定期テストの勉強法が分かっていない人が多いみたいで、一番大切なことはワーク1周目をどれだけ早く終わらせるかにかかっています。
中間テストは5教科なので、最悪、何とかなりますが、期末テストや学年末テストは副教科も入れた9教科なので、1周目が終わったタイミングがテスト数日前だとダメですね。
その辺りは、自分の1日の勉強量や問題を解くスピード、あとはテスト範囲からの量を見ながらケースバイケースで考える必要があります。
ワークをやるのは基本的には5教科で、副教科に関しては学校のノートやプリントである場合がほとんどです。
なので、5教科のワークの1周目を早く終える必要があるということです。
とは言っても、ワーク類を何冊するかによっても、かかる時間が変わるんですけどね。
もし評定5を狙っているのなら、90点は必要なので3冊はやる必要がありますし、評定4であれば、75~80点台でOKなので、2冊くらいでも行けると思います。
この辺りは目標によっても違いますが、テストの実施日程は決まっているので、それに間に合うように早めるしかないということです。
■主要5教科のワークは3冊用意したい
そもそも、定期テストの準備で、5教科は各教科3冊を3周やるというのが基本中の基本なのですが、これすらできていない人が多いみたいです。
1周しかしないという人も大勢いますが、そもそも3冊も準備していないという人も多いようです。
通塾していれば、塾から1冊か2冊は配布されるので、学校のワークと合わせて2~3冊はできると思いますが、塾なしの人は市販のワークを買わないといけません。
最低でも2冊、できれば3冊、可能であれば4冊準備はしたいところです。
レベル帯はそれほど上げなくても良いので、標準的な問題集になると思います。
似ている問題集になってしまうのですが、定期テストはミスが許されません。
評定5を確実に取るには、90点以上が必須なので、様々な問題集を複数回解いて、頭に基礎基本を叩き込まないと話にならないからです。
まずこれができていないといけないのですが、これすらできていない人が多いようです。
あり得ないのが、テスト前日に初見問題を解いているということです。
学校に提出するワークの場合は宿題になっていることが多いので、やるのは仕方ないですが、前日にやっているというと最悪ですね。
前日に初見問題をやるようなスピードだと全然遅すぎます。
■ワーク1周目を終わらせるタイミングは
一周目は遅くてもテスト4日前に終らせないといけません。
その後、2日間で間違った問題だけの2周目をやって、前日には全て見直しをして本番に臨む。
これが基本ではありますが、期末テストや学年末テストだとそうは簡単にいきません。
副教科の勉強がありますから、副教科のための時間を取る必要があります。
副教科って4教科のようで、実は5教科あるんすよね。
技術家庭って1教科のテストになっていますが、内容としては2教科分です。
なので、副教科も5教科の勉強をしなければなりません。
また、暗記中心の勉強なので、1日1~2教科というように、きちんと時間を確保しなければ覚えられないです。
5教科分あるので、最低でも3日はとらないといけません。
したがって、先ほどの主要5教科のワーク類は一週間前くらいには終わっておかないといけないというのが分かると思います。
■スケジュール感は塾の先生に頼っても無駄
そして、以前の記事でも書きましたが、特に今の時期の学年末テストは本当に範囲が広いです。
下手したら2学期の期末テストから3ヶ月分の範囲なので、他の定期テストよりも範囲が広いです。
さらに1年間の総合問題も出されるとなると、勉強範囲が半端なく広くなります。
本来なら、いつ模試テストを受けても良いように、日頃から中学範囲の学習はある程度復習しておいた方がよいのですが、定期テスト前しか勉強しない人は、仕方ないので範囲学習をするしかないです。
これらのことを考えると、どれだけ早く勉強を開始しても早すぎるってことがないことが分かると思います。
このような感覚を中学生に持ってもらうというのは難しいです。
したがって、塾の先生や親がアドバイスをする必要があるのですが、基本的に塾の先生はそのようなアドバイスをしません。
というのは、生徒一人一人へ寄り添っている時間なんてないからです。
生徒によっては天才肌の人もいれば、努力が必要な人もいるからです。
なので、親がしっかりとサポートして上げる必要があります。
定期テストで高得点を取るための大切な心構えでした。
子どもって安易な方に流れる傾向があるので(大人も同じですが)、親がしっかりとフォローして上げる必要があります。
後から焦らなくても良いように、いましっかりと取り組むことで、希望を叶えやすくなるのは間違いないと思います。
早期に取り組まなければ、後悔するだけですね。