米国株がなかなか下げ止まらないです。
私は相場の雰囲気を見るために、NASDAQ100のチャートを追いかけているのですが、今回の7月の下落は4月の下落幅を超えています。
今年は3回の調整がありました。
1月、4月、そして、7月です。
1月の時は、新NISAが始まった直後で、株式相場ってこんなに下落するのか?って投資を始めたばかりの人は思ったはずです。
4月の時は、様々な要因が重なった時ではありましたが、このまま下落相場の突入か?って雰囲気になったものです。
そして、この7月は、1月や4月よりも下落が大きく、1月よりも4月、4月よりも7月の方が下落幅は大きくなっています。
感覚的に、相場って上昇すればするほど、調整時の下落幅が大きくなると思っています。
ある意味、下落率で考えた方が良いのかもしれません。
なので、資産を額で把握している人は、今日の下落で何万円減ったとか、何十万円マイナスになったとか、暴落で何百万円飛びました、みたいな話がありますが、これらは全て絶対額の話をしています。
金額なんて資産額によって大小するものですから、金額が大きいと下落額も大きくなるのは当たり前です。
なので、他人の下落の金額で驚いたらダメなんです。
それがまさしく狼狽になるので、ここはしっかりとガチホする気持ちを持ち続けることが大切かと思います。
■直近高値からマイナス20%
水曜日の米国市場は大きく下落しましたので、収益も大幅に下がりました。
まあ、まだ30%を維持しているのか、と感心したくらいですが、これで直近最も収益が乗った日が50%の一歩手前だったので、約20%の下落をしたことになります。
主要株価指数はまだ10%も下落していないのですが、円高になっていること、レバレッジ型のファンドの下落、これらが相まって、私の場合、約20%の下落をしています。
じゃ、この状況下で利確をしてしまうのか?
レバレッジ型を売却してしまうのか?
そんなことをしても意味が無いと思っています。
その理由は、結局、現金に戻しても、次の買い場を探るだけだからです。
買い場を探るってことで、もっと下がって欲しいと願うことになります。
結局、そんなことをしても、下がらずに上がっていて、急いで再度ポジション取りをすることになるだけなので、意味がないと思っています。
それに、再購入した場合には、利益はもう一度ゼロからスタートになりますから、含み益バリアももう一度スタートってことになります。
そんな高ストレスなことをするくらいなら、このまま放置した方が良くないでしょうか?
私は、このままホールドの方がストレスは少ないと思っています。
■市場の未来は読めないから
昨日の株式市場は残り1時間が弱かったので、少し気にはなっています。
まだハイテク銘柄には資金が返ってこないのかな?って思っているのです。
けれども、これも、それも、全てはPCEデフレーター次第です。
今日の日本時間21時半の発表で決まります。
株価が戻るのか、FANG+銘柄も戻っていくのか、それとも、逆にもう一段下げるのか、ビックテックだけが下げるのか、生活必需品やヘルスケアセクターだけが上がるのか、これは誰にも分かりません。
加えて、ドル円がどうなるのかも分からないです。
今は、G7の会合をしているので、この発言にも影響を受けていると思っています。
このまま円高に向かうのか、それとも、一旦円安に戻すのか、来週の金利決定会合に向けて、どのような姿勢でFXは挑むのか、これらも誰にも分かりません。
昔から、株やFXはマネーゲームと言われますが、これは本当にそうだと思います。
ただ、ゲームに巻き込まれるのではなく、自分のスタイルをきちんと確立して、それを貫けば、マネーゲームに翻弄される必要もないと思います。
どうせ、落ちつくところに落ち着くんですから。
もし、将来的に株式市場が上昇しないと思うのなら即売れば良いですし、将来的には市場は右肩上がりで上がっていくと思うのであればホールドすれば良いだけの話です。
複雑に考えずにシンプルに考える方が良いと思っています。