SNSでコメント質問を受けたことに対して返答したいと思います。
最近、私はPostPrimeというSNSを使っています。
ユーチューバーの高橋ダンさんが創設者で、投資や運用に関する投稿が多いのですが、最近はそれ以外の分野も情報発信がされています。
私は、投資という括りで、資産投資と教育投資に関して発信しています。
マネー投資はこのSNSには専門家が多いので、それらの方に詳細な解説は譲って、私は子育ての教育関係について主に発信しています。
英語教育に関しても、自身の経験談を基にしたアドバイスなども発信しています。
もし興味のある方は、GoogleでPostPrimeと検索してもらうか、アプリをダウンロードしてもらえれば、すぐにログイン可能です。
Google、Apple、Facebook、Twitterのアカウントを持っていれば、それと連携しているようなので、ログインに関しては苦労ないです。
今回、そこでの教育関係投稿に対するコメントで、「高校進学で、公立トップ校を目指されていますが、私立は考えられていないのか?」という内容がありましたので、これについてお答えしてみようかと思います。
■偏差値の高い高校に進学する理由は「雰囲気」
まず前提として、親目線の私としては、高校のレベル(偏差値ランク)には興味がありません。
大学受験に向けてしっかりと勉強ができる環境であれば、公立でも私立でもどちらでも良いと思っております。
ただ、公立と私立では少し違った点があるのは確かなので、それらを総合的に考えると、公立の方が良いかなと思っています。
その点について書いていこうかと思います。
その前に、基本としては、地域トップ校が希望になります。
その理由は「雰囲気」です。
学習に対したり、受験に対したりの雰囲気が、トップ校とそれ以外の高校では全く違ってきます。
目標大学にみんなで向かうことができるか、鼻で笑われるのかというのは大きな違いであり、難関大学を目指している娘の身としては、トップ校に行く方が雰囲気は良いと思っています。
その上で、公立と私立の違いを考えていきます。
■支援金制度を利用しても「学費面」は公立優位
まず1つ目が、「学費面」です。
現状では、高校就学支援金制度というものがありますので、私立でも授業料などが補助されるようになり、公立とさほど差が無い程度で通えるようになりました。
その点は有難いことではありますが、それでも、私立の学費は公立よりも高くなります。
それは全額支援してくれるわけではないからです。
また年収や所得によっても支援金が受けられるかどうかも微妙なので、私の感覚では支援金が微妙であるなら、いっそのこと公立のトップ校を狙って欲しいと思っています。
私立高校に通うことで必要な費用は、塾などの費用に充てた方が合理的だと考えているのが大きな理由です。
学校だけで大学受験の準備をするのは相当難しいので、それであれば塾などには通わせてあげたいなと思っています。
■私立の「自称進」には注意が必要
2つ目が、私立あるあるの「自称進」です。
本当のトップ私立ではしっかりと先取りのカリキュラムもあり、各人が自分で学習スケジュールを組めるような授業時間にしてくれているようですが、中途半端な自称進学校に通ってしまうと、合格実績が欲しいがゆえに、無駄な補習授業や宿題が多くなるそうです。
それで目的の大学に進学できればそれでも良いのですが、結局、目的より下の大学になるのなら、自分の時間は自分でコントロールできる公立高校の方が合理的だと考えています。
私立に行くのなら本当にトップ校に行くべきであり、一つでもランクが落ちるのであれば、公立に行った方が総合的には対策しやすいと思っています。
学校までの通学時間なども考慮しなければならないこともあります。
通学時間が異様に長いのであれば、近い学校に通った方が勉強の効率が良いです。
これは、地域の中学校に通って、かつ、通塾している感覚から、本当にそう思うようになりました。
■中学受験組の中だるみの「当て馬」にだけは勘弁
3つ目は、中学受験組の「当て馬」疑惑です。
難関大学への進学を考えるなら、もっとも都合が良いのは中学受験組が6年間カリキュラムで大学受験に備えることです。
特に数学と英語はその傾向にあるので、高校受験組は高校受験分だけ損をすることになります。
それでも、私立の進学校が高校受験組を取る理由、それは中学受験組に喝を入れたいという理由があるからだと思っています。
6年間の中だるみ期間となる中3~高1の時期に、高校受験組が入ってくることで、受験勉強をした仲間によって刺激をもらうという狙いです。
中学受験組の当て馬にされるという疑いがあるので、私はあまり好きではありません。
■映像授業や勉強管理塾が流行っている
これら3つが大きな理由ですが、さらに、公立高校で良いと思っている根本的な理由は、映像授業が豊富になってきたことと、勉強管理塾が増えてきたということです。
今では、日本中どこでも塾トップ講師の講義を受けることができます。
安価ではスタディサプリですし、高価だと東進衛星や河合塾マナビスなどがあります。
なので、必ずしも学校の授業が必須というわけではないということです。
もちろん時間の無駄なので学校の授業が早いカリキュラムであれば有利なのですが、一部の私立でないと難しそうですし、高校受験組だと別クラスになる可能性もあります。
これらを全て考えると、公立トップ校に進学することが総合的に受験を優位に進められると考えている訳です。