米国株の上昇する材料不足になっています。
今月はFOMCでの利下げが最も大きいニュースとなっていて、その後、なかなか上昇のきっかけになるニュースが不足しているように感じます。
市場解説しているユーチューバーなんか、今が天井説を言い出す始末で、何を信じたら良いのか?って話になるんですが、私のこれまでの経験上、このような時は誰の話も信じてはいけないです。
今だけでなく、いつも信じる必要はないのですが、このような相場が迷っている状況では特に信じてはいけません。
なぜなら、下手に動いたら、それこそ失敗する恐れがあるからです。
そもそも、ニュース記事を書くようなアナリストであったとしても、単なるユーチューバーであったとしても、基本的には信じてはいけません。
ポジショントークで話していますし、もしかすると、逆張りしていて、周りの人を騙している可能性だってあるわけです。
人を性善説で信じていたら、投資の世界ではいいカモになってしまいます。
相手を疑えとまでは言いませんが、投資の世界では自己責任が当たり前ですから、買うのも売るのも自分で考えなければならないです。
ですから、ニュースを見るのは良いですが、それを解説している内容までは信じる必要はないので、事実だけを確認すれば良いということになります。
そうなると、もう情報を取る必要が無くなるのでは?という話になるのですが、それもある意味正解であり、積立投資を設定して、何も特別な売買しないのであれば、基本的にニュースを無視しても構わないです。
その方が変な動揺もしなくなりますし、狼狽もしなくなります。
ここが天井なら売っておこうかな?という考えも発生しないです。
だから、積立設定のみしておいて、あとは放置というのも良い選択なのかもしれません。
けれども、注意があるとすれば、それはトップニュースになるような暴落時に耐性が無いってことですね。
常に相場を見ている人は、小さな下落や大きなげらく、ニュースの見方やチャートの捉え方をある程度勉強しているので、少し大きめの下落やトップニュースになるような暴落が来ても、何とか耐えることができます。
耐えることができても、それでも少しは動揺することはあります。
なので、日々の値動きやニュースに耐性がない人は、ちょっとその部分が不安ですね。
相場の向き合い方、ニュースの見方、情報の取り方、アナリストやユーチューバーとの付き合い方はきちんと精査した方が良いってことです。
■徐々に上昇している日々は要注意
投資信託の収益を毎日載せていますが、最近は徐々に上昇している感じが続いています。
1%以上の上昇は見られませんが、コンマ数%程度の上昇が繰り返されているような感じです。
このような時って少し危険なんですよね。
徐々に上昇している時って、持たざるリスクが湧き出てくる時です。
相場って、徐々に上昇が何日も続くけれど、下落する時は一気に下げる傾向があります。
上昇と下落の日って50:50ではなく、上昇の日が多いのですが、下落の方が幅が大きいことが多いです。
そして、大きな下落の後に大きな上昇を引き起こすことも多いので、持たざるリスクと大きな下落時の対応、これらが上場時に気にするべき内容になってくると考えています。
■今日は重要経済指標が相次ぐ日
今日の米国相場は注目ですね。
月末のPCEデフレーターの前夜祭としてのコアPCEや、新規失業保険申請件数、GDPなどが発表されます。
あまりにも発表される経済指標が多いので、一つでもミスがあるとそれに付け込む恐れもあるのですが、リスクオンの場合だと、ちょっとしたミスも帳消しにするような解釈をする場合もあるので、今日の指標発表後のプレの動きというのは注目だと思っています。
加えて、マイクロンの決算発表が良好だったことが半導体セクターの追い風になっているようで、それに伴い、NASDAQ100の先物も好調になっています。
このまま相場に突入すれば、今日は期待できるのですが、そんな簡単な話ではないのが市場の取引です。
経済指標も気になるところですし、いくら時間外取引で好調でも、実際の取引では戻されるってことは十分に考えられるので、ここは狼狽しないで相場を見守りたいと思います。
私の場合、時間外の指数で動く日本市場で売買するレバナスETFを持っているのですが、今日は様子見で待っています。
このまま相場を見守って、明日は爆上げで喜びたいですね!