米国市場が混乱しています。
昨日の米国株は、マイクロンの決算を受けて、プレは絶好調でした。
日本市場中の先物ではかなり上昇しており、NASDAQ100を筆頭に上がっていました。
けれども、米国市場が開くと、やはり寄高状態になり、徐々に上昇幅を縮小していき、一瞬前日の終値を下回る時がありました。
それでも、引けにかけては上昇幅の半分くらいは取り戻し、なんとはプラスで終わったような感じになっています。
なぜこのような状態になってしまったのか。
いくつか要因があるみたいで、スーパーマイクロコンピューターが当局調査を受ける可能性が高いという報道、GDP改定値が良過ぎたという点からの金利がもしかしたら下げられないのかもしれないという懸念、これらが下げ要因の大きな理由だと思われます。
結局、マイクロンの決算のプラス要因に対して、マイナス要因で相殺した形となり、1日の値動きが右往左往した感じになりました。
こればかりは仕方ないですね。
今は株価がスルスルと上がっており、S&P500は最高値更新していますから、そのような雰囲気になってもおかしくありません。
これまで下落から回復している最中だったので、やれやれ売りが出てもおかしくないですし、天井と考える人もいるでしょうし、ヒンデンブルグオーメンが点灯して半月で警戒している人もいるでしょう。
なので、今の相場の状況で、様々なニュースを材料に上下を繰り返すのは普通のことだと思います。
このような時に大切なのは、相場に惑わされない事、そして、チャートと出来高をきちんと確認しておくことだと思います。
出来高さえきちんと出ていれば上昇には意味がありますし、下落の方の出来高が大きければそれは機関が売り出しているサインになります。
長期投資でバイアンドホールドしている人は持ち続けることに注力しているわけですから、そこは心を平穏にするために、しっかりと確認していく必要があると思っています。
決して、スイングトレードをするための準備ではないということです。
■FANG+の調子がすこぶる悪い
投資信託の収益は相変わらず上昇を継続しています。
爆上げは最近ないですが、少しずつ、確実に上昇しています。
やはり気になるところといえば、FANG+ですね。
これまでの傾向では、指数が上昇しているときは、FANG+>NASDAQ100>S&P500という上昇率になっていたのですが、最近は、FANG+だけがマイナスという時や、S&P500よりも上昇率が低いってこともあります。
FANG+はリスクを取る分、リターンを取るファンドなので、それに魅力されて投資をしている人が多いと思います。
このような状況になると、リスクだけが目立ってしまいますね。
原因は単純明快で、最近銘柄入替で新規に入った銘柄が下げているんです。
おそらく、FANG+に採用されるという情報が漏れていたんだと思います。
それにより、株価が上昇し、いまは利確の状態なんだと思っています。
なので、それが一服すれば、そろそろ良いパフォーマンスが出てくると思いますね。
■今日は注目のPCEデフレーター
今日は大注目のPCEデフレーターが発表されます。
この指数はFRBが最も注視している指標なので、これでインフレを判断し、次の利下げの幅を決めることになってくると思われます。
間違っても上昇しないことを願うまでです。
下がっていることが、インフレ退治できていることを示すことになりますからね。
あとは月末に近づき、今日は週末なので、利確勢が出てくる日でもあります。
アノマリー的にヤバい9月が間もなく終わりますし、意外と下げなかった9月で終わるのか、やっぱり下げる9月なのか、それはここから2日間の相場で決まりますね。
いずれにしても、今日のPCEデフレーターが鍵を握っているのは間違いないと思います。
私は変わらず、淡々と新NISAの積立は継続し、今は高いのでスポット買いは様子見を続けます。
売る時期かな?とも思うことがありますが、今は売る時ではないかな?とも思いながら、ちょっと悩む時でもありますかね。