとおりなのですが、ではいつになればアウトプットを開始したらよいのか?という話です。
結論から言うと、「お金さえあれば、いつから始めても良い」という考えです。
言っていることが矛盾しているではないか?という話ですが、私が言いたいのは、お金が無駄になるので乳幼児にはアウトプットは必要なく、お金がもったいなくなければいつでもアウトプットの場を提供しても良いと思っています。
簡単にいうと、コスパが悪いのです。
インプットの約2,000時間をしていない状態でアウトプットを強制的に行っても、乳幼児にとっては、あまり効果は見られないと考えています。
それが大人になれば逆だと思いますが。
したがって、まずはインプットをして、そろそろお金をかけても良いかな?と感じたら、アウトプットをやっていくって感じで良いのではないでしょうか。
最初は無料体験などでも良いと思います。
いわゆる「実力試し」って感じですね。
インプットの量と質にもよるかもしれませんが、意外と聞いて反応できるって子もいると思いますし、逆に英語教育って身に付かないのかと疑問に思うくらい無反応な子もいると思います。
それが分かるだけでも良いのですが、最初の数百時間程度のインプットで会話が成立することなんてあり得ないと思いますから、期待はしない方が良いと思います。
■幼稚園や保育園での英会話レッスンで十分
上記のような言い方をすると、全く基準が分からないという話になりますが、意外と今は幼稚園や保育園で英会話レッスンを受けられるというオプションがあったりします。
我が娘の時もありましたが、週に1~2回で30分程度ですが、英会話のレッスンを受けていました。
その時の教師の先生から、「両親は外国人なのか、英語が流暢なのか?」という質問を受けたような気がします。
両親は全く英語ができなかったので、そのように答えましたが、娘はそれほど英語ができるというのが、その時分かったということです。
まあ、幼児の時に英会話教室にわざわざ通うのも高いですし、コスパを考えると、そのようなオプションで受講できる英会話レッスンで十分と思います。
まずはインプットを徹底的にやるというのが大切ですね。
■小学校からは積極的にアウトプットへ
乳幼児でアウトプットがあまり必要はないと言いましたが、小学生になると話は別で、この時からはアウトプットの時間をしっかりと取るべきです。
なぜなら、学校が始まることで、英語から離れる時間が増えるからです。
また、英語がアウトプットできるという自信もモチベーションにつながります。
学習指導要領が改定となり、最近では3年生から英語の授業が開始されています。
3、4年生の場合は特に単語や文法などは勉強しないで、コミュニケーション重視の授業のようですので、その際にはかなりのアドバンテージがあると思います。
この時に乳幼児期から英語をインプットしていた成果が見えるときかもしれません。
ゆえに、小学生になったときには、1~2年生くらいから、徐々に英会話教室に通うようにすると、英語の上達が目に見れるようになるので、本人にとっても非常に良いと思います。
■コスパの良い取り組みを
結論からは、お金が許されるなら幼児期から英会話教室に通うことは良いと思いますが、必須ではないでしょう。
逆に小学生になったタイミングでは、徐々に英会話教室に通って、自信とモチベーションアップに取り組むべきかと思います。
アウトプットは最大の学習法ですので、アウトプットは必要だと思いますが、時期をみないと、無駄な費用になってしまい、コスパが悪くなります。
インプットに関しても、DVDや動画コンテンツで十分と推奨しているくらいですから、アウトプットについても、コスパの良いタイミングで、取り組む方が良いです。