この前の記事で、私が考える将来的なポートフォリオを紹介しました。
ポートフォリオ解析するとインデックスの比率が低いことが判明
紹介しながらも、どうも、このポートフォリオが良いのか?どうなのか?分からなくなって、ポートフォリオ解析をしました。
インデックスと非インデックスの割合を計算してみました。
非インデックスには、アクティブファンド、米国ETF(ここではHDVのみ)、個別株が含まれます。
そして、持株会は積立貯金と思っているので、どちらにも入れずに分けました。
結果が下記のとおりです。
- インデックス 36%
- 非インデックス 54%
- 持株会 10%
インデックスと非インデックスの比率が悪すぎます。非インデックスの割合が高すぎることが分かりました。
米国株、日本株、その他のグローバル株の比率も確認しました。
- 米国株 56%
- グローバル株 14%
- 日本株(持株会含む) 30%
世界経済はアメリカが引っ張っているので、米国が50%超えになっているのは、それほど気になりませんが、グローバル株が14%は低すぎるような。
かといって、日本株30%というのは持株会の10%が含まれているのと、ひふみ投信へは期待しているので、日本株の比率が下がりません。
ひふみ投信は米国株も組み込みましたが、とりあえずは10%を限度にと言っていましたので、10%は米国株に、90%は日本株に割り当てました。
セゾン資産形成の達人ファンドも日本株が含まれていますが、過去データを基に17%を日本株に割り当てました。
ポートフォリオの見直し
グローバル株を上げるには、米国株をグローバルに変えるしかありません。
インデックスファンドのSPDR500よりも、非インデックスの米国ETFの比率を下げる方が良いと判断しました。
インデックスを増やし、グローバル株を増やすには、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」と「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」の割合を増やすのが良いと判断しました。
さて、これらの見直しから、ポートフォリオを再構築した結果が下記のとおりです。
インデックスと非インデックスの比率は、下記のとおりです。
- インデックス 46%
- 非インデックス 44%
- 持株会 10%
米国株、グローバル株、日本株の比率は、下記のとおりとなりました。
- 米国株 50%
- グローバル株 20%
- 日本株(持株会含む) 30%
ちょうど米国株が半分の50%です。日本株の比率が30%で下がらないので、グローバル株は20%となりました。
なんだか、きれいな比率になったので少し驚いています。
eMAXIS Slim 新興国株式インデックスは、前回は5%の比率でしたが、10%に上げています。
新興国の割合は非常に悩ましいところです。成長性に期待したいのはありますが、やはり成長の罠が怖いのもあります。
5%は低すぎる気がしていましたが、20%まで上げる勇気はありません。
まあ、10%前後に収めるのが良いのかな?とい判断ですが、セゾン資産形成の達人ファンドが10%あり、この中でも(比率は低いと思いますが)新興国に割り当てられていると思います。
<17/9/20追記>
ゼゾン資産形成の達人ファンドを確認すると、新興国株が11.4%含まれていましたので、見直したポートフォリオの約11%が新興国株になります。
新興国株の割合や先進国株(米国・日本除く)は、どのくらいの割合が心地良いのかな?
新興国株を10%として、表をまとめ直した結果が下記のとおりです。
- 米国株 50%
- 先進国株(米国・日本除く) 10%
- 新興国株 10%
- 日本株(持株会含む) 30%
以前、ある記事で、インデックスファンドで運用している人のポートフォリオの紹介をしていましたが、新興国株式は20%~30%でした。
ポートフォリオ内に債券を含めるか含めないかで、新興国への投資のリスク許容度は変わってくると思いますが、オール株式運用で30%も新興国を組み入れている人は凄いなと感心したのを覚えています。
ぱっと見たら、先進国(米国・日本除く)が10%というのが、比率がが低いような感じもしますが、米国抜きで先進国に期待できる国もそんなにありませんので、この程度かと思います。
もう少しデータを見て、ポートフォリオを見直すかもしれませんが、現時点ではこれでOKです。
最後に、このポートフォリオを構成する銘柄と比率を、まとめとして挙げておきます。
- HDV:米国高配当株ETF 10%
- SPDR500(東証1557):S&P500 16%
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 20%
- eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 10%
- ひふみ投信 20%
- セゾン資産形成の達人ファンド 10%
- 個別株:ワンタップバイ(KO、PFE、PG、XOM) 4%
- 持株会 10%
これで終われる気がしないね。ポートフォリオを見なせる機会はいくらでもあるので、考えが変わったら見直します。